オイベッサン 1967年 山梨県 1月20日のエビスショウガツはオイベッサンが出稼ぎに行く日。オイベッサンを神棚から出して朝御馳走とお金を供える。
類似事例 |
|
エビスサマ 1979年 山梨県 1月と11月の年2回、エビス様に山盛りにもったオコワ(赤飯)や、アズキメシ・ケンチョン汁(ケンチン汁)・頭つきの魚を供える。1月を朝エビスといい、「エビス様がかせぎに行ってくる」といって、空の財布や1万円を供える家もある。この日、掃除をすると金がはかれるといってごみをためておいた家もある。
類似事例 |
|
トシガミサマ 1969年 埼玉県 年神様は元旦に来るので主人が元旦の朝、オカザリを飾った所へ主人がオソナエを供える。また、年神様は卯の日に帰るのでオソナエは卯の日まで供えておいて20日に雑煮にして食べる。
類似事例 |
|
オシラサマ 1965年 岩手県 ある家で祀っているのオシラサマは二対いる。一対は文字だけ、もう一対は目鼻口と髪が墨で書いてある。旧正月の16日に布をかぶせる。肉を食べたいので他所の家に移したが、オシラサマが「食べてもよいから置いてくれ」と言ったので、家に戻した。
類似事例 |
|
オシラサマ 1963年 山梨県 おしら様は女の神で、2月の初午に白い馬に乗ってくるという。
類似事例 |
|
ホトケサマ 1982年 新潟県 彼岸の中日には仏様が寺参りに出かけるので、肉や魚を食べてもよい日だといい、アケの朝には、仏様があの世へ帰られるので、夕飯には必ず魚を食べ、途中で戻った仏様が戸口で家人の口を嗅ぎ、生臭いので安心して帰られるという。
類似事例 |
|
タノカミ 1984年 福井県 12月5日は田の神を送る日で、2月5日が、天から降臨する日だといわれている。そのために御神酒、焼きモチとホナガラ(干しワラビ)をゆでて味付けして、キナコをふりかけたものを稲穂に見立てて供えるという。
類似事例 |
|
コトサマ,ヤクシン 1982年 新潟県 2月9日をコトマツリといって、朝早く主人が家の入口にまく灰を福灰とよぶ。これを目当てにコトサマが厄神除けや屋敷どりのためにおりてくるといわれている。
類似事例 |
|
オエビスサン 1988年 群馬県 1月20日と11月20日はオエベツ(ス)さんで、二十日エビス・エビス講などという。オエビスさんは富貴な人で、正月20日の朝早くに稼ぎに出かけて、11月20日の夜に帰ってくるので、二十日正月の朝は朝エビスといい、小豆御飯、尾頭付きの魚、お吸い物、煮しめを床の間にあげ、小遣いをくれてやるといってお金をあげて送り出す。11月20日はエビスさまが働いて帰ってきた日で夕エビスという。
類似事例 |
|
オシラサマ,カイコ 1962年 山梨県 おしら様はおかいこ神様で、女の神。2月の初午の日に白い馬に乗ってやってくる。
類似事例 |
|
ヤマノカミサマ 1938年 秋田県 夏は田の神だった神が、冬には山の神みなると信じられている。山の神は女の形をしていて、オコジ(虎魚)が好物である。お産の神でもあり、難産のときには山に迎えに行く。山の神は産火を嫌うので、お産があった家族は1週間山には入らない。
類似事例 |
|
オミシャケサン 1956年 山梨県 耕念寺の下手にある家の婆様がある夜馬に餌をやろうと、アラ麦を煮て糠を混ぜたものを持って厩へ行き、フネの中に入れようとすると、船の中に何かいて、毛皮のようなものに手が触れた。婆様がその事を爺様に話すと、爺様は「それはオミシャケサンだ、そっとしておけ」と言った。多分婆様が去った後に再び現れてフネの馬の餌を召しあがるのだろうという。
類似事例 |
|
ミカリバアサマ 1977年 神奈川県 2月の年越しの日には、ゴマメの頭と大豆の殻をヒイラギの枝に結んで、大戸口にさしておく。この日にはミカリバアサマが通るというので、目籠を屋根へ放り投げる。
類似事例 |
|
ビンボウガミ 1957年 新潟県 1月2日にミヅクサとヌルデを山から迎え、15日に燃やして粥を煮る。昔貧乏な親爺が生木を燃していると、天井にいた貧乏神が燻されたのに怒って「親爺何が嫌いだ」と言う。「俺は金に困っている」と答えると、貧乏神は千両箱を三つ投げつけて帰っていった。それからこの行事をするようになった。
類似事例 |
|
コウシン,ハッピャクビクニ 1963年 新潟県 ある家の主人がオカノエ講に出た際、やどの主人が人間に似たものを料理しているのを見たので、誰も料理を食べなかった。家に帰ると着物の袖から肉が出て来て、娘が食べたところ800年生きた。やどの主人は庚申さんだという。
類似事例 |
|
ムケノサクジツ 1956年 宮城県 6月1日をむけの朔日といい、正月の餅に蚤の船(ウマノスカンボ-たでのことか?-の実と葉)を添えて神前に供える。この前夜、蚤の船を座敷に撒き、翌朝川に流すが、これは蚤退治のためだという。
類似事例 |
|
サイノカミサン,エビス 1961年 鳥取県 12月15日はサイノカミサンで、藁で作った馬をサイノカミを持っていって、そこでそのシッポを焼く。サイノカミサンは貧乏神だといわれ、エビスに金を借りて返せなくなったため、シッポを焼くという。
類似事例 |
|
ヤクビョウガミ 1982年 新潟県 2月8日と12月8日には、疫病神を防ぐためにオハギ3個を三本股の枝にさして戸口に出す。ソバ殻、籾灰などを入口の小路にまく。
類似事例 |
|
ヒトツメコゾウ 1977年 神奈川県 一つ目小僧がくるといって、2月8日には、ヒイラギに魚の頭をつけて戸口にさしておいた。
類似事例 |
|
オボノカミサン 1982年 神奈川県 オボノカミサンは「なんとはなしにそこにいらっしゃる」と言われている。それで床の間や戸棚に飯を供えている。
類似事例 |
|