オテントウサマ,(ゾクシン) 1957年 東京都 お天道様は朝縄を伝って昇り、夜藤を伝って落ちる。そのため、「朝縄、夜藤」と言って、朝縄、夜藤を燃やすものではないといわれていた。
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アサフジユウナワ 1956年 宮城県 朝に藤を燃やすと、その日一日不自由な目にあう。また、夜に縄を火にくべるのは自分の縄(名は)をくべることになるので、他の縄をくべるのだという。
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アマゴイ 1954年 大阪府 地蔵の石像を縄で括って池に放り込むと雨が降るという。雨が降って地蔵を引き上げる際は、縄を括った人がほどかないとその人は死ぬという。
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アマゴイ 1965年 岩手県 雨が降らず水不足のときは、丘の上や山の頂から火を焚いて煙を天に上げると、数日中に雨が降るという。
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アマゴイ 1974年 滋賀県 村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
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ノウシンマツリ 1965年 岩手県 三月十六日、山の神様が山に帰り、代わりに農神様が里に降り、農業を保護してくださるので、各戸が朝早く起床して火をたく。煙を空高くあげると吉事がおこるという。
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キツネノヨメイリ 1973年 鳥取県 火が点々と見えるのや、日が照っているのに雨が降るのは、狐の嫁入り。
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テングサマ 1947年 山梨県 夜網を打とうと淵に行ったが真っ暗になって雨が激しく降ってきたので何も出来ずに道に上がるとそこは美しい星空で雨の降る気配は全く無かった。天狗様の仕業という。
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リュウ 1968年 千葉県 竜光山に住んでいた竜神の霊力によって雨を降らせる。竜頭の三匹獅子が腰鼓を打ち鳴らして舞うと、仲間が呼んでいると錯覚して竜が出現天に昇る。そのとき、雷鳴が轟き、にわかに曇り、雨が降るのだという。
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イソテング 1956年 海辺で、木の下に魚を積んでおくと、磯天狗が磯で火を焚いてみせる。
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ライジュウ,テンビ 1937年 秋田県 落雷した時、火柱が立ち、雷獣が木をかけ上る。この落雷を特に天火ともいう。
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テング 1991年 香川県 天狗が飛んでいる時に下駄を谷に落としてウブの岩に当たり2つに割れてしまったという。また、竜王を祀って雨乞いの祭りをすると白雲がかかりその雲を伝って天狗がやって来て、松の木に天狗が腰掛けると雨が降るという。
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ニジ 1956年 宮城県 夕方の虹は翌日晴れ、朝の虹はやがて雨が降るという。また、虹が川を渡ると雨、山をまたぐと晴れになるという。短い虹が虚空蔵山の上に現れると大荒れになるなどの俗信がある。
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テング 1941年 愛媛県 早乙女が久保田の天狗嶽に向って歌っていたら、天狗がやってきてその歌を真似ようとしたが、早乙女の方が上手で、天狗が負けた。それ以来、そこで田植えをすると必ず雨が降るという。
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(ゾクシン) 1984年 山梨県 さまざまな俗信。烏が水浴びをしているとヒゴト(火事)が起きる。川原やがけっぷちにいる小鳥がミノカサホシイ、ミノカサホシイと鳴くと必ず雨が降る。
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クゴウブチ 1957年 愛知県 九合渕は弁天様が上がったところで、渕に石などを投げて汚すと雨が降り、投げた人の家はものすごく荒らされる。川上で洗い物をしたり、木材などが流れ入っても雨になる。
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(ゾクシン) 2002年 香川県 オハケの竹を立てると、神様がそれを伝って降りてくるといわれている。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 猫が草を食べると雨。馬がいななくのは晴れ。川魚が良く釣れるとやがて雨が降る。燕が低く飛ぶと雨。朝、鳶が舞うのは雨。宵のうちにふくろうが鳴くと雨。うなった畑にくものアジ(巣)が一面にかかっていると晴れが続く。蟻が卵を忙しく運ぶと雨。夜に蝿が出ると雨。ぶよが群れていると雨。
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リュウジン 1973年 神奈川県 雨乞いには、法印様を先頭にして雨乞岳に登り祈願をし、帰りに黒滝に木の枝を投げ込む。すると竜神が怒って雨を降らすという。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 天気雨は人死が出る。鼠が神棚の注連縄をかじると火事になる。ノボリヘビ(山道を登る方向に進んでいる蛇)は吉、特にヤマカガシのそれは大吉、その年に初めて見る蛇をハツヘビといい、対面するように出会うと一年運が良く、同方向に出会うとよくない。また初夢が青大将で、しかも蛙を飲んでいる夢なら、その年は食うに困らない。からすが柿の木で鳴くと付近の家で不幸がある。朝蜘は恵比寿様にあげる。夜ぐもは泥「仇を取りにやってきたのだから、親と見えても殺せ」という。
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