(ゾクシン) 1969年 岐阜県 虹に関する俗信。虹が川をまたぐとよい。夕方の虹はよく、朝の虹は悪い。虹の下をくぐり抜けられたら財産がふえる。
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アサヤケ,ユウヤケ 1956年 宮城県 夕焼けは翌日晴れる。朝焼けは天気が変わり、午後に雨が降り、または時雨れるなど俗信がある。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 東の空に対し、西の空が曇ると風になるという。秋の曇った日にきじが鳴くと、夕方に必ず雨が降るという。西の風が吹くと、風になるという。蛙が鳴くと、雨が降るという。海岸の山に雲がかかると雨が降るという。池や川から虹が立つと、雨が降るという。フクロウがフルツククウと鳴くと、雨が降るという。山から虹が立つと晴れるという、など。天候に関する俗信。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 夕方に西底の空が曇ると雨が近いという。雲のが多い日に、中島本島の山頂に雲がかかると雨だという。島が近くに見えるときは雨だという。朝虹は一日の洪水だという。朝虹は大雨の前触れだという。秋の夕焼けは晴天だという。夏の夕焼けは雨だという。風柱が立つと大風だという。イヨタロというが、入道雲が松山方面に出ると雨が降らないという、など。天候に関する俗信。
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ヘビ 1956年 長崎県 雨がやんだ後虹が山と川に立つと、蛇は天からその虹を伝わって降りてくる。その姿は恐ろしく、里人は見ることもできない。蛇は川の水を飲み干すと昇天し、やがてその水を飴として降らす。そのため、昔は蛇の祠を作っておいて祭っておいた。
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ダイジャ 1960年 三重県 村人たちは、虹が立つのは大蛇が淵や池の水を飲みに来ているのだと言っている。そして時雨が降るのは、大蛇が水を飲むときに小便をして行くからだと言っている。
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テンドウサマ(ゾクシン) 1964年 群馬県 朝に藤を燃やすと雨が降る。夜に縄を燃やすと雨が降る。天道様が朝、藤を伝って昇り、夕方縄を伝って下りるから。
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シゼン,キコウニカンスルゾクシン 1956年 宮城県 山鳴りすると風になる、遠方の山や里が近く見えると雨が降る、田束山(たつがねさん)がはっきり見えると雨などの俗信がある。
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(ゾクシン) 1974年 愛媛県 朝虹は川越ししてはいけないといわれている。夏のヨウズは川底が破れるといわれている。八月ヨウズは竹やぶが枯れるといわれている。朝虹、その日の洪水であるといわれている。土用に髪のびんが揺れると八月に首が飛ぶといわれている。春のヤマジ風は雨だといわれている。
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(ゾクシン) 1990年 山形県 天候に関する俗信。見附の先のクラミズというところに山桑を取りに上って雨が降り出すときにはあたりに妙なにおいが立ち込め、においがしないと雨が降らないといった。初午が早いと火早い、など。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 気象に関する俗信。最上川と朝日川の合流地点でゴーという大きな音がすると天気が悪くなる。朝日川の上流のほうで音がすると天気が良くなる。頭殿山に雲がかぶると雨が降る、など。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 猫が草を食べると雨。馬がいななくのは晴れ。川魚が良く釣れるとやがて雨が降る。燕が低く飛ぶと雨。朝、鳶が舞うのは雨。宵のうちにふくろうが鳴くと雨。うなった畑にくものアジ(巣)が一面にかかっていると晴れが続く。蟻が卵を忙しく運ぶと雨。夜に蝿が出ると雨。ぶよが群れていると雨。
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(テンキニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 茶屋の関をひらけば3、4日のうちに雨が降る。月石山に霧がかかれば雨。「夕ばとないたらあす天気、朝ばとないたら川越すな」ともいう。
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(タイヨウ,ヒノデナドノゾクシン) 1956年 宮城県 太陽が黒白半分に見える時は冷害で病気がはやるという。また、太陽の周りに輪が出れば天気は下り坂、または雨が降るなどの俗信がある。
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リュウ 1968年 千葉県 竜光山に住んでいた竜神の霊力によって雨を降らせる。竜頭の三匹獅子が腰鼓を打ち鳴らして舞うと、仲間が呼んでいると錯覚して竜が出現天に昇る。そのとき、雷鳴が轟き、にわかに曇り、雨が降るのだという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 気象に関する俗信。ボラが飛ぶと雨になるという。ウンカが米搗きをすると雨で、これは、小さな羽虫が集団で上下することをいう、など。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 近くで鳥が鳴くと、死人があるという。烏が神社の森で鳴くと、お産があるという。人魂が飛ぶと、その家の人が死ぬという。葬式があってから1週間以内に雨が降ると、また死人が出るという。柿がよくなると、流行り病が出るという。かぼちゃが豊作の年は、不幸なことがあるという。ほうき星が出ると、戦争があるという。扇を拾うと、良いことがあるという、など。予兆・前兆に関する俗信。
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オグラヤマ 1987年 長野県 この山に登ると雨が降るといわれる。日照りが続くと,村人が蓑を着て山に登り,神様から剣先を借りて来て川に沈めて雨乞いをした。剣先を返さないと大洪水になるといわれていたので,必ず返しに行った。
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(テンキニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 なべのつるが熱くなるとき、鳥が水浴びするとき、ねこが顔を洗うときは天気が悪くなる。岩ツバメがくると雪が降らなくなる。はとが鳴くと天気がよくなる。星が遠く見えるときはよい天気が続くが、多く見えるときは天気が変わる。風が川へ吹き込むと天気が変わる。たつみ風(東南からの風)が吹くと暴風雨になる。北雲で照れば100日照る。雲が南へ返せば寒くなる。月が出るとき・太陽の沈むときにかさをかぶると雨になる。雲の輪のなかに星が1つあれば翌日は雨、2つなら2日目、または2日以内に雨が降る。夜の雷と地震、あるいはかまの底のすすに火がついたり消えたりする「きつねの嫁入り」は雨になる前兆、ぶよが出ると天気が変わるともいう。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 十五夜と十三夜に関する俗信一束。十三夜に曇ると天下が乱れる、片月見はいけない、など。
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