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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キエズノヒ
1981年 広島県
弘法大師求聞持満座のところである求聞持堂では、開持の火が絶えることなく、修法の行が一日も欠けることがない。

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ダイシノトク,タイマツ
1975年 大阪府
河内国錦部郡天見村で弘法大師が霊場を開くための参詣をしていて、満願の日にこの村へ立ち寄った時、大師が炬火の木を土にさし、歌を詠んだ。すると、その炬火から根が生え、枝葉が年々茂って、ついには樹齢千年の大樹となったという。これは、大師の徳を現しているものだろう。
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エンマオウ,ジゾウボサツ
2001年 奈良県
金剛山寺(矢田寺)の満米上人は閻魔王の招請を受けて、閻魔王宮に赴いて菩薩戒を授けた。喜んだ閻魔王は満米を阿鼻地獄の見える岳上に案内して、鉄扉を開くと、そこには受苦の衆生と共に猛火の中にいる地蔵菩薩の姿があった。地蔵菩薩は満米に、「私は釈尊の付属を得て悪業の衆生を救うために炎の中にいるが、一毛の縁も無い者は救えない。人界に帰って苦を恐れる者は私に結縁するよう人々に伝えなさい」といった。
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〔コウチホウイン〕
1973年
広智法印はかつて高野山に登ろうと思って、ある土地に来た際に、飛瀑に紫雲が生じるのを見てここが浄土だと思って入定した。それから470年にわたって体はなんら損なわれることなく、いまもなお在るという。また、900年ほど前にも比叡山で伝教大師の弟子で広智という人がいたのは、この人のことだろう。
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コウボウダイシ
1958年 香川県
護摩山が鳴動して村人が恐怖していた時、弘法大師が一夜の庵をむすんで護摩をたき、山の鳴動を鎮めた。以来この場所を一夜庵という。
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ジョウグウタイシ
2002年 京都府
上宮太子(聖徳太子)の発願によって建立された、山城国の東山にある法観禅寺の仏舎利塔(八坂塔)は、治承年間や正応年間に火災に遭うが、太子の願力が非常に強いものなので、灰燼に帰することはないという。
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タイラノマサカド
2004年 滋賀県
将門調伏説話の一つ。尊意が延暦寺講堂で不動法を修すると,結願の奇瑞として火焔に将門の幻像が現れた。
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チョウヨ,カエル
1974年 大阪府
大坂の谷町筋八丁目にある願生寺の超誉は、名だたる念仏の導師であった。その彼が塩町に閑居の菴を建てたところ、庭の池にいる蛙の鳴き声があまりにうるさかったため、十念を捧げて鳴く事を止めさせた。彼の生涯のうちは蛙が鳴く事はなかったという。
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ガタロ
1991年 奈良県
ガタロが尻を吸うので困っていた。そこに弘法大師が来てたので、ガタロを祈り伏せてくれるように頼んだ。弘法大師は修行に来て廻り、それからはガタロが出なくなった。
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ツエ
1925年 和歌山県
高野の奥の院に、明遍杉がある。弘法大師が明遍菩提の大願が成就するか占った際、明遍の杖は繁茂し、杉になった。
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ロクブノレイ
1981年 宮崎県
旧士族10軒の家では今でも年3回輪番で一門講を開いている。それは昔、彼らの先祖が遍路の六部を殺したためであり、もし講を怠るとたちまち災いがあるという。
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ムジナ,コウボウダイシ
1959年 岩手県
狢の母から生まれた子供が泣き叫んだ。その声に耳をとめた弘法大師は鳴き声が尊い経の文句であるといって子供を引き取った。その子は後に無尽和尚になった。
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ダイジヤ,ヂネン,アカスイ
1983年 京都府
鑑真僧正が鞍馬山に分け入った折、雌雄の大蛇が前を遮った。そこで僧正が持念すると、1匹の蛇がたちまち滅した。もう1匹の蛇は、この山に用水を絶やすなと言って助けられた。それ以降、本堂の北にある閼伽水が湧き出て、どんな旱魃の時にも絶えることはなかったという。
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リュウトウ
1989年 石川県
総持寺には樹齢三百年の龍燈の松がある。昔蛍山禅師が寺内に鎮座する八大龍王のために毎年盂蘭盆会の間この松に龍燈を掲げたという。
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ヤマノテラドウウンジ
1956年 宮城県
弘仁年中(810~823)、慈覚大師が中興し、山ノ寺という。利府の阿久玉御前の子である田村麻呂が、少年時代に宝亀年中(770~781)に学問を学んだ寺。弘仁年中(810~824)慈覚大師が中興して山ノ寺という。享保年中(1716~1735)、輪王寺前住牷沓和尚が復興し、大伽藍となる。僧定恵が書いた輪が広がってそれだけの土地を貸すことになってしまった夫婦の話、女とその懸想した相手が大蛇となって人々を苦しめた顛末、などが伝わる。
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コウボウダイシ
1984年 山梨県
昔、弘法大師がやってきて座ったところから水が湧き出るようになった。それが今の糸ゆすぎ場の水が湧いているところである。
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リュウジョ
1970年 富山県
立山寺の大徹和尚が説法をしていた時、竜女が法を聞き、戒を授けられた。竜女はお礼として袈裟を奉納したといい、今も寺の宝物になっている。
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ヤクシニョライ
1939年 京都府
成就院の薬師堂に祈願をこめると、耳の遠い人が必ずよく聞こえるようになる。お陰をこうむった人は、お礼として穴の通った石に糸を通して差し上げねばならない。
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オニビ,アシオト,ハナシゴエ,ダイオンキョウ
1973年 愛知県
尾張高野山岩屋山奥之院は、今昔を問わず修行道場として多くの人が来る。行者はいずれも三日ないし七日間断食又は火のもの断ちして、毎夜十二時から一時にかけて樹木の生い茂る真っ暗がりの堂外の諸仏を巡拝するのだが、その時、大牛が道に横たわり前進を妨げたり、幾十もの鬼火が現れたりして行の邪魔をする。また、数十人の足音や話し声が聞こえたり、屋根に大石が落ちるような大音響などがして、修行の途中で逃げる者もいる。
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テング,タキ
1933年 大阪府
天狗の滝に建てられた妙見堂には、病気平癒の祈願を込めて滝に打たれる人々が多く訪れる。御利益もまた顕著であるという。
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コウボウダイシサマ
1983年 山梨県
弘法大師様がつょ(杖)をついたらとたんに水が湧いてきたので、弘法水という。
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