国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ガタロ
1991年 奈良県
ガタロが尻を吸うので困っていた。そこに弘法大師が来てたので、ガタロを祈り伏せてくれるように頼んだ。弘法大師は修行に来て廻り、それからはガタロが出なくなった。

類似事例(機械学習検索)

ガタロ
1988年 奈良県
滝上寺の裏の銚子の淵にガタロがいていたずらをした。あるとき、恵真和尚が便所に入ると、ガタロが冷たい手で尻を撫ぜたので、手を捕まえて放さなかった。ガタロは謝り、よく効く傷薬を教えて堪忍して貰った。この傷薬は明治の初め頃、滝上寺で売っていたという。
類似事例

コウボウサマ
1982年 東京都
水不足で困っていた時に弘法大師が来て、水の出る場所を4箇所教えていった。その後、物もらいの坊さんが「水を一杯くんで下さい」と言ったのを断ると、実はそれが弘法様で、怒って井戸の水を出ないようにしてしまった。
類似事例

ヌノヒキヤマノヘビ
1970年 福島県
昔、今の湖南町に雨ばかり降って稲が実らないことがあった。これは布引山の蛇が雨を降らせているということで弘法大師が山頂で何日も祈って蛇を穴へもどした。
類似事例

ヒル,コウボウダイシ
1987年 愛知県
昔、坊さんが矢梨の里を歩いていた。田植えのころで、村人は蛭に悩まされていた。坊さんが井戸はないかと尋ねるので村人が清水のわくところに案内した。坊さんが水を飲み甲掛けを洗っていると、その手に蛭が群がった。坊さんは経を唱えて杖を泉に浸してしばらくそのままでいたが、やがて杖を収め立ち去った。その後、蛭はいなくなり、村人はここを「甲掛け清水」「蛭封じ井戸」と呼んだ。坊さんは弘法大師だったという。
類似事例

ヘビ
1970年 福島県
高井原山を蛇が飲もうとしていたが、弘法大師が護摩をたいて追い出した。その蛇が福良のコエタ坂にのべっていた。殿様がそれを見苦しいといったら、穴に入って尻尾だけ出して死んでいた。そこを穴尾という。
類似事例

コウボウダイシ
1983年 東京都
弘法大師が乞食坊主になって托鉢しようと思ったが水1杯もくれない所があり、そういう所では水が出ないようにした。逆に水をなみなみとくれた所にはどんどん水が出るようにしたということである。
類似事例

コウボウダイシ
1967年 茨城県
昔、半兵衛の家に弘法大師がやって来て、おばあさんに1夜の宿をたのんだ。おばあさんは食べるものがないからと、断ったが、弘法大師が裏山のアクの強いワラビでいいからという。それを取ってくるとアクのないワラビになっており、この時から、このあたりのワラビにはアクがなくなった。
類似事例

オニ
1990年 静岡県
久保というところに鬼穴という穴があって鬼が棲んでいたのを、弘法大師が退治した。鬼とは山賊のことだったろう。
類似事例

ガワロ
1992年 宮崎県
山法師が知恵を働かせてがわろをうちまかしたので、以来がわろは子どもの尻をとらなくなった。
類似事例

キツネ,ニチレンシュウノソウリョ,イチッコ
1977年 神奈川県
キツネが憑いたときには、日蓮宗の僧侶がイチッコにキツネを降ろし、その要求を聞いてやった。そうするとキツネは落ちたという。
類似事例

ヒルコ,ノビル,コウボウダイシ
1956年 宮城県
弘法大師が滝ノ原入口に通りかかったとき、咽喉が渇いたので水を所望した。そのあたりは水の便が悪かったので、老婆は水を惜しんで「その辺のヒルコ(野蒜)でも食ったらよかんべ」といった。大師は、そうかといって行ってしまったが、それ以来、この家の畑は何を作ってもヒルコになって、それ以外の作物は育たなくなった。
類似事例

コウボウダイシ
1934年 秋田県
諸国を行脚していた弘法大師がのどが渇いたので、農家の女房に水を求めたが女房は断ってしまった。同じように村の者がみな断ったので、弘法大師の勘気に触れ、井戸を掘っても湧出しなくなった。
類似事例

タヌキ
1975年 愛知県
60年ほど前に、あるところに古い狸がいた。時々取り憑くので祠に祀ったが、あまり祀らなくなったので怒ってまた人に取り憑きはじめた。ある人がお産をし、ある晩、その尻を見た狸がこれに取り憑いた。その人はとても弱くなったので、皆で祈祷した。心経を千巻読むことにすると、30巻くらいで狸が「千巻くらいでは出て行かない」と言った。3日目に三千経ではどうかと言うと、「帰ってもいいが祀ってくれ」と言った。お祀りすると、病人は治ったという。
類似事例

ニナ
1980年 愛知県
南知多岩屋山奥の院玉川に棲む蜷は尻切れで尖りがない。これは昔、弘法大師が諸国を巡っている途中、岩屋の奥の院へ来られた時、蜷のお尻の尖りが草鞋にささりいやな思いをされた。その時お大師様が「諸人に迷惑をかけるでないぞ」と錫杖で蜷のお尻を一喝打ったところ、尖ったお尻が落ち、それ以来奥の院玉川に棲む蜷は、みな尻切れである。
類似事例

コウボウダイシ,カレヌミズ
1948年 兵庫県
田のゆぶしで疲れを取りつつ酒を飲んでいると弘法大師がきたので、仲間に入れて酒を振舞った。すると大師が「このゆを涸れないようにしてやる」といった。それいらい、水に困ることはなくなったという。
類似事例

ガワタロー
1991年 滋賀県
竹生島の奥に住んでいるガワタローが来て浜で若い衆と相撲を取っていたが、いつも若衆が尻を抜かれて負けていた。これを聞いた知恵者の五平は、尻に薬缶のふたをあてて浜に出てガワタローの来るのを待ち、相撲を取った。ガワタローはどうしてもどうしても五平の尻を抜くことができず、「おまえのケツはカナケツや」といって逃げ帰り、以後来なくなった。
類似事例

ゴトク,イヌ,コウボウダイシ
2001年 青森県
弘法大師が行脚していた頃、犬は3本足で、五徳は4本足で四徳と呼ばれていた。大師は動かない四徳の脚を、1本犬の脚にしてやった。犬は大層感謝し、その後は大師にいただいた脚を上げて小便するようになった。一方、四徳の方へは徳を1つ増やしてやり、五徳とした。
類似事例

ガタロウ
1987年 奈良県
ガタロウがいるという淵に、仏に供えるご飯を食べた子とそうでない子がいた。するとガタロウが出てきて、泳ごうと誘った。仏に供えるご飯を食べた子が誘いに応じたが、ガタロウは食べたことを理由に嫌がった。それで食べてない子が泳いだら連れて行かれ、お尻を抜かれてしまった。
類似事例

コウボウダイシ
1980年
ある酒好きの男が去年から酒を飲まなかったものの、ついに手足が不自由となった。多くの医者に診せても治らなかった。ある日駕籠に乗っていたとき、いやしき僧に出会う。その僧に事情を話すと、僧は男に薬と飲み方を教えた。その薬を数日飲んでいると平癒した。男は日頃弘法大師を信じていたので、示現したのかと思った。
類似事例

コウボウダイシ
1970年 福島県
昔、中野のある人が機織をしていると乞食坊主が水を所望した。水を与えないでいると水の出る口を杖で叩いた。それ以来、中野では水に困るようになったという。その坊主は弘法大師ったそうだ。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内