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検索対象事例

オジョロウサン
1988年 富山県
縄ケ池の大きな石に、天気の良い日はお女郎さんがひなたぼっこしている。

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オジョロウサン
1988年 富山県
7月24日は男、25日は女が瑞泉寺にお参りすると決まっていたが、25日の午後は必ず夕立がある。その夕立に乗じて縄ケ池のお姫様が瑞泉寺におまいりになるのだという。
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カワウソ
1983年 愛媛県
男が橋の上で会った女に子供を抱いて欲しいとたのまれた。遠ざかる女に不思議を感じながらも抱いている子供を見ると、それは大きな石であった。
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バケイシ
1995年 山形県 
さびしい沢にあった石は、夜通ると女かぶりした人が座っているように見えたり、いろいろなものに見えるので、化け石と呼ばれていた。
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リュウグウオトヒメ
1939年 島根県
岩間で海苔を摘んでいると、亀のようなものに女性が座して滑るように通って行く。色白で鼻筋の通った綺麗な髪の美女で、頭に後光が差していた。後で米屋の婆に聞くと、それは竜宮の姫様で、何十年かに1度油を流したように凪いだ時に現世を見にくるのだと言われた。
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カワソ,カワウソ
1985年 愛媛県
ある男が橋の上で女に子供を抱いてくれと頼まれた。男が不思議に感じ子供を見ると、それは大きな石だった。
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デエダラボッチ
1982年 群馬県
でえだらぼっちという大男が、金山に腰掛けて古利根川で足を洗った。立ち上がった足跡が向野のすりばちという所。
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ヘビ
1978年 山梨県
ある男が夕方散歩に出たら、畑の石の上に美しい娘が座っていた。横に腰掛けていろいろ話をして帰ったが、手拭を忘れたことに気づいて戻ると、蛇がその手拭を枕に寝ていた。
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オオドロドジョウ
1939年 新潟県
情深い男が、川で大泥鰌を釣って驚いてすぐに墓を立てたが、その夜に美しい娘が現れ、今日は成仏ができてうれしかったと礼を言った。この男は長生きしたと言う。
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ユウレイ,オンナ
1982年 新潟県
夜ふけの渡し場で、川向うから女の声で、オウイ、オウイと呼ぶ声がした。船頭がいってみると、人影は見えない。乗るように促すと舟が重くなり、誰かが乗ったようだった。川を渡ってから降りるようにいうと、舟が軽くなったような気がした。船頭が、こんな夜ふけに舟を出させておいて、あいさつもなくというと、首に縄をぶら下げ、目の玉のとび出た、まっさおな顔した女が長い髪を前にたらした姿で現れ、菩提寺へ行くといって草むらへ消えた。
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キツネ,ユメ
1974年 山形県
出羽国の山形で、7月5日頃、男が庭の池の辺で居眠りしていると夢に女の童が現れた。童に連れられ池に入ると150才位の翁と35才位の姫君の住む屋敷があった。翁に乞われ歌を詠むとお礼に玉を貰った。夢が覚めても玉は残っていた。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
かけろま島のカリョという水源地の上に石を抱いているウホギ(アコウ)の木があり、雨が降り出しそうな、暗くて寂しいときにその木の前を通ると、ケンムンが石をバラバラと投げるものだったという。
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カッパ
1961年 岩手県
昔、女わらしがかあぱ(河童)に引き込まれ、ひりつこたまを引き抜かれた。かあぱは暑い時に石の上に上がってサツを乾かしている。今でも夜暗い道を酒を飲んで歩いているとかあぱがかかあに化けて川に引っ張って行き、しりつこたまを抜く。
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ダイジャ
1984年 長野県
牛の親子のような石が2つと松の大木があった。そこは大蛇が美しい娘になって、途中で休んでいた石である。喉が渇くと川から水を吸い込んで飲んでいた。そこは蛇はみと呼ばれる所である。
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オンナ
1933年 神奈川県
昔、五郎ケ淵で釣りをしていたある人が、毎日獲物が多いのを喜んでいたら、ある時、化粧をした婦人が酒宴をしようと男を誘った。化粧ケ久保という原まで来たら、急に女の姿は見えなくなり、魚も一尾もなかったという。
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オニ
1991年 愛知県
立岩の山中に住む鬼が運んできたという大きな石がある。この岩の上で鬼は腰掛けて休んだという。
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(ゾクシン)
2000年 新潟県
畑野町大久保にある上人田は昔から女人は入ることが出来ず、田の中にある涼み石という黒い石は、文覚上人が涼んだ石だという。
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ホリカワノシコンボー
1958年 和歌山県
串本と潮岬の間の大きな池に出る女。
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〔センビキイシ,チビキイシ〕
1956年 宮城県
多賀国府があったころ、この里に住む女に通う男があった。近くに大石があり他所へ運んで砕かれることとなったが、男はその大石の精であった。運ばれていく前夜、男は女に別れを告げ「明日は何百人で引いても動かぬが、あなたになら引かれよう」という。はたして動かない石を「わたしがひく」と女が申し出る。気狂いに引かせるのも面白いと女に引かせると軽々と動く。女は国府から褒美をもらって幸せになる。これを千引石といい、志引観音堂の丘の下の田に残る。
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タヌキ
1985年 和歌山県
話者が昼間紀ノ川に行ったときのこと。おじさんが竿を担いで川の中を歩いていた。見ると岩の影からタヌキが尻尾を出して騙していた。
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リュウ
1932年 奈良県
ある美男子の許に、ある夜美しい女が尋ねてきた。2人は夫婦となり子も生まれたが、男は妻について、草履が濡れている事と、井戸で水鏡をしている事を不審に思っていた。ある時それを尋ねたら、妻は亀山の原の池に牡竜とともに住む牝竜の化身であり、池が井戸とつながっているのだと言い、池へ帰ってしまった。池を訪れ妻を呼ぶと牡竜が現れ男を食おうとした。逃げ帰ったが病に倒れ子とともに死んでしまった。
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