コウシンサン,ニンギョ 1960年 山形県 庚申さんの師匠が庚申の晩に、海中の人魚のような魚を庚申さん達に御馳走した。皆気味悪がったが、庚申さんが一番に食べたので師匠は一番よい弟子だと感じたという。
類似事例 |
|
コウシンコウ 1968年 群馬県 庚申様は家の神様で、庚申の日に庚申講をする。宿は12月にくじを引いて決める。やらずにいるとその時期に災難があるといい、実際にやらずにいたところ、ある家が火事になったことがある。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1976年 大阪府 当寺(四天王寺)の庚申堂は、大宝元年正月7日の庚申の日、僧に感徳があった霊場で、本朝最初の庚申とされる。昔、12月の庚申の日を仕舞庚申と俗に言い、その日に庚申堂へ裸体で参詣すれば遺尿が治ると言って、裸に褌のみで参詣する者が多かった。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1977年 和歌山県 庚申さんに関する俗信。庚申の晩に産まれた子は、盗人になるという、など。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1973年 香川県 庚申の日の晩は、無理に仕事をしない。庚申さんの手もどきをしなければならなくなるからという。
類似事例 |
|
コウシン(ゾクシン) 1972年 岐阜県 庚申さんに関する俗信。庚申さんを念じると、お産が軽くなるという。お産で死ぬと血の池地獄に落ちるというが、庚申さんが髪を捕まえてくれるという。
類似事例 |
|
コウシン 1979年 庚申に関する考証。
類似事例 |
|
コウシン(ゾクシン) 1966年 栃木県 庚申様は血を嫌う。特に出産の血を嫌う。庚申の日に出来た子供は8本の手をもつといわれた。お産のあった家の人は75日間庚申様の宿に立ち寄ることが許されなかった。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1986年 千葉県 庚申祭では庚申の絵が描かれた掛け軸をかけると地震や不幸がおきると言われており、できるだけ早く酒を飲んで、掛け軸をしまい、料理を皆で食べる。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1974年 滋賀県 庚申さんに関する俗信。庚申さんは風邪の神であるので、祀ると風邪を引かないという。また、12人の子供が居るので、庚申の日には12個の小さなおはぎを作って、その上に大きなおはぎを乗せて供えるという、など。
類似事例 |
|
コウシン 1960年 山形県 庚申さんは庚申の日には夜通し貧乏人の家を回って恵んで歩くが、早く寝た家や火の気の絶えた家には寄らないので、庚申の晩には火の気を絶やさず起きていなければいけないという。
類似事例 |
|
コウシン 1963年 新潟県 漁に出てしけにあった漁師が庚申さんに願をかけると帆柱の上に庚申さんが現れ、庚申講に入っていないものがいるから助けないと言った。その人が、一生講の常宿をすると約束すると生命が助かったという。
類似事例 |
|
コウシンサマ,コウシンクヨウトウ,コウシンマチ,コウシンマツリナド 2001年 青森県 七庚申の年とは、十干十二支の組み合わせによって庚申待ちが通常年に6回、旧暦の場合は7回行われる年を言うが、南部地方では、この年について「ケガジがない」とか「豊作の年」であるとか言う。現在の信仰形態については、その庚申講の組織、宿となる家、庚申の晩に行われる勤行などについて報告されている。上北町上野では、この神様は子供の神様でもあるとされており、墓参りの際には、お申様(オサルサマ・庚申塔)にも供え物をする。
類似事例 |
|
コウシン,サンシ 1996年 三尸という三匹の虫は人間の体内にいる。庚申の夜に就寝すると、三尸は体内から天に昇り天帝にその人間の罪過を報告する。これは人間を早にさせ、自らが早く祀られる存在になりたいからである。庚申の夜には寝てはならないという庚申信仰である。庚申の夜に寝ないと、人間が長生きできると言われた。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1976年 京都府 庚申さんに関する俗信。庚申さんは風邪の神様であるという。子供のはしかが治ると、藁におにぎりを包んで、お礼参りに行くという。
類似事例 |
|
コウシン,フルダヌキ 1966年 徳島県 天正寺の庚申さんはおみくじが良くあたると評判であるが、これは新八狸のおかげだと庚申堂の傍らに祀ってある。この狸は昔庚申谷に棲息していた狸の頭で、狸合戦の時は金長方の旗頭として参加した。
類似事例 |
|
コウシン(ゾクシン)、タマシイ 1967年 栃木県 庚申の晩に三曽が体から抜け出して天帝に悪事を告げるから寝ないというが、この地方では庚申さんはタマシイの神様だから、庚申の晩に寝るとタマシイが体から抜け出すので、徹夜をするという。
類似事例 |
|
コウシンサマ,コウシンクヨウトウ,コウシンマチ,コウシンマツリナド 2001年 青森県 一般的には、庚申講は60日に1度の割合でめぐってくる庚申の日に、夕方から人々が集まり、庚申、日・月、青面金剛、童子、邪鬼、三猿、鶏を描いた掛け軸の前で唱えごとをしながら夜が明けるまで食事をしながら世話話をするものである。それは、この日には、三尸と呼ばれる虫が眠っている間に体から抜け出し、天帝にその悪事を知らせに行くと言われているので、それによる罪科を防ぐ為であると考えられている。八戸市館集落にある庚申塔は、コレラが流行したときに建てられたものだと言われている。
類似事例 |
|
コウシン 1964年 島根県 鬼のような男の姿をした庚申さんが、大金を持って伊勢神宮に向かう人を襲って有り金を全て取り上げた。別の悪者が金を奪おうとしているのを知っていた庚申さんの計らいだった。庚申さんは金を全て返してくれた。
類似事例 |
|
コウシン 1964年 愛媛県 庚申の日が月末に当たると、作がよく出来るという。
類似事例 |
|
ハッピャクビクニ,コウシン 1960年 福島県 文武天皇の御宇、翁に化身した庚申が庚申講に参加して九穴の貝を授けた。それを食べた娘が800歳まで生きた。
類似事例 |
|