キツネッピ(キツネビ) 2003年 山梨県 夜に出た時、又は田の水を見に行った時に提灯をつけた狐の行列(キツネッピ)に逢う事があった。
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キツネノヨメイリ 1985年 和歌山県 話者が子供のころのこと。大久保集落から中畑集落のほうを見たら、道のない所にキツネが提燈行列をして、5つ6つ並べてテッテッと歩いていた。キツネの嫁入りだという。
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キツネ,ヒ 1968年 福井県 キツネが頭に3枚のフキの葉を乗せて尾を振ると、尾から火が出る。その火が提灯行列のように見えるという。
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キツネノチョウチン 1985年 山梨県 Aさんの実家の方では、キツネの提灯で、山道に狐がいっぱい提灯をつけて行列したなんていう話をよくした。
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キツネビ,キツネノヨメイリ 1988年 群馬県 遠くの山の稜線上に灯りが並び、提灯行列のように見えるのがキツネ火である。キツネの嫁入り行列だと言う人もいる。とてもきれいなもので、パッと消えたかと思うと、別の位置にパッとつく。終戦直後、特によく見えたが、現在は見えない。夜7時半ごろが多く、真夜中には出ない。
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キツネノヨメイリ 1984年 山梨県 キツネの嫁入りといって、提灯の灯が向こうの山に灯ることがあった。
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キツネッピ 1955年 神奈川県 月夜に、向こうの方を提灯の列が通った。秋谷の人が牛を捜しに来たのかと思ったが、実はキツネッピだったという。
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キツネ 1973年 山梨県 キツネは雨が降るときにはちょうちんをつける。夜に光るのはキツネがちょうちんをつけて歩いているのだと言う。
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キツネノチョウチンギョウレツ,キツネタイマツ,キツネノカガリビ 1977年 秋田県 キツネの提灯行列、キツネ松明、キツネの篝火というものが見えることがある。火が野山を移動する。
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キツネ 1998年 奈良県 戦前には12月10日の亥の子の日に小学校で農作物の品評会が開かれていたが、キツネがその出品物を狙って提燈行列を作ってやってくるといわれていた。
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キツネ 1980年 青森県 キツネは灯りをともして人をだまし、方向をまやかす。
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キツネ 1966年 静岡県 夜、提灯を持って歩いていたら突然ロウソクが飛んで、草むらに火が燃え移りそうになったので急いで消した。ロウソクはどこにもなかった。キツネに取られたのだった。
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キツネッピ,チョウチンギョウレツ 1989年 山梨県 キツネッピは提燈行列という。それはリンが燃えるらしい。向こうの山の辺りにちょうど提燈ぐらいの大きさぐらいにいくつも連なって青い火である。狐の親子づれみたいなのが、夜になると5~6匹連なって見える。
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キツネッピ 1989年 山梨県 キツネッピのときには本当はキツネが足下にいる。なんだか遠くにきれいに火をともして灯りをつけて1並びに並んで何十と歩く。河原の淵の方から本村の山の方にみえた。
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キツネ,トョウチントボシ 1974年 山梨県 1930年ごろ、夜にキツネの提燈とぼしを見た。キツネのともし灯は提燈に比べてフワッとした感じで、道路を行ったり来たりする。松明が山を行くのや、家の明かりだと思っていた灯が突然消えるのはキツネの仕業。こういうときは、親指で中指を堅く握れば騙されない。また、子どもは神様なのでキツネに化かされることはないという。
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キツネノヨメイリ 1990年 富山県 夜に光りがたくさん見えた。それは誰かが提灯をもって騒いで通る姿であったう。きつねのよめいりだろうと見ていた。
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キツネ 1983年 新潟県 雨夜に砂利道を歩いていて、提灯の中のロウソクをとられた。キツネの仕業。
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キツネノトオリビ 1982年 群馬県 秋の栗ができた頃、向うの山にポポポと赤い灯りが見える。すぐまた違う方にポポポと見える。これがキツネの通り火。
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キツネノチョウチン 1994年 京都府 子供の時分、狐が提灯を灯すのを見たことがある。狐が提灯を灯しているという母の声に慌てて外に出てみると、はるか向こうの山すそに青白い光があっちに行ったりこっちに戻ったりしていた。
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タヌキノヨメイリ 1991年 香川県 夜も薄暗くなった頃、特に小雨の時に、狸の嫁入り提灯の行列が連なる。狸の灯は青い灯で、葬列の灯のようだといわれ、とても明るい。狸が自分の尻尾に唾をつけて振ると灯がついたように見える。
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