キツネビ,キツネノヨメイリ 1979年 山梨県 子供のとき、山の上や、藪の中の人のいない所で、一列に並んだたくさんのキツネ火がついたり消えたりするのが見えた。それはキツネの嫁入りであった。
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キツネノヨメイリ 1984年 山梨県 キツネの嫁入りといって、提灯の灯が向こうの山に灯ることがあった。
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キツネノヨメトリ,オトウカノヨメトリ 1982年 群馬県 邑楽町中野字大根でキツネの嫁取りを見た。夜の8時ころ、明りが横に15くらい点いたり消えたりして、しばらく続いて消えた。話者が7歳の頃のこと。
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キツネ 1975年 静岡県 月夜でないのに明るいと思ったら、キツネが提燈行列をしていたその灯りだった。
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キツネ 1980年 青森県 小さいころ、夜、おばと一緒に畑に行ったらおばが「キツネがだます」と叫んだ。行ったらほんとに子どもを持ったキツネがぐるりを歩いていた。
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オトウカ,オトウカノヨメトリ,キツネ 1982年 群馬県 小雨のしとしと降る晩、極楽寺の裏のジョウノヤマのオトウカ(キツネ)が信濃街道を、提灯を点け列を作って嫁取り行列をして歩いた。小学校の老杉のところまで行くと見えなくなったという。人間が近付くと消えてしまう。
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キツネッピ 1989年 山梨県 キツネッピのときには本当はキツネが足下にいる。なんだか遠くにきれいに火をともして灯りをつけて1並びに並んで何十と歩く。河原の淵の方から本村の山の方にみえた。
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ヒノタマノレツ,キツネノヨメイリ,(キツネノヨメドリ) 1983年 富山県 暗い山中を行ったり来たりしている火の玉の列を狐の嫁入りというが、これは提灯行列のように見えるといい、「あそこでヨメドリたったってそれは嘘や、キツネが嫁どりしとったんや」という話があった。
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キツネノヨメイリ 1983年 新潟県 1㎞くらい先で赤い火の玉がいくつも並んでいた。キツネの嫁入りだ。
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キツネノチョウチン 1985年 山梨県 Aさんの実家の方では、キツネの提灯で、山道に狐がいっぱい提灯をつけて行列したなんていう話をよくした。
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キツネビ,キツネノヨメイリ 1988年 群馬県 遠くの山の稜線上に灯りが並び、提灯行列のように見えるのがキツネ火である。キツネの嫁入り行列だと言う人もいる。とてもきれいなもので、パッと消えたかと思うと、別の位置にパッとつく。終戦直後、特によく見えたが、現在は見えない。夜7時半ごろが多く、真夜中には出ない。
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キツネ 1988年 愛知県 ある古老が、夕方、大足から原田に帰る途中に大門田の林を通ると、大きなお婆さんの格好をしたキツネが子どもを背負って山の方から「お父さんが迎えに来るでなぁ」と言いながら来た。古老がこんばんはと挨拶をすると、キツネは軽くうなずいたという。
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キツネ 1998年 奈良県 戦前には12月10日の亥の子の日に小学校で農作物の品評会が開かれていたが、キツネがその出品物を狙って提燈行列を作ってやってくるといわれていた。
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キツネノヨメイリ 1985年 新潟県 奈良立集落の道をまっすぐに狐が提燈をつけて行列したという。狐の嫁入り。
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イエギツネ 1975年 岡山県 中和村吉田では、ミコ神はいなかったが、よそから嫁を取るようになってついてきた。また、美甘村平島では嫁に行くときついていくのはミコ神とイエギツネだと説明する人がいた。イエギツネは嫁が持っていくタンスのそこに隠れていて、婚家で増えるという。
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キツネノヨメイリ 1983年 千葉県 夜、さびしい道を歩いていると、向こうの方に灯が列を作って見えることを狐の嫁入りといって、狐が嫁入り行列のために提灯を持って歩いているんだといった。狐のよだれを木につけて、夜に遠くから見ると光るのでこれをいったのだろう。
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キツネノチョウチンギョウレツ,キツネタイマツ,キツネノカガリビ 1977年 秋田県 キツネの提灯行列、キツネ松明、キツネの篝火というものが見えることがある。火が野山を移動する。
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キツネッピ,キツネ 1957年 山形県 45年ぐらい前、学校の付近でキツネッピを見たという。同じ間隔で幾つも光っていた。昔は狐がいたので、狐のヨダレだという。また、結婚式の御馳走を、藁のツトに入れて持ってきたのを、狐に化かされて取られたという話がある。
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キツネノヨメドリ 1977年 富山県 嫁をもらうときは狐が嫁入りの格好をして明かりをもって川淵を何往復も歩く。これをキツネノヨメドリという。
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キツネッピ(キツネビ) 2003年 山梨県 夜に出た時、又は田の水を見に行った時に提灯をつけた狐の行列(キツネッピ)に逢う事があった。
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