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検索対象事例

シシ
1975年 静岡県
仁杉集落の向こうの獅子蹴橋は、昔、新田四郎が獅子を蹴り飛ばしたところだという。山梨県の笛吹川の獅子止橋は、蹴られた獅子が辿りついて死んだところだという。

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シシ
1975年 静岡県
仁杉集落の向こうの獅子蹴橋は、昔、源頼朝が獅子を蹴り飛ばしたところだという。
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シシ
1987年 山形県
昔は柳原集落にしか番楽の獅子頭はなかった。1890年ごろ、稲沢集落の人が柳原の獅子頭を奪ったらその人は亡くなり、その人が獅子頭を預けた人も亡くなり、不動堂に預けたら預けに行った人も死んだ。獅子が怒っているということで、話者の祖父が龍を彫り上げて、獅子は柳原に返した。
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リョウマ
1987年 山形県
龍馬山には白馬の龍馬がいて、60年に1度姿を現した。新庄の殿様が鉄砲で撃ち、それから龍馬は出なくなった。杉沢集落に行く途中の山に、龍馬の蹄の跡のついた岩がある。
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ユメシラセ
1983年 香川県
宇田津からの金比羅道に天狗橋という石橋があったが、橋を架けた石屋が行方不明になった。ある夜、子供に夢の知らせがあって「剣山で百姓をしているから心配するな」と言って家をガタガタ揺すぶったという。金比羅山のおかげで殺されずに助かったのだという。
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シシガシラ
1982年 香川県
泣き獅子と呼ばれる獅子頭には、次のような言い伝えがある。昔、富田八幡のお旅所は川向こうにあった。ある時何日も雨が降って洪水になり、2頭の獅子頭のうち1頭が流れて淵に沈んでしまった。残った獅子頭は悲しんで泣いたという。
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シシガシラ
1977年 福島県
獅子頭が水の音を聞くと箱から出てしまうので、普段は太鼓や笛の音で水の音をかき消して水の傍を通っていた。が、あるとき酔っていたのでそれをするのを忘れて滝の傍を通った。獅子頭は滝の音を聞いて箱を飛び出し、滝に飛び込んだ。その滝を神楽滝という。
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ダイジャ
1988年 奈良県
天文年間のこと、椿井谷に大蛇が住み、人畜を害したので、井上喜曽という者が笛を吹いて大蛇をおびき出して射殺した。笛を吹いた所が笛塚、喜曽が大蛇に追われて逃げた所がナガ走り、一息ついて覗き見たところがノゾキ岩だという。
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ヒイヒイザル
1993年 三重県
岩見重太郎が結馬を通りかかると、ヒイヒイ猿という猿が娘をさらっていくところだったので、斬り捨てた。猿の頭は比奈知へ、足は赤目集落の新川へ飛び、胴体が黒田に残った。黒田では庚申堂を建てて供養した。猿は「去る」に通じて縁起が悪いから婚礼の行列は新川の橋を通らない。比奈知では今もヒヒマツリという祭りをしていると言う。
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カンサブロウノボウレイ
1961年 山梨県
石和町地内の笛吹川上下3里は殺生禁断になっていた。鵜使の勘三郎はその禁断を犯し、石和町四日市場の岩落の淵で柴漬にされて殺された。勘三郎の亡霊は毎夜現れてこの地の人々を悩ました。文久11年夏に日蓮上人が訪れ、河原の石に1石1字宛法華経を書写して川に沈め、3日三3晩施餓鬼供養を行って亡霊を慰め、それ以来現れなくなった。遠妙寺には経文石が残されているという。
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クツアト
1984年 長野県
荒武者であった新助は、あるとき暴徒に襲われて最期を遂げた。新助の沓跡といわれる石がある。弓の達人であった新助が矢を射るときに踏まえたい石に沓跡が残っている。
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ウシオニ
1962年 徳島県
昔、白木山に牛鬼という巨獣が住んでいて、人や家畜を食っていた。平四郎という猟師がある時呼子の笛で牛鬼を呼び出し、許しの弾で牛鬼を退治した。その血は7昼夜流れ平四郎の家に達したが、彼の武威に逆流したという。
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ダイジャ
1924年 奈良県
椿井谷に住む大蛇が人を困らせるので、男が蛇をおびき出して射殺した。おびき出すために、男が笛を吹いた場所が笛塚、大蛇に気圧されて長く走った場所が長走り、一息ついて物陰から覗いた場所がノゾキ岩である。
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ホウドウセンニン
1931年 兵庫県
法道仙人が清水山から法花山から馬に乗ってきたとき、松の木をひき抜いて投げたのが今だに横たわっている。法花山の西の口から入山したとき、鞭の先で岩を突くとそこから水が出て、今はそれが泉になっている。どんな旱魃でも枯れないのだという。また、玄米を積む船の船頭が、鉄鉢が米を乞いにきたときに米を入れずにいたら、米俵がすべて法花山に飛んで行った。船頭が謝ると仙人は米俵を船に戻したが、一俵だけ途中で落ちた。そこを米田村というようになった。
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オニ
1965年 和歌山県
昔、那智山に鬼が居て乱暴したので、刈場刑部左衛門という武士が1000本の矢を持って退治に行った。鬼は大きな釣鐘に隠れて矢を防いだので、刑部左衛門は999本を射てから「矢が尽きた」といって鬼をおびき出し、最後の矢で退治した。刑部左衛門はその功績で殿様から那智の滝の奥の山を貰った。色川の川原には鬼が隠れたという岩が今もある。
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オロチ
1971年 滋賀県
近江の国、栗本郡と野洲郡の境に大川があった。三上山で2川に分かれそのうち南川は土山に当り大渕となっていた。その渕に昔から大蛇が住んでいて、近辺の住民は困っていたが手の打ちようがなかった。嵯峨天皇のとき、雷が鳴り天地振動することがあり、時の博士が占うと先の大川に住むおろちが天皇の命を奪おうと振動させているということだった。そこで天皇は近辺の農民を招き大蛇を退治すべしと命令した。近隣農民数万人が打寄ってついには退治した。その時の出来事から様々な地名がつき、また褒美として大光明寺を給わった。
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トウゴロウキツネ
1956年 宮城県
八景橋の辺りに藤五郎と呼ばれる老狐がおり,よく通行人を騙した。中津村新田に勘作という獅子舞の師匠が,ある日大田袖沢小谷地の物持須田某に招かれた帰途,大きな屋敷に是非にといって招きいれられた。一行は終夜踊り通したが,夜が明けてみると八景橋近くの谷地の中におり,土産が全部無くなっていた。藤五郎狐の仕業だという。
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シシガミサマ
1975年 愛媛県
200年ほど前、無相上人という高僧が大雪の日に奈良原山で小獅子を助けた。西ノ岡の瑞鹿山で修行した後に諸国修行の旅に出られたが、その時に獅子の世話を総代に頼んだ。総代は初めは面倒を見ていたがそのうちに怠りがちになり、獅子は田畑を荒らすようになったので、村人は獅子を鉄砲で撃ち殺した。以来、部落の者が祟られるようになったので、神に祭ることにしたという。
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ダイジャ
1961年 静岡県
昔、大蛇が長者が原の方から天城山の池へ通っていた。その当時、尾張の針屋が刀をさしてきた。大蛇がその人を呑もうとすると刀が自然にぬけて大蛇にむかい、針屋は呑まれなかった。それを見ていた人が刀をすりかえたので、その次には呑まれてしまった。針屋の娘が大蛇を退治しに来て、小杉原のアネガクボとイモウトガクボというところで、大蛇を射た。最後の矢が大蛇の目に当たり、蛇は転げて岩にはさまった。その岩はジャガバサミという。また、大蛇の歯と使った矢を伏倉のナカインキョが蔵している。
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オオオトコ
1960年 埼玉県
五十年ほど前、武甲山麓の影森の若い者が、朝早く栗拾いに出かけたが、井戸沢の橋の上で大男に出会い、ショックで死んでしまった。
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クマササオウ,イッポンタタラ
1967年 奈良県
弓場兵庫守は伯母ヶ峰山中で背中に熊笹の生えた大猪を鉄砲で撃ち殺した。猪は亡霊となって野武士の姿を借り宿に泊まった。亡霊はその後、イッポンタタラ(一本足)の鬼となって伯母ヶ峰で旅人を取って食べた。
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