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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1972年 千葉県
天狗が市原のサンダのズイという寺の小僧にばけていた。和尚さんが豆腐を買ってくるよう言いつけると、京都まで飛んでいって買って来た。

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テング
1982年 群馬県
天狗が迦葉山に寺の小僧に化けて住み込んだ。迦葉山から沼田まで30分でお使いに行った。ある朝和尚が「今日できの豆腐を買って来い」と言いつけると、その日にかぎって夕方まで帰ってこなかった。どうしたのかと聞くと「京できの豆腐というから、京都まで行ってきた」と言った。
類似事例

テングサン
1983年 山梨県
天狗さんという人は急にいなくなって立派な成年になって帰ってきた人だ。その天狗さんが駄賃つけに馬を引いていって、須走の食堂でお金を持っていなくて貸しておいてもらいたいといったが、食堂のお婆さんに怒られた。そこで、外に出て天に向かってお金を貸してくれといったら、天からお金が降ってきたので、お婆さんはびっくりしてお金を取れなかった。
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テングノシッパイ
1956年 宮城県
旭山の鼻高か天狗が箆岳山の方に飛んで、小僧を1人さらってきた。鳥矢坂のところを飛ぶ途中、もう1人幼い子が泣いてるのを見つけ、これもさらおうと下ばかり見ているうちに、手が緩んで小僧を落としてしまった。降りてまたさらおうとしたが、山道で羽がつかえるので、一本足の下駄をはき羽の団扇を持って追いかけた。追いつかれそうになった小僧は道端のモダ林に隠れた。天狗はひとつかみにしようとしたが、バラがいっぱいあって鼻に刺さって痛いので、「おまえは世の中で何が一番おっかないか」と聞くと、小僧は「大福餅だ」と言った。天狗が大福餅をいっぱい持ってきて投げると、小僧はかたっぱしからむしゃくしゃ食ってみせた。さすがの天狗も小僧には一っぱい食わせられたという話。
類似事例

テング
1932年 埼玉県
秩父の山の中の七代の滝の奥の天狗岩のあたりには昔、天狗が住んでいた。近所の寺の坊さんはこれを小使のように使っていた。客が京都の豆腐を食べたいというと、天狗が一瞬にして千里を走って使いしてきた。
類似事例

テング
1989年 静岡県
国清寺の和尚が子どものころ、夜おしっこにでたら天狗にさらわれて愛鷹山に連れて行かれた。いろいろ変わったものを食えといわれたが、結局寺の屋根に戻された。
類似事例

テング
1982年 群馬県
天狗が迦葉山に寺の小僧に化けて住み込んだ。ある年の十五夜の晩、その小僧がいい事をして見せると言ってススキの葉の上を飛び、白い馬に乗って行ってしまった。以来迦葉山では天狗を祀る。
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テング
1922年 茨城県
貉内という部落に長楽寺という寺がある。この寺に母孝行な小僧がいた。母が三島の祭礼を見物したいというと、小僧は私が連れて行くといい、目をつぶらせて背中へのせ、三島の祭礼に連れて行った。祭りを見物して1日遊んで小僧は母を背負って帰った。小僧は伏戸に入りすぐに寝たが、母が覗くと天狗が羽根を広げて眠っていた。母が驚くと小僧はどこかへ逃げ去った。小僧は愛宕山に入って天狗になったという。
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ヤマノババ
1933年 岩手県
和尚さんに言われて、小僧が山へ薪をとりに行った昼に味噌の入った握り飯を食べるとき、味噌を一粒落としてしまった。帰りに小僧は山の婆に襲われた。小僧は和尚さんからもらったお札の力で寺まで逃げ戻った。寺まできた鬼婆を和尚は一粒の味噌に化けさせ、小僧に食べさせた。婆は味噌が化けたものだった。
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テング
1982年 群馬県
迦葉山の天狗は寺の小僧に化けて住み込み、いろいろと奇異な行動をした。
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ヤマノヌシ,テング
1973年 山梨県
大和田山で杣が仕事していると1人の小僧が相撲を取ろうと言う。仕方なく相撲を取ろうとすると山の上から「そんなものと相撲を取ると死んでしまうぞ」と声がする。その声に驚き杣が相撲を取らずにいると小僧はどこかへ行った。小僧は山の主(天狗)が化けて出たものである。
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テング
1932年 熊本県
肥後の龍峯山の天狗に隠れ蓑と隠れ笠を借りた彦一は町で飲み食いして返さなかった。天狗は怒って彦一が嫌いといった金と餅を彦一の家に投げ付けた。彦一が大喜びで天狗が嫌いと言ったフルイをかぶって出て行くと、天狗は二度と現われなかった。
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カワタロウ,カッパ
1992年 宮崎県
泉福寺の和尚が川の河童に石を投げたら、河童の好物の豆腐が割れてしまった。和尚が再び通りかかると水が増えていて通れなかったが、包丁を挿した豆腐を持って通ると水は引いた。以後、泉福寺に参る人は魔よけに針を刺した豆腐を持参した。
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テング
1974年 栃木県
下野国宇都宮あたりにある東盧山盛高寺の祥貞和尚が、ある時天狗に腕を貸してくれと言われた。和尚は手を引抜いて持っていかれては困ると言うと、天狗はそういうことはしないが、ただ手を貸すと言ってくれと頼む。そこで和尚が貸す言うと天狗は感謝して帰ったが、和尚の腕は短くなった。しかし30日ほどたった時に、天狗が再びやってきて腕を返すと言い、火除けの銅印をくれたという。その日から和尚の腕はもとにもどり、またその書は火防になった。
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キツネ
1943年 山梨県
アタチが原に悪い狐がいたので、寺の小僧が原へ行き、和尚に化けた狐を騙して大袋に入れ、寺に戻って釜の口でうんと炙ってやった。狐は泣き騒いでようやく許してもらったが、それから小僧がアタチが原を通る度「ケツあぶりのヒコンジョウ」と大声で悪口を言った。
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オニバンバ
1941年 秋田県
小僧が鬼婆にだまされて喰われそうになったが、和尚に渡されていた3枚の札を使って逃げた。和尚は小僧を寺にかくまい、機転をきかせて鬼婆を豆にして食べてしまった。
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テング
1999年 宮崎県
松叶の七つ山の松の古木に天狗が住んでいた。ある日、松叶の百姓が天狗をからかって、籾とおしで透き見るとどこでもよく見えると話しかけた。天狗はうらやましがって隠れ蓑と籾とおしを交換した。だまされたと気づいた天狗は、籾とおしを投げ捨ててどこかに行ってしまった。
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カミカクシ,テング
1919年 京都府
西陣辺りの大きな織屋の「少し低能な下男」は時々神隠しにあったり、天狗に憑まれたりする。あるとき突然二三日いなくなったので尋ねると、天狗に連れられて安芸の宮島へ参詣したと話した。詳しく問いただしても返答が事実にぴったり合っていたという。
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テングサン
1983年 山梨県
天狗さんという人は急にいなくなって立派な成年になって帰ってきた人だ。その天狗さんが山の畑から夕方に帰ってきてお母さんに京都が焼けているからちょっと行ってくるといい、お母さんが弁当もってけと追いかけたら、もう姿が見えなかった。そして、その翌日には帰ってきて、天皇を助けて感状をもらってきたといった。それは菊の御紋章がついている漆塗りのもので、現在も天狗社にその箱が伝わっているがけして中を見せないという。
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テング
1989年 鳥取県
法勝寺の寅蔵という男が、ジャアジャヤマ(阿賀山)で天狗に遭った。天狗は竹のそべ伐りが一番苦手だと言い、寅蔵は牡丹餅が苦手だと言った。寅蔵は竹のそべ伐りを用意して天狗を呼んだ。天狗は牡丹餅を投げつけたが寅蔵は拾って食った。天狗は往生してしまい、寅蔵が勝った。
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キツネ
1981年 京都府
招善寺の下辺りで豆腐屋がよく狐にだまされていたのを畑仕事の農夫たちがよく見たという。畑の端に狐が座っていて、立てた尾を左右へ振ると豆腐屋も「豆腐。豆腐」と言いながら右往左往していたという。
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