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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウワバミ
1979年 岐阜県
ある人が峠で草を刈っていたら、ザザアーと音がする。近づいてみたら、木の上にウワバミがいたので逃げ帰ったという。

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テング
1933年 長野県
7、8人が峠で草刈をしていたら、空中をすさまじい音をたてて。過ぎていくものがあった通り過ぎたあとあれは天狗だとみんなで話し合った。
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アワジ
1981年 香川県
昔、阿波から来た爺が死んだとことにちなむアワジという名の峠がある。そこを飛脚が通りかかった際に、アワジなどどこにもいない、と口に出すとガサガサと音がして、「ここにおるぞー」と言ってアワジが出て来た。
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ノヅチ
1968年 奈良県
桧の枝を切りに行ったら、がさがさ草を分ける音がしたので、見たら大きな蛇がいて、びっくりして逃げ帰った。それから4、5日して、このいとこが草を刈っていたら、それらしい蛇を見た。太さの割には大変短かったから、たぶんノヅチだったのだろうという。
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キツネ
1973年 岩手県
山に草刈りに行ったら急に暗くなり、向こうから馬の蹄の音がパカパカ近づいてきたので避けたが、音がするばかりで馬が来ない。狐の仕業だと思って砂を掴んで投げたら狐は逃げて、周囲も明るくなった。
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シロヘビ
1973年 三重県
猟師が猟に出たところ、笹が一面に茂っているところで犬が吠えだして動かなくなった。すると笹がさっと両側に退いていった。神の使いである白蛇が通ったに違いないという。
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ヤマニデルヨウカイ,ウワバミ
1987年 長野県
山にはウワバミがでる。
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タヌキ
1985年 香川県
ある日、狸道のはずれにある藪を少し暮れそめてから通りかかったとき、動くものがいた。のぞいて見ると、赤い髪をおんぼろしゃぐまに振り乱した大きなものが出てきたので、悲鳴をあげて逃げた。それからシャグマヤブと言うようになった。
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タヌキ
1978年 山梨県
親子で山に田に入れる若葉を取りに行き、山を降りたがまだカルシキを刈る音がするので、子どもが「おっとちゃん」と呼んだが返事がない。それで音のするほうに行ったが、どこまで行っても着かなかった。いつまでたっても子どもが帰ってこないので探しに行ったらやっとみつけた。
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ツルベオロシ
1973年 三重県
ある人が法事の帰りに、山を切り開いているところにさしかかった。その時誰かにボンノクボを捕まれて引っ張り上げられたので、ツルベオロシが出たと言って逃げて帰った。後にこれはイバラモチの幹に引っかかっただけだと気がついたという。
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オウムイシ
1975年 愛知県
三河国馬伏村の山間で、農家の女が草を摘んでおり、連れに「もう帰ろう」と言ったところ、石面からも同じく「帰ろう」という返事が聞こえたので、大いに驚き逃げ帰った。
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タヌキ
1991年 愛媛県
話者が山で木を切っていると大きな音がする。誰か松でも切っているのかと見に行くが、なにもない。炭焼きのために泊まり込んでいると、山の中から「おーい、おーい」と呼ぶ。返事をしても誰もいない。そこで罠を仕掛けると、次の日狸がかかっていた。
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(ヤマノカイ)
2001年 長野県
汗馬山に入った木伐りを誰かが大声で呼ぶ。返事をするが姿が見えなく、その内に大声で笑い出した。気味が悪くなり木伐りは逃げ帰った。
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オオハメ
1986年 愛媛県
坂本では水沼ミチコさんが自分の山で草を刈っているとシャリシャリと何かが這う音がするので何かと思って見てみると真っ黒で頭がずんべらぼうでしっぽが切れたような大ハメだった。人に話しても本気にしてもらえなかったが、今度その人が山の反対側で大ハメにあった。やはりもう1人見たものがいる。
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キツネ
1989年 茨城県
馬を引いて山に入り沼の傍を通っていると、突然頭上を白いものが飛び越え、馬は手綱を振り切って逃げた。馬は家に帰ってきたが、男が戻らないので家族が心配して探していると、蕎麦の畑で歩き回っていた。こうなった理由はわからないが、おそらく狐の仕業だろう。
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キツネ
1972年 千葉県
山で草刈をしていたら、すえザルが無くなった。翌日行ってみると元の場所にあった。狐の仕業。
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イタチノキタオシ
1982年 新潟県
あるとき村の衆が5、6人で山仕事に出かけた。父は一番あとから山道を歩いていった。カチン、カチンと近くの大木に斧をあてる音がして、ザワザワとゆれてドーンと倒れる音がした。これは木の上にいたイタチの仕業で、イタチが木をゆさぶってカチンカチン、ザワザワ。とびおりるとドーンと音がするのだ。
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ヤマイヌ
1959年 愛媛県
クソバエは山犬の先送りというので山犬が来ていると思い、柴に何かが飛び込む音を聞いて逃げ帰った。
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ミチニデルヨウカイ,ウワバミ
1987年 長野県
道にはウワバミがでる。
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ヘビ
1937年 愛知県
草を刈っていた男が、草のそよぐ音に驚いて振り向くと、大きな兎を追ってきた蛇が鎌首をもたげていた。兎は一口に呑まれてしまった。あまりの恐ろしさに逃げ帰り、幾日も寝たという。
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キツネ
1955年 静岡県
ある人が夜、小屋にいると火振りで鮎を捕る音がする。河原に行っても誰もいない。いったりきたりしていたら屋根の上に狐がいて、音を出していた。それでその狐を捕えた。
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