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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1985年 香川県
ある日、狸道のはずれにある藪を少し暮れそめてから通りかかったとき、動くものがいた。のぞいて見ると、赤い髪をおんぼろしゃぐまに振り乱した大きなものが出てきたので、悲鳴をあげて逃げた。それからシャグマヤブと言うようになった。

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シャグマ
1991年 香川県
ある日のたそがれ時、一人の男が狸道の薮の脇の道を通ると、薮が動くのでのぞくと、赤い髪でおんぼろしゃぐまの大きいやつが現れた。このやぶはシャグマヤブと呼ばれるようになった。
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シャグマ
1984年 香川県
シャグマは山中で出てくる妖怪である。赤いオンボロ髪をふり乱して出てくるという。
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アカシャグマ
1966年 香川県
世が更けて寝静まった頃、赤毛をふり乱した童刑の赤しゃぐまが現れ、近づいてきて家人をくすぐり、へとへとにしてしまう。くすぐられた一人が翌日裏の畑に出たところ、赤しゃぐまが立ちはだかっていたので、家に駆け込んだまま気絶した。
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シャグマ
1927年 静岡県
常光寺の近くの山にシャグマという怪物がいる。顔は赤く、毛深く、狒々のようなものだという。
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ナガ
1959年 島根県
草の中をチャアチャアチャアチャアと音をたてて通るものがある。見ると、頭の大きさ5、6寸、長さ4間もあるナガがいた。それを見た人は2、3日気分が晴れず寝込んでいたが、その後、5年して死んだという。
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アカシャグマ
1991年 香川県
山の尾が寄り合って谷川の流れが渕になっている所ではアカシャグマという妖怪が出る。とてつもなく大きな声を出して大空を飛ぶので振り返って見ると大きな歯をむき出しにして笑っている。
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タヌキ
1971年 高知県
山に向かって歩く狸を始めて見た。後ろから呼びかける者がいたが、誰かと聞いても返事をしない。一人で歩いていると、マントを着て前を歩く大きな人がいた。いくら歩いても追いつかなかったが、急に姿が見えなくなった。すべて狸の仕業だろう。
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タヌキ
1991年 愛媛県
筍掘りに行ったお爺さんが、狸に化かされて丸太の上を伝い歩きさせられて怖かった。仕返しにある雨の夕方、木の陰に隠れて髪を乱して化かされたふりをしておびき寄せ、狸を叩き殺した。
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ウワバミ
1979年 岐阜県
ある人が峠で草を刈っていたら、ザザアーと音がする。近づいてみたら、木の上にウワバミがいたので逃げ帰ったという。
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タヌキ
1929年 長崎県
巨人の毛の生えた2本の足が歩いている。捕らえてゆすってみたが動かない。笑い声が聞こえてきて気付いたら、木をゆすぶっていた。狸が化かしたのであった。
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ノビアガリ
1978年 愛媛県
土居のアカハゲという所の大木に人が花を見ようと行くと、化け物がいた。顔はつるつるで、始めは奇妙な丸い大石のような物で手と足はあるようでない。それを見つめるとだんだん細長く大きくなり、見上げれば見上げるほど大きくなる。誰言うとなくノビアガリといって恐れた。
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ヤコ
1947年 佐賀県
夕方、老婆が庭で豆をちぎっていると急に辺りが薄暗くなり、ないはずの山々がぼんやり向こうに見え出した。おかしいと思い、捧で周囲を2、3度強く払うと、また元の明るさに戻り、1匹の狐が垣根を越えて逃げていった。大きさは普通の犬くらいあったという。
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タタリ,ヤマノカミ,カイブツ
1936年 兵庫県
1890年ごろ、兵右衛門という腕のいいサキヤマがいた。山神祭の当日に山に行き、帰りに中腹の宮の瀧のそばで一服していた。すると、川下から10畳くらいの大きさで茶褐色の、頭も尾もない怪物が上がってきた。兵右衛門は驚いて家に逃げ帰ったが、そのまま病気になり、数日後には死んだと伝えられている。
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オオニュウドウ
1991年
竹薮に来ると、目の前に大入道が立ちふさがった。顔はのっぺらぼうであった。驚いて寺の敷地に逃げ込んだ。大入道が出たところには、よく狸がいて大入道に化けて出て、人を驚かせていたという。
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アカシャグマ,チイサナコドモ
1922年 徳島県
阿波のカケハシに古い一軒の家があり、そこに住むと変化物が出るというので住む人がなかったが、一人の老婆が買ってそこに住んだ。すると夜になると小さな子供で赤シャグマの毛を被ったような頭をしたものが出てきてくすぐるので、婆さんも立ち退いたという。それで阿波ではこの変化のことを赤シャグマという。赤シャグマは仏壇の下から出る。
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タヌキ
1978年 和歌山県
山へ山菜をとりに行くと、向こうが見えなくなった。気を静めて見ると、狸が山の上のほうに走っていった。
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キツネ
1931年 長野県
帰り道がわからなくなり、迷い歩いた。夜が明けて家に帰ったら大変な騒ぎになっていた。赤木山の狐に化かされたのである。
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ヘビ
1937年 愛知県
ある男がどく岩へ仕事に出かけた。すると道に大きな丸太が横倒しになっていた。跨ごうとしたら動き出した。実はそれは大きな蛇で鎌首をもたげて赤い舌を出していた。命からがら家に逃げ帰ると、そのまま寝込んでしまった。蛇に毒を吹きかけられたのだという。
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ツチノコヘビ
1975年 愛知県
道の真ん中に太さ7,8センチ、長さ60センチばかりの3本指の前足のある変な蛇状の動物がいた。怖くて進めずにいると子供が木の枝を持ってきてそれで押しのけて逃げ帰った。
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スナカケババ
1938年 兵庫県
オーヒガッサンの隣の家の松の木にスナカケババ(砂掛け婆)が出た。晩に狸が通ると頭から砂を掛けた。もっとも砂を掛ける音をさせるのみで、砂は見当たらなかったという。
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