メドチ 1983年 岩手県 高清水のツツミにはメドチがいて、近所のキュウリ畑を荒らした。
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カッパ,メドチ 1929年 青森県 メドチは板の切れなどに化けて湊川の川水を上ったり下りたりする。泳ぎ疲れた子どもがつかまるとそのまま沈む。子どもを欺くためだろう。その板は先と後ろとが浮かれて跳ねるそうだ。
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ケツダシ 1982年 東京都 ケツダシというお化けがシノや竹やケヤキの高いのがはえているところに出た。
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メドチ 1980年 青森県 メドチは夜、川から上がって光る。友達に化けて子供を引く。へそを抜く。姿は7,8ヶ月の赤ん坊に似て、頭に皿がある。
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ミズチ 1983年 岩手県 話者が子どものころは、「ツツミにはミズチがいて子どもの足を引っ張って溺れさせるから行くな」と脅された。ミズチは頭の皿に水があるときは馬より強いが、皿が乾くと力が失せるという。
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オジョモ 1984年 香川県 焼尾峠のオトミダニにはオジョモが出るという。オジョモとはお化けのことである。
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メドチ 1980年 青森県 1960年代のこと。小学校の生徒が水浴びをしていて、先生がいたにもかかわらずメドチにやられた。メドチは肛門から穴をあけて人を食う。
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メドチ 1980年 青森県 あるお母さんにメドチが通って身ごもった。親類が集って鎌で腹を割き、メドチの子を出した。メドチの子は頭に皿があった。お母さんもメドチの子も死んだ。
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メドチ 1983年 岩手県 メドチは田仕事をしている人の尻をまくる悪戯をする。
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メドチ 1938年 青森県 ある者が馬を追いかけて鳥沼へ行くと、メドチが柳の木に腰掛けて両足を水の上にピチャピチャさせていた。その人はまもなく病んで死んだと言う。メドチは5、6歳の童子姿で、頭に大きなサラバンがある。目と口が大きくて触れば冷たく、相撲が好きだと言われている。
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メドチ 1980年 青森県 ある家の奥さんにメドチが通って身ごもり、難産になった。雨風のある日、家の前にきれいな男が傘をさして立っていた。そうしたら皿を三枚かぶったメドチの子が産まれた。奥さんは産死した。家人はメドチの子を焼き殺した。
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イタチ 1966年 群馬県 ある小雨の降る晩、伝平さんのもみの木の下で「あづきあろおうか、人取ってくおうか、ざっくざっく」と声がした。これはイタチのお化けだった。
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メドチ 1980年 青森県 お盆の前、お母さんが豆の草取りをしていると、数日続けて見知らぬ若者が手伝いに来る。メドチがだましに来たと思ってメドチのきらう香煎を食べさせたら、若者は淵に飛込んで消えた。やはりメドチだった。
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バケモノ,キツネ,タヌキ 1990年 長野県 四つ辻には化け物が出る。また、何かに化かされた状態の人のことをバケモノあるいはキツネツキといい、キツネあるいはタヌキが憑いていると信じられたという。
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バケモノ,タヌキ 1960年 鹿児島県 メクラオトシとタイガの墓場には化け物がでる。それはタヌキが化けており、夜に出るという。出ないようにするにはタバコが一番だという。
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メドチ 1980年 青森県 おがらは胡瓜畑に置いておく。メドチが踏んで転んで頭の皿を割る。
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メドチ 1980年 青森県 虚空蔵淵で泳ぐとメドチに引かれると言われた。1930年代のこと。
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フチノヌシ,ウナギ 1981年 和歌山県 昭和初年に炭焼きさんがカロト滝の滝壷の鰻を毒流しで捕って食べたら、祟りで死んでしまった。唐傘ほどの太さだったという。拝んでもらったらこの鰻は淵の主で、2匹いたうちの1匹は別の谷に逃げていて助かったということがわかった。
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アズキアライ,イタチ 1990年 福島県 沢にアズキアライと言う化け物が出た。正体はイタチ。
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メゾチ 1983年 岩手県 上舘のコマキ川のカモ石の下にはメゾチがいて、人や馬を引き込むという。
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