カナシバリ 1996年 石川県 谷の寂しいところで、夜、金縛りにあった。
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ネズミ,イタチ 1957年 新潟県 ネズミが押すとは、寝ていて急に息ができなくなること。イタチの仕業とも言う。
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バケモノ,バンドリ 1977年 青森県 沼の沢の奥の石穴という穴には化け物がいて、女の子の姿になって炭焼き小屋や山小屋に来る。小屋に入ると寝ていた人は金縛りにあう。ある老人が1人だけ金縛りに会わず、「何処から来た。悪いことをするな。送ってやろう」というと、バンドリになって外へ出て飛んでいってしまった。
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カナシバリ,シンダソボ 1999年 栃木県 以前、金縛りにあった。死んだ祖母が出てきて、「こっちに来い」と言われた。
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ネテイルホウコウガシゼントカワル 1992年 山形県 夜寝ていると、何時の間にか寝ている方向が変わっている。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 ネズミがばかにさわぐと死ぬ人が出るという。
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テングサマ 1996年 石川県 天狗様に山の中を歩き回らされたうえに金縛りをかけられ、神社の門に磔の様にくっつけられた人がいた。
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キツネ 1982年 宮城県 寝ろ寝ろ、と声をかけられて服を脱いで寝たら、田圃の中だった。狐の仕業。
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ネテイルヒト 1986年 東京都 林間学校の時のこと、寝ている人の後ろに、寝ている人と同じ人が立っていた。
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カシャンボ,ガシャンボ 1981年 和歌山県 炭焼きに行って小屋で粥を煮ていたら、夜になっていないのに暗くなり、大きな影がさして金縛りにあった。しばらくして動けるようになり、外に出たが何もいなかった。ガシャンボの仕業。
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カナシバリ,オバアチャン 1999年 栃木県 私の友人はよく金縛りにあう。頭ははっきりしているので目を開けると、おばあちゃんが立っているそうである。
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オサキ 1988年 群馬県 オサキはネズミのような小さい動物で、尾の先が2つに割れているのだという。
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シロネズミ 1966年 福島県 天保年間、銀三郎という人がまだ若者だったころ、六部が宿泊した。雪の中を送っていったが、ある場所で見えなくなり、このときから、白ネズミが住むようになった。このネズミは銀三郎が婿に来るときにはいっしょに移ってきた。
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ネコイシ,コウジンノタタリ 1941年 岐阜県 荒神社の床下にある石を借りて、それをネズミの通る道におけば、ネズミが来ない。昔、ある人の父が長らく病気を患っていて、医者にはその原因が分らなかった。そこで、占者に依頼した結果、病因は祟りだったことが分った。よく考えてみたら、その人が荒神社の猫石を借りっぱなしにしていた。
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ユウレイ 1995年 福島県 夜中に寝ているそばで足音がし、うめき声が聞こえ、金縛りの状態になった。その後亡霊が天井へ昇って行った。腕時計は止まっていた。以後ノイローゼ気味になったが、供養してもらうと鎮まった。
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ムジナ 1972年 千葉県 お婆さんが寝ていたら、ムジナが戸をドンドンと叩き、「婆さん寝たか婆さん寝たか」と聞えて寝られなかった。ムジナに化かされた。
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アヤシイモノ 2000年 沖縄県 夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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マジナイヲスルヒト 1964年 福島県 まじないをやるのは職業的専業者だけでなく、いくらか特異な人が男女ともにいる。多くは中年以上で、先の人から伝授してもらう。他人に教えると自分の呪法がきかなくなる。あまり長くやらないときかなくなることがあり、このときは法とりかえといって呪法の交換をするとまたきくようになる。また、まじないをする人は狩りに参加しない人が多い。
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キツネ 1985年 和歌山県 狐に憑かれた人がいたので、その人を部屋に閉じ込めておいて玉置山のお稲荷に参り、もらってきた御幣をもたせて治した。ある人が具合が悪くなって寝ていた。その家の人が側で寝ていたら、白い狐のようなものがいたので石をぶつけて殺したら、病んで寝ていた本人が、石をぶつけられて殺されてしまったと言ったことがあるという。
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マメダヌキ 1966年 香川県 昔から豆狸が棲んでおり、いたずらをする。夜寝ていると人を起こしに来る。だまされて家の外に出た人は、あちこちを歩きまわり、気がついたときには思いがけない所で寝ていたり、人に声をかけられて気がついたりする。
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キツネ 1976年 鳥取県 鳥取の城にすむ桂蔵坊という狐は足が速く殿様が重宝していた。あるとき桂蔵坊が江戸へ密命をいいつかって播磨国にさしかかったとき、百姓が狐のワナに焼きネズミをしかけていた。その場はがまんしたが、帰り道でネズミに手をかけ、ワナにかかってしまった。
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