ヤマノカミサマ,(ゾクシン) 青森県 野内村では山の神様は12人いるとして、12個の粢をあげる。子供が12人ほども産まれるから女はこの粢餅を食べてはいけない。
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オオカミ 1940年 大阪府 夜道を歩いていると、後ろから狼が付いて来る事がある。その時、後ろを振り返ると、狼が飛び掛って来て食い殺されてしまうという。また、家の戸口を入ってから後ろを向き、労いの言葉を言うと、狼は黙って帰って行くとされる。
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カッパ 1949年 長崎県 河童は、霜月の29日に山へ帰る。
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(ゾクシン) 1981年 福岡県 婚姻に関する俗信。嫁入りの前に婿方から着物一式・酒と茶を持っていくが、この時良い茶を持っていくと茶と同様に嫁が出ていくと言われていて、悪いお茶を持っていくという、など。
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ユウレイ 1971年 福島県 いい嫁さまが死んだが、衣装がほしくて家に来て催促する。毎晩来るが、どうしても渡さないわけにはいかず、後をつけていったら、墓場へ持っていっていた。
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キツネ 1984年 山梨県 郵便屋さんが上九一色村のほうに手紙を持っていくとき、狐に化かされておかしなところに持っていくことがあった。
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イヌガミ 1996年 徳島県 集落に1・2件は犬神筋の家がある。嫁が持っていればついてくる。憑かれた人に太夫が御幣を持たせるとピョンピョンとんで、ばたっと倒れ仮死状態になった。憑かれるのはおっちょこちょいの人が多い。憑くと目つきが変わる。太夫が拝むとどこから来たか答える。予防には出雲大社がよく効くという。持っている人と喧嘩をすると追いかけられる。その家で生まれた女性は全部持っており、その家に嫁に行くとうつる。何か特別の神を祀っている。先祖のようだがよくわからない。
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キツネ 1986年 神奈川県 「狐おどり」と言って、1人が御幣を持ち狐を呼ぶ。皆で唄を歌ったりすると、御幣を持った1人が踊ったり障子の桟を上がったりする。唱え言をして背中を3つ叩くと狐が帰り、正気に戻る。明治以降禁止されたが、竹やぶなどでこっそりやっていたという。
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キツネ 1980年 青森県 油揚げを持って夜の山道を行くとき、キツネがついてきた。そのうち大きな石が落ちて来たので、サッとよけて無事に帰宅した。
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(ゾクシン),カラス 1933年 新潟県 烏鳴きが悪いと人が死ぬ、葬儀場に烏が来ないとまた人が死ぬ、という。
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アクタ,キツネ 1998年 奈良県 悪田にいるキツネは人を化かすし、悪田には拝んでから入らないと事故があるといわれていた。
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ヤマイヌ 1932年 長野県 堂田というところの大石の下に山犬が巣をかけていて、夜になると里へ出てきては荒らしまわって困ったが、ある時産があったので赤飯をふかして持っていった。すると重箱の中へ雉を入れてお礼に持ってきた。それからは一度も荒らすことをしなかったという。
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(ゾクシン),カラス 1933年 栃木県 烏に髪をくわえて持って行かれると、その人は気違いになって早く死ぬ。
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キツネ 1970年 岡山県 寄妙院では「幣づけ」という祈祷を行っていた。これは重病人が出た時などに行われ、御幣を持った山伏が神懸り状態になり、先祖の言葉を伝えたり、いろいろな予言をした。これは狐が御幣に憑いていろいろな事を喋るのだと考えられた。
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(ゾクシン),カラス 1933年 栃木県 烏があんまり鳴くと人が死ぬという。
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キツネ,(ツキモノ) 1988年 長野県 キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は神と山の犬の使いを恐れた。離すときは送り御幣に油揚げと菓子など土産を持たせて、村境あるいは峠の大曲まで送り、口を利かず振り返らずに急いで帰ったという。
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キツネ 1955年 静岡県 狐憑きに憑かれた人がいう言葉は狐が人の口を使っていう言葉である。
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キツネ 1981年 長野県 夜、お札を数えたりすると、きつねが持っていく。
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コイチロウサマ 1959年 大分県 小衣倉部落の森家では小一郎様を屋敷前の田の隅に祀っている。グリンと言う五輪石に似たもので、この付近では子供を遊ばせない。ヤブコウジンサマより祟りやすいと言われ、霜月5日にはオシショウサンが御幣を切って祀る。
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キツネ 1940年 兵庫県 山へ行くときに小豆飯の弁当を持っていくと、狐にだまされるという。
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オクリオオカミ 1989年 長野県 地相撲の名士が峠を歩いていると、後ろから送り狼がついてきた。狼という言葉を使ってはいけないので娘と呼び、帯を解いて歩いていくと狼は一番後ろについてきた。転倒したら襲われる、気を付けて歩いていった。
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