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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カラス
2003年 福井県
正月元旦早朝,センジキと言う神事を行う。千敷場という岩の上に「カラス餅」を供えると雌雄2羽の烏が山から舞い降りて持ち去っていく。この2羽は日天子と熊野権現の使いで,親鳥から子鳥にカラス餅を持ち去ることが伝授されているという。こうしてカラス餅が持ち去られるとその年は豊作・豊漁だといい,持ち去られないと不漁になると心配される。

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カラス
2003年 岡山県
正月2日払暁,カラス岩の上で握り飯を備えると烏が飛来して啄ばむ。啄ばむのが早いほどその年は豊漁になるとされている。この烏は林龍神社の使いであるとされている。
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ハチマンシンノツカイ
2003年 滋賀県
八幡神社では11月1日に霜月祭を執行し,御供上げの神事を行う。握り飯(センジキ)を境内のセンジキ棚に供え,拍手を打つとどこからともなく2羽の烏が飛来してセンジキをたべる。この烏をオカラスといい,八幡神の使いとされる。
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カラス
2003年 山口県
志度石神社付近の山には翼の下に白い紋のある烏がいて,神様の御手飼だとされる。正月11日御鳥喰と言う神事を行い,この烏に食物を与える。烏が供物を啄ばまない年は凶作だと言う。
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カラサデサン,カラサデバァ
1950年 島根県
神在祭の「お忌みさん」最終日はカラサデさんと言い、搗きたての餅を戸口に付け、外に出ない。出ると金の鉤でサデられる(引掻かれる)。昔は人が3人サデられたが今は代わりに烏が3羽死ぬという。またこの晩に便所へ行くとカラサデさんまたはカラサデ婆が尻をなでる。
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オテングサマ
1968年 群馬県
十日夜には餅を搗いて、八幡様・十二様・道陸神・お天狗様の祠に供えて廻る。お天狗様に供える餅は細長いので「お天狗様の帯」という。これを祠の上に掛け、細かく切った百八つの餅というものと、箕に入れた大根と菊の花を供える。水沢では餅は持って帰って食べる。三ノ倉では「天狗のサワ餅」といい、供えたままにして置くか、すでに祠にかかっている餅と交換して帰る。「天狗様のオミゴク」という。
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ムケノサクジツ
1956年 宮城県
6月1日をむけの朔日といい、正月の餅に蚤の船(ウマノスカンボ-たでのことか?-の実と葉)を添えて神前に供える。この前夜、蚤の船を座敷に撒き、翌朝川に流すが、これは蚤退治のためだという。
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ヤマノカミ,ジュウニサマ
1982年 新潟県
山の神に供えたカラコを子供に食べさせると丈夫になるという。また、けがれるといって山神の苞は女につくらせない。そして、2月12日には十二様が山から下り、秋の稲刈りの後には山に帰るので、冬の間は十二社の神は留守になるという。
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ヤマノカミサマ,テング
1985年 福島県
毎年、元旦・2月17日・10月17日は山の神が里にお出ましになる日だという。山の神は男性で天狗であるという。この日には山で仕事をしている人々が親分の家に集まって餅を搗いてお酒を飲んだ。この日は山に入って災難にあったら山の神様のおとがめがあったという。
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タノカミ
1982年 新潟県
社日が田の神を祭る日とされていて、餅をついて供える。春の社日には田の神が早朝に、餅をつく杵音につれて天から田に下りてくるという。またこの日、雪の積もっている田に出て、「社日の田打ち」といって、3鍬ほど田打ちをした。秋の社日は、その夕べに餅をつく杵音につれて田の神が田から上がって天にのぼるといわれている。春秋の社日が長い年は田の神は田に長くいるから作は不作であり、短かければ作がよいともいわれている。
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モチ,ナゲ
1995年 福島県
一月と七月の十六日には、狩人による「オトキ祭」がある。天照大神に上げた御餅を山へ持っていくと、ナゲ(雪崩)に巻き込まれない。
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オオテングサマ,コテングサマ
1968年 群馬県
冬至には「大天狗様、小天狗様にあげます」と唱えて、餅投げをするところもある。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
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ダンゴ
1956年 宮城県
正月十四日に神棚に供える団子木(ミズキ)の団子(紅白の切り餅)を懐中に持って歩くと、山中で蛇やマムシに咬まれないという。
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クニチ,シトギマワシ
2001年 青森県
9月9日・19日・29日には、新米で餅をついて神様に供える。シメクニチの29日に、シトギマワシといって、老女や主婦が三欠けずつ稲荷様、月山様、日月様、地蔵様、馬の神様、不動様、金精様、権現様に供えた。「クニヂにの、餅食わねばホイド抜げネ」と言われた。
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ヤオヨロズノカミ,トシガミサマ,ショウガツサマ
1970年 福島県
12月8日はオノボリヨウカ。この日は八百萬の神が、トシガミ様(正月様)だけを残して天にのぼる日で、スンブルイをつけた竹竿を軒にかけておくと、神様がここからおのぼりになる。
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カラス
1983年 岡山県
烏が現れるのを神の来臨と見る風習は広くある。玉野市碁石の当屋祭では、入り江の岩の上の供え物を2匹の烏が現れてついばむ行事があった。
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〔イツクシマノカラス〕
1982年 山口県
周防国の岩国稲荷が遣わした烏の内の2羽は、厳島弁天が孵したもので、他の鳥は厳島には棲まないという。この烏には雄と雌がおり、春を迎えて子を産み、6月15日に弁天社の上を親子4羽で啼いた後、親烏は厳島を発って岩国へと飛び去り、子烏は厳島に残ったという。
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ナージキ,アクリョウ
1972年 沖縄県
老婆が赤子を抱いて庭に出て桑製の小弓で箕を射、仏壇の間にて赤子を東枕に寝かせ、蟹やバッタを這わせたりウブミジ(産水)を3度額に付けるナージキ(命名)の儀礼の1種により、悪霊から赤子の魂を守る。
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カラス
2003年 宮崎県
内神を祀る霜月祭の早朝,赤飯と粢を苞にいれて田に持っていき,ミサキノヒという御幣を立てて拝むとすぐに当家のオミサキである烏が山から来て供物を持っていく。その人は後ろを振り返らず,他人と言葉を交わさず帰宅しなければならない。
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カッパ,ウワバミ
1982年 長野県
餅と稲を共に流すことで無縁仏の供養とする。水の災難を防ぐため餅と米を流す風習もある。ウワバミが子供を食べようとしたが餅を持っていたので難を逃れた。川の事故を防ぐために餅を流すこともある。
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