国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ガラッパ
1937年 鹿児島県
天保8年ごろ、ある人が馬を五郎池の辺に繋いでいると、馬が急に暴れだし駆け出した。取り静めてみると河童のようなものが馬の足に綱で絡まって死んでいた。馬を引き込もうとして失敗したのだろう。以降この家では子供ができず、代々養子を入れ家を継いでいる。

類似事例(機械学習検索)

ガラッパ
1982年 鹿児島県
昔、馬を川に置いて離れたら馬が逃げ帰ってきた。よく見ると馬の綱に河童がからまっていた。そこで河童を馬屋に縛りつけておいたら2,3日後にしなびてしまった。女中が水を掛けると力を取り戻して綱を切って逃げた。
類似事例

カッパ
1931年 岩手県
昔、川のあたりに馬を繋いでおいたら、河童が馬を引こうとしていた。主人が河童を生け捕ったが、この部落には絶対に禍をしない条件で助命したという。
類似事例

カッパ
1976年 山口県
河童が馬を川に引きずり込もうとして引っぱりだされ、柱に縛られてぐったりしていた。河童に水をかけたところ、皿に水が入って力が出て、綱を切って逃げてしまった。
類似事例

ガラッパノバケモノ
1982年 鹿児島県
ある家の下男が馬を川に連れて行き杭に繋いだところ、その杭は河童が化けたもので、馬は驚き逃げた。河童は繋がれていたのでそのまま引っ張られていき、馬屋に繋がれてしまった。女中が水を掛けると力を取り戻して縄を切って逃げた。
類似事例

カッパ
1930年 長野県
川のそばの木につないでいた飼馬が、いつのまにか河童と通じて河童のような仔を産んだ。仔馬の頭はくぼんで摺鉢のようであった。
類似事例

カッパ
1930年 宮崎県
薬湯屋の湯がぬるくなった頃、河童が集まって入浴した。主人は困り、ある晩湯槽から湯を落としておいたら、翌朝自分の馬が殺されていた。河童が怒って殺したのである。
類似事例

カッパノタタリ
1981年 宮崎県
明治の頃、ある爺が河童を捕まえて馬屋の柱に括り付けておいた。その妻が悪いことをするなよと言いながら水を掛けると河童はゆうゆうと逃げた。それゆえ現在その家には祟りで赤い髪の子ができる。
類似事例

オオヒョウ
1974年 福岡県
天保8年4月29日に、筑後の簗川に雹が降った。重さ200目ほどあり、外で飼育していた牛馬が撃たれて死んだという。
類似事例

カッパ
1929年 大分県
河童が川端につないでいた馬を川に引きこもうとしていた。村人が河童を捕まえて、厩に縛っておいた。河童は主人の留守中、女房に頼んで頭に水をかけてもらい、力を得て逃げた。翌日から毎夜魚を3疋ずつ持って来て盆の蓋の上に置いたが、ある時蓋の上にあった庖丁に驚き、その後持って来なくなった。
類似事例

カワコ
1961年 島根県
川子淵のそばに馬を繋いでいたが、カワコ(河童)が馬を引いて行こうとして、逆に引きずられて頭の骨を折った。
類似事例

メドチ,カッパ
2001年 青森県
馬がめどちの子を孕んだ。生まれた子馬は、体は馬だが、顔はめどちそっくりであった。その子馬は間もなくして死んだので、野原に捨てておいたのだが、その死体はいつの間にかなくなっていた。母馬も死んでしまった。
類似事例

ガワラ
1983年 愛媛県
入野村の庄屋の家で一匹の馬を飼っていた。入野の原で走らせていると、この原より少し南にある淵からがわらが出てきて馬の綱を身に巻き付けて淵に引き入れようとする。馬は引きずり込まれて頭も隠れるほどになった時、驚いて一目散にかけて庄屋の家に帰った。がわらは綱にからまったまま力なくうずくまっていた。5、6歳の子供のようで頭には皿のようなものがあった。農民はそれを打ち殺して埋めた。その塚をがわら塚という。
類似事例

カッパ
1928年 愛知県
川で馬を洗い、家に帰ると、馬の尾に河童がつかまっていた。頭の窪みへ水を入れると元気になって淵へ逃げ帰った。それ以来、河童は毎日1籠の魚を届けたという。
類似事例

カッパ
1968年 群馬県
昔、矢陸の人が川に馬を入れて洗っていたところ、河童が馬を引き込もうとして尾につかまったので、馬が驚いて河童を引きずって村に帰って来た。村人は河童を殺そうとしたが、河童が「人寄せの時に膳椀を用意してやるから」と命乞いするので、逃がしてやった。その後、人寄せの前の晩には、膳棚岩の上に膳椀が用意してあったという。
類似事例

カッパ
1931年 長崎県
ある人が馬を川の中につけたまま仕事をしていたとき、河童が馬を引きこもうとした。河童をつかまえ、納屋の柱にくくりつけた。その人の母が河童にドウズをかけたら、河童は力を得て逃げようとした。
類似事例

カッパ
1977年 青森県
河童はうまの腸が大好物。ある人が川で馬を洗っていたら、馬が興奮しはじめた。河童が馬を川の中に引こうとしていたのだが、馬が暴れて手綱に絡まり、家まで引きずられていってしまった。
類似事例

カッパ
1935年 新潟県
尻子を狙って河童が引っぱる。馬の尻尾についている河童が、法力によって正体を現して寺内に入ったことを咎められ、殺された。
類似事例

コボウズ,カッパ
1966年 香川県
川原の草原で馬を放し飼いにしていたところ、水中から小坊主が現れ、馬の前脚後脚をがんじがらめに縛った。ぐったりしているところに飼い主がかけつけ、笹をあてがうと馬は目に涙をため、一口二口笹を噛んだまま死んでしまった。
類似事例

カッパ
1977年 福島県
源八沼には河童がいて馬や人を引き込んだ。あるとき河童が中寺の馬を引き込もうとして寺まで引きずられ、坊さまに説教されて証文を書かされた。それ以来、源八沼では河童のいたずらはない。
類似事例

カッパ
1928年 島根県
河童が馬を川に引き入れそこなって生け捕りにされた。2日間厩の柱にからめつけておいたら主人の夢枕に立ち除名を乞うので逃がした。その後、村人が水死しなくなった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内