ノガマ 1939年 高知県 葬式の際にハカに鎌を立てる。ノガマと呼ぶ。山で不意に怪我をするとノガマに切られたと言い、ノガマの魂魄が集まって山中を通るのに突き当たったからだという。
類似事例 |
|
ガマ,ケンムン 2001年 鹿児島県 このガマとケンムンは同じもので、ガマがケンムンになるという。
類似事例 |
|
ノガマ 1976年 愛媛県 新しい刃物を買ったときは砥石に当ててから使わないとノガマになる。何かの拍子で倒れたりした時、大きな傷口が出来る。その傷口の割に出欠もせず痛みもない時、ノガマが喰ったのだとよく言われた。
類似事例 |
|
ノガマ 1985年 愛媛県 ノガマは四国一円に伝承される妖怪で、刃物で切ったような大怪我をすると「ノガマに切られた」などと言う。松山地方では、石垣や大石の影にノガマがいるので近寄るなと言う。ノガマにやられると、冷気を帯びた風が吹き冷たいと感じ、足元が急に痛くなり鋭利な刃物で切られ、血が吹き出す。
類似事例 |
|
ノガマ 1985年 愛媛県 宇和地帯ではノガマにやられても出血しない。ノガマは風にのってやってきて人間の生き血を吸っていく魔物だからだという。三間町音地では野山に捨てたノガマになり憑くと考えられていた。
類似事例 |
|
ノガマ 1976年 徳島県 祖谷山では埋葬した墓の上によく鎌を立てる。これをノガマという。また山で仕事をしていて転び、切り傷などができるとノガマに切られたと言う。ノガマは埋葬してしばらくは墓の上に置くが、始終山野を飛んでいると言う。ノガマに切られたときの為の呪言がある。
類似事例 |
|
ノガマ 1976年 愛媛県 石垣や大石のある所にはノガマがいるという。ノガマに近寄ると冷たいと感じ、しばらくすると足下が急に痛くなり鋭利な刃物で切られて血が噴き出すという。どのような姿かは分からない。
類似事例 |
|
ノガマ 1983年 愛媛県 ノガマは石垣や大石の影にいるので近寄ってはいけない。ノガマにやられると冷気をおびた風が吹き、足元が急に痛くなる。刃物で切られたようになり血が吹きだす。
類似事例 |
|
カサゴツト,テンテンゴツト 1941年 富山県 ガマは術を心得ているからカサゴツトとかテンテンゴツトの神とかいって、神にしている。生命の危機に際してこの神に祈ると、ガマの術で助かることがあると言われている。
類似事例 |
|
メオトイシ 1987年 長野県 この石にあがると怪我をする。
類似事例 |
|
ヤマノカミサマ 1988年 埼玉県 山の神様の日に山へ入ると怪我をする。
類似事例 |
|
(ミガワリダイシ),オマモリ 1973年 広島県 この夏、ある人が数間の谷間に転落した時、怪我も何もないので身代わりのお守りを拝すると、二つに割れていた。
類似事例 |
|
ケガ,シ,(ゾクシン) 1916年 滋賀県 雪隠で怪我をすると死ぬ。
類似事例 |
|
コウシンサマ 1934年 東京都 子供がサイドカアに轢かれたが何ともなかった。また、自動車が食堂へ飛び込んだが、人がいなくて怪我がなかった。これは庚申さまのお守りによるという。
類似事例 |
|
ノガマ 1983年 愛媛県 ノガマは風に乗ってやってきて、人間の生き血を吸う魔物である。
類似事例 |
|
ノガマ 1983年 愛媛県 ノガマは風に乗ってやってきて、人間の生き血を吸う魔物である。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1983年 茨城県 さまざまな俗信。ガマガエルは家を守っている。朝、猿の話をするな、など。
類似事例 |
|
ナタガマ 1939年 長野県 子どもが引きつけや危篤の時で医者を呼びに行く暇がないときには、ある旧家の大黒柱にナタガマを打ち込むとよく効くという。
類似事例 |
|
ガマガエル,ミズゴロウ 1982年 宮城県 養蚕で栄えた家が没落していた。ある時家人が、蚕が5,6匹ずつ飛んでいくのをみた。不思議に思ってつけると、大きなガマガエルが舌を伸ばして蚕を食べていた。そのガマガエルを殺してミズゴロウと名づけて祀ったら、家は再び栄えた。
類似事例 |
|
ジゾウサン 1981年 和歌山県 嘉道地蔵さんの前の道では落ちる人が多いが、怪我をする人はいない。地蔵さんが抱き上げてくれるという。酒に酔ったお爺さんが自転車で川に落ちたが、それでも怪我がなかったという。
類似事例 |
|
サンキガマ,マヨケ 1929年 岩手県 サンキガマと呼ばれるものがある。雫石村では、細長い木を3本立てるが、魔除けの意味がある。
類似事例 |
|