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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミナリイワ
1972年 愛知県
昔、中州西部の海岸に大落雷があり、いつになく大きな雷鳴がとどろいた。火柱の立ったところを調べてみると大小の石があり、その下の岩には大きな足あととつめのあとが残っていた。

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カミナリイワ
2003年 愛知県
昔、中洲西部海岸に大落雷があった。いつになく大きな雷鳴で、近所の人が驚いて火柱が立った場所をくわしく見ると大小の石があって、岩の上には大きな足跡と爪の跡が残っていた。この岩を雷岩という。
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イシ
1929年 大分県
倉木山の麓に2丈余りの巨石がある。昔、村人がある所から帰るとき、草履にはさんだ小石が取れず、不思議に思い、袂に入れて持ち帰った。袂から出すと鶏卵程の太さになっており、驚いて石を山の麓に置くと、年々太り今のようになった。
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ヒバシラ
1939年 新潟県
大火事の数日前には火柱が出る。5・6間の火柱が立った数日後には火事になったという話もある。日露戦争後にはまったく見られなくなった。
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(カミナリノイシ)
1973年 山形県
承和6年10月に、出羽国田川郡司が報告してきたことによると、この郡の西浜には元来石は無かったが、10日ほど続いた雷雨の後に浜をみると、鏃の形に似た石が少なからず落ちていたという。その石は白黒青赤などの色で、鋭い方が西を向き、茎は東を向いていた。
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(ヤノネイシ)
1974年 山形県
承和6年9月13日、出羽国田川郡の西浜達府から54里ほど離れた場所で激しい雷雨が10日ほどあった後、鏃や鉾などに似た、白や赤の石が多数落ちていた。
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ヒノタマ
1959年 福井県
1920年前後のこと。3月にエビを捕りに海に出て遅くなり、日が暮れて霧がかかり、大風大波にあって、エビを放り出してようやく助かったとき、大風のカシラ(風の真ん中)に大きな火の玉を見た。
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イシノヤジリ,イシノホコ
1976年
出羽国菅田川郡の西浜で、仁明天皇承和6年、長雨が降り、雷電が鳴り響き15日間続いた。晴天になったとき、それまで石の1つもなかった海岸に、様々な色の石の鋒が落ちており、その先は西を向いていた。
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リュウビ
1989年 石川県
海上に発する不思議な火はゆっくりと磯辺に近づき、トメッサマの石のところに留って一旦消える。この火は龍燈様、石は龍燈石と呼ばれ能登半島各地に広がる伝承である。
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リュウセキ
1976年 新潟県
越後国蒲原郡勝屋村のある百姓が、山で径5、6寸ぐらいの丸い石を拾ったところ、ある日、石が二つに割れて中から煙が立ち昇り、にわかに雷鳴大風雨がおこった。割れた石の中には丸い穴があったという。
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ヒバシラ
1978年 新潟県
宝暦元年の名立くずれの際、沖へ出た猟師が陸の方を見たところ、空が赤く火柱が立っているようだった。慌てて戻ると、何事もなかった。その夜、地震と共に崩れたという。
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ヤノネイシ
1974年 山形県
出羽国田川郡の西浜周辺の道50里は石がなかった場所だったが、10日ほど大雨が降った後で海辺に鏃や鉾に似た石が多数西を向いて落ちていた。これは世に言う矢の根石だという。また元慶年間には秋田城や飽波郡の海浜も鏃に似た石が降ってきたという。
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オカンダチ
1958年 神奈川県
雷をオカンダチという。落雷で裂けた木の裂け目は雷獣が空に駆け上がった時の爪の跡だという。
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サンチュウノキ
1976年 群馬県
ある、殺生好きな侍が、草履取りと共に山に小屋を掛けて狩に入ったが、獲物が獲れそうになかったので下山しようとしたところ、山の奥からざわざわと音がして、大きな火の玉が小屋に向かってきた。侍が弓で射ると、鉄球にあたったような音がして火は消えた。その後、家まで帰ると侍の母親が怪我をしたという。母の部屋に行くと、侍が射った矢が落ちていたので、草履取りと共に押さえつけた。暫くはうめき声が聞こえたが、やがて静かになったので、見てみると、夜着以外何もなかった。家人も消えていた。
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アカゴ
1996年 香川県
あかごの足あとが残る大きな岩がある。昔、山のてっぺんから、一頭の馬とあかごが飛び降りた。馬は死んだが、あかごは岩の上に立っていた。足あとはそのときのものである。
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ヒノタマ
1938年 長野県
昔、北の空から南の空へ火の玉がゴーッと唸りながら飛んでいたことがある。火の玉が通った後、空には白い跡が残っていた。
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トリアゲイシ
1975年 秋田県
出羽国秋田の男鹿島の海岸に大石の上に一つの石が重なっていて、風雨の激しい時にはこの上の石が波で打ち落とされる。しかし暫くすると元の場所に戻る。
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オオイシ,キツネ
1987年 長野県
昔,田圃の中に巨大な石があった。ある漁師が,石の上で眠っていた狐を撃ち殺したところ,その漁師の家は間もなく滅亡してしまった。そこで,石を割ってしまったが,そのうちの一つに「大石」と彫って今も残してある。この土地を字大石という。
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ライジュウ,テンビ
1937年 秋田県
落雷した時、火柱が立ち、雷獣が木をかけ上る。この落雷を特に天火ともいう。
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ヒバシラ
1967年 石川県
時化の晩、海からみたら陸に火柱が見えた。
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イタチノヒバシラ
1981年 茨城県
日暮れ後に、杉の木の上に橙色の火柱が立っていた。数分でこの光は消えたが人々は、いたちの火柱と呼んでいた。これはイタチが尻尾を立てて光らせたものだという。
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