ヒバシラ 1938年 東京都 ヒバシラ(火柱)はイタチが焚く、と言われている。燃え上がる赤い焔で、これを見た人には良くないことが起こると言われている。
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ヒバシラ 1943年 群馬県 ある人が若い時分、ある夜親戚の家の屋根からヒバシラが出ているのを目撃した。その家では長男が死んでから三年目に当たり、その後家は全焼した。周囲の人々は火柱は火災の前兆であると言った。
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ゼンチョウ,ヒバシラ 1946年 岐阜県 直径1尺のどの火柱が田畑に立つことがある。これは火事の前兆で、火柱が倒れた方向に火事が起きると信じられている。
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ヒバスラ 1977年 富山県 ヒバスラ(火柱)は、藪や墓地に立ち、倒れた方角に関わらず火事が起こる。正体はイタチであるとも言われる。
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ヒバシラ 1939年 新潟県 大火事の数日前には火柱が出る。5・6間の火柱が立った数日後には火事になったという話もある。日露戦争後にはまったく見られなくなった。
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ヒバシラ 1948年 新潟県 火事の前兆として火柱が出る。これは梟が毛を抜いているのが火に見えるのだといわれる。この他に鷺がヤカンに化ける話や梟が提灯に化ける話もある。
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テンビ 1938年 熊本県 天火はほとんど得体の知れない怪火である。大きさは提灯ほどだが、人玉のように尾を引かない。屋根の上に落ちてくると、火事を起こすといわれている。
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イタチノヒバシラ 1981年 茨城県 子供の頃、イタチの火柱を見た。天神様などで見え、赤みがかった色で、形はすうっとしていた。見ていると消えてしまうが、火柱が倒れた方向にある家には火事が起こるといわれていた。
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(ゾクシン) 1969年 岐阜県 火柱をみると付近で火事がおこる。
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キツネ,キツネビ 1939年 秋田県 20数年前の春。間平野から流星煙火(ユウセン)のような火の尾が、赤い虹みたいな太さになって、長沼の辺の闇の中に消えた。日照り続きに出るらしい。
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ヒバシラ 1964年 福島県 夜空に火柱が立つことがあるが、これは不吉の前兆で、火柱の倒れた方角から火事がでる。このようなときは「日待ち」をする。
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(ゾクシン) 1938年 島根県 火事が起こる前は、炉端にナバが生えるので、判るといわれている。
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ヒバシラ 1933年 愛知県 火柱が立つと必ず火事がある。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナー火はガジマルの古木の枝などに、提灯のような火が多数渡り歩くもの。
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ヒジャマ,キトー・アスィプ 1976年 鹿児島県 ヒジャマは直径20センチくらいの赤い火の玉で、海上に出ると火花のように無数の火の粉に砕ける。尾は引かないが、海上に落ちる寸前に竿のような長い火の棒になる。
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ヒジャマ 1977年 鹿児島県 ヒジャマは直径20センチメートルぐらいの赤い火の玉である。ヒジャマが海上に出たら、花火のように無数の火の粉に砕けた。ヒジャマは尾を引かないが、海上に落ちる寸前に、竿のような長い火の棒になる。
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ヒダマ 1943年 沖縄県 火事を起こすのは火玉であり、その形は鳥に似て赤いとも、あるいは長い尾を引いているとも言う。
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テンピ 1932年 熊本県 流星でもない、天から降りてくる火。赤かったり青白かったりし、尾を曳かずに空中を飛ぶ。もし人家に落ちれば必ず火事になる。
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ホボラビ 1983年 岡山県 ある漁民が海上で夜遅くに食事の支度をしていたところ、ホボラ火という怪火に遭遇した。それは、帆をたたんだままであるにもかかわらず、物凄いスピードで進んでいたという。このホボラ火は、難破した船がその沈んだときのままの姿で現れるものなのだという。
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ヒトダマ,ヒダマ 1938年 静岡県 ヒダマは流星のように細い尾を引いて早く飛び、ヒトダマはオタマジャクシのような尾を引いて空中を漂う。少年の頃火の見櫓に登っているとヒトダマが近寄ってきた。手で叩き落すと火は消え、手には泡が付いていたという。
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