シ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 3人に3度廻られると死ぬという。
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ボンデンダ 1982年 群馬県 ぼんでん田を買った者には不幸があるといわれ、持ち主が次々変わった。今(S29年当時)の持ち主も田植え前に神主に祈祷してもらっている。
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シニダノオンリョウ 1932年 愛知県 死に田と呼ばれる田があり、その持ち主だった家は、既に3代とも死に絶えてしまった。現在の所有者の家も、病人が絶えないという。昔、矢田川が氾濫した際、ここにあった寺が埋没してしまったために、仏が祟っているのだろうと言われる。また、持ち主だった女が人にだまされ、家産を傾け死んだため、その妄念が残って、祟っているのだろうとも言われる。
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ハカバ,シ,(ゾクシン) 1916年 和歌山県 墓場で転ぶと3年の間に死ぬという。
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ビクニタ 1995年 埼玉県 比丘尼から騙し取った田を作ると持ち主が急に死んだり、その家に悪いことがあるので「びくに田」は作る人がなかった。
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キツネモチ、ジャタイモチ、クチナワモチ 1992年 島根県 縁組の際には家筋を調べた。これを筋見と言った。狐持ち・蛇体持ち・クサナワ持ちは避けられた。狐持ちの家のことについては、あまり言ってはいけないということになっている。
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オトモレツトイウチイサナタ,ヒトバシラ 1970年 山梨県 オトモレツという小さな田は、転々と持ち主が変わる。人柱のたったところだといい、作った家では必ず葬式が出る。
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イトダヤマノカミノタタリ 1979年 長野県 昔、此田で子守と赤子が山へ行って行方不明になった。それ以降、この山に関係するものに祟りが及び、山の持ち主は必ず死ぬかけがをしたり、山の木を伐った人は災難にあうという。これを糸田山の神といい、山の持ち主はこれを家に呼んで祀るようにする。この山はバチ山ともいわれている。
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カネ 1989年 長野県 文永寺の鐘が評判になると、飯田の殿様が寺から鐘を取り上げてしまった。しかし、鐘が寺を恋しがって「文永寺恋しやゴーンゴン」と泣いて鳴るので、やがて寺に返された。
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(ゾクシン),カラス 1933年 愛知県 寺の屋根で烏が鳴くと人が死ぬという。
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ホラガイ 1982年 福井県 享保11年3月、越前国十月山より法螺貝が出て、在所の者15,60人が埋まって死んだ。一説にかつ山と大野との間より、長さ5間幅6間の石が出て在所の者が300人余り死んだとも言う。
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ヤマ 1984年 山梨県 入ると必ず怪我をする山があり、そこの持ち主は売れなくて困っている。
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タマシイ 1988年 富山県 誰かが死んだ場合は寺の鐘がなる。霊魂が寺へ参って鐘をつくのだという。
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ジャンジャンビ 1935年 奈良県 奈良の北の法連寺町のトモ寺と岩淵寺にも伝説がある。トモ寺に女を、岩淵寺に男を埋めたためだといわれている。
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ネコ 1957年 愛知県 足助の寺の和尚が葬式で棺を出して行くと雨が降った。和尚が数珠で払うと晴れた。寺に帰ると寺の猫の片目が潰れていた。おまえはここには置けない、といったら、猫は裏の山に逃げた。いまでもそこに祀られている。
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(ヒトダマ) 1984年 山梨県 お葬式があると、誰も見えないのに万年寺の玄関で戸をあける音がすると万年寺の奥さんから聞いた。
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ヘビ 1970年 愛知県 いつも寺に来る蛇が死んでいたので、住職が葬ってあげた。すると、寺で受戒のあったとき、蛇が女になって和尚の弁当を持ってきたという。
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サル 1958年 岩手県 昔は60になった老人を山に捨てていて、それが猿になるのだと言っていた。
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ヒカリモノ,トビヒ 1940年 新潟県 寺が火災にあって、焼けてしまった。しばらくして寺から光物が出るようになった。近くで仕事をしている人が、曼荼羅様を見つけ、それを寺に返却した。表装は焼けていたが、中身は残っていたのである。
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キツネモチ、キツネ、サツトウサン 1992年 島根県 狐持ちの家は札とうさんともいう。狐持ちの家の田では、夜、狐が水を見張っているという。
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ウシニウマレカワッタソウリョ 1944年 東京都 僧侶は食べて寝ているので、死後牛に生まれ変わると信じられていた。ある寺の和尚が死に、世話人が寺名を書いて葬った。数年後、世話人が歩いていると牛方が「おい、○○寺!」と牛に怒鳴っている。その牛には色変わりの毛があり「○○寺」と読めたからとの事であった。
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