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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ボウレイ
1941年 兵庫県
小学校の先生が生徒を連れて墓地の側で休憩しようとすると、生徒は近づいてこない。理由を尋ねると、亡霊が出現するからだという。科学的に言うと、燐火が出るのでユーレイと考えられたのだろう。

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ユウレイ
1995年 島根県
学校に幽霊が出る。学校の下には墓があり、晩方に仕事をしていると、絣の着物を着た人が見える。誰だと思って見ていると、学校の方へ行くので付いていったところ、裏の便所に入った。大便所の方に入ったので開けてみるが、中には誰もおらず、火のように真っ赤だったので、驚いて帰った。大きな音がしたりすることもある。
類似事例

ユウレイ,ヒノタマ
1986年 東京都
夜、お墓に幽霊が出るといわれていた。小学校6年の時、友人とお墓の前を通ったら、火の玉が2つ出てきた。火の玉が追いかけてきたので、走って家に帰った。気づくと、服の背中に何か黒いものがついていた。
類似事例

リンカ
1936年 秋田県
墓地には火玉が出た。その燐火に足をのべてみたが熱くはなかったという。
類似事例

ホタル,ボチ,ソウ
1966年 栃木県
夜、子供が蛍を見に行った。墓地の中は特に蛍が多いので、水路を跳び越して蛍を追って墓地の中に入ると、子供の目の前に3メートルぐらいの僧が現れた。蛍は吹き消したようにいなくなっている。子供の驚いて逃げるのだが、墓地の外から見ると僧は見えず、ただ美しい蛍が見えただけだったという。
類似事例

アオイドレスヲキテヒヲモッタオンナノヒト
1986年 東京都
中学校の音楽部の生徒が夜遅くまで練習をしていた。帰る時に屋上を見ると、青いドレスを着て火を持った女の人が学校の裏手の墓を見ていた。女子生徒は家に帰った後、熱を出してうなされた。
類似事例

コイヌノヨウナカワイイモノ
1978年 和歌山県
子供たちが夜遊んで、友達の家の縁側に座っていると、足元に子犬のような可愛い者がいた。子供たちはそれを捕まえようとしたが駄目だった。そして気づくとそこは墓地だった。
類似事例

オンナ,コドモ,ハカノヒ
1941年 滋賀県
子供を背負った女が、「あそこの墓の火が見えるか」と筆者に話しかけた。そのような火は見えなかったので、「いいえ」と答えると、直ぐに立ち去った。ところが、どこを見渡しても女の姿は見えなかった。
類似事例

シタイヲカジルオバアサン
1986年 東京都
ある学校で、夜中の0時ごろ、女の先生が職員室にいたら足音が聞こえてきた。音のする方に行ってみると、学校の裏の墓場でお婆さんが死体を掘り出してしゃぶっていた。先生は怖くなって叫ぶと、お婆さんが追いかけてきた。先生は職員室に逃げたが、おばあさんは追いかけてきて、正体を見た先生を殺して食べた。
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オニビ,キツネビ
2002年
燐は鬼火という。墓などには狐火といって化生物などが火をともして見えたり消えたり、行きつつ戻りつつする。鬼火は化け物などのともす火をいう。
類似事例

タニザカノカイ
1999年 宮崎県
1960年ごろのこと。女生徒の間で、谷坂を夕方暗くなってから通るとオジモン(怖いもの)が出る、怪異が起こる、と評判になった。お墓の下を通るときに土砂が落ちてきた、髪の毛が逆立った、などの経験をした女生徒がいた。
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ユウレイ
1987年 山形県
母親が何人も子を間引いて、庭の隅に埋めたら幽霊になって出た。お墓に埋葬したら出なくなったという。
類似事例

シラセ(ゾクシン)
1985年 和歌山県
亡くなったと同時に、母親の霊魂がすぐ子供たちのところに行って最後の別れをしたということがあった。子供のところでは、誰かが来た気配があったので表に出たが、誰もいなかった。3人が3人とも同じような目にあったという。
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ユウレイ
1990年 長野県
幽霊が出ると言って、子供たちを戒めることがある。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1985年 愛媛県
明治41年に筆者が小学校に入学したが、若宮方面から来る生徒から時々火玉を見たという話を聞いた。曇った日の夕方や雨の宵など、しぶ草あたりを飛ぶのを見たという。理科の先生が「人や動物の体内の燐が出るのだろう」といって実験をしてくれた。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊が出てくる理由は分からない。幽霊は女の姿をして現れる。それは髪を乱して白い着物を着、両手を前にだらりと下げており、そして足はないのだという。お墓に出る。
類似事例

ユウレイ
1989年 長野県
幽霊は青ざめた顔をして、足の辺りはぼやけて見えないが、顔には三角形の紙のようなものがついている姿である。お墓に出るという。
類似事例

ナキゴエ,コドモノレイコン
1929年 愛媛県
昔死亡した子供が放置されていた。盆踊りのころには、川を上下しながらオワーという泣き声が聞こえているのは、子供の霊魂が迷って生みの親を訪ねるとされる。学生が訪れると恐ろしくて逃げ帰ってしまう。子供が来ると、その子が遊んでいる間だけは、決して泣かないようにしている。
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アカイヒ,アオオニ
1937年 秋田県
日が暮れてから墓地を通ると赤く火が燃えて、青鬼が2、3匹、火を吹いたり何かを喰ったりしていた。家人が見に行ったら、乞食が2、3人、芋ノ子葉に目鼻の穴を開け、火を吹いていた。
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タヌキ,キツネ
1985年 愛媛県
筆者の母の墓に、祖母と子守と共に行く途中に子守が突然「向こうから火をつけていっぱい来る」と叫び、「タヌキに馬鹿された」といって坂を駆け降りた。確かに、行列のように灯がうごめいていた。祖母は若くして死んだ娘の魂が燃えたのだと死ぬまで言っていた。
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ヒノタマ
1999年 宮崎県
1920年代後半のこと。話者が小学生の時、春の雨上がりの夜に松明を燈して魚突きをしていたら、墓地が青白く光っている。じっと見ていると直径30㎝ほどの青い火の玉がふわりと上がり、こちらに向かってくる。「火を消さないとこっちへ来る」と友人が言うので松明を消した。そのまま見ていると西風に乗って流れ、川の上まで行ったと思うと川上のほうにふわりふわりと移動して、山陰に消えた。
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