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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ソトバ
1926年 秋田県
平鹿郡平柳という部落の入り口に大木があった。もとは、疫神の祭に立てた卒塔婆だったという。

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テング
1939年 京都府
大木の幹に大きな穴があいており、天狗が棲むといわれていた。
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イヌソトバイシ
1956年 宮城県
農家に美しい一人娘があり、幼いとき、母親がその子に便をさせながら、飼犬に「このカエシを食べたら娘をやる」と冗談を言う。娘が年頃になって縁談で来た者は、みな飼犬に咬み殺された。母親は10年前の戯言を思い出し、娘に因果を話し、泣く泣く飼犬にめあわせて近くの洞穴に住まわせた。卒塔婆石は犬が死んだ時の供養塔だという。
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ウシ
1931年 長野県
大昔、神様が笹原を切り開くために乗ってきた牛が死に、石になった。牛石様と呼ばれ、疫病の神様とされている。県道を設けるために移したら、翌年百日咳が流行したので、祟りだと言われた。また、欠けたときの牛の乳のようなものが出たそうである。
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テングノマツ
1969年 埼玉県
山の上に天狗の松と呼ばれる巨木があり、それは部落からよく眺められる尾根筋に生育している。この松を切ったり傷を付けたりすると祟りがあると言われ、部落では大切に扱われている。
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テングノコシカケギ
1929年 東京都
ある家の隅に1本の杉の大樹があり、木こりに伐らせたところ、家のものが病気になった、修験者に聞くと、伐った樹は天狗の腰掛樹であった。その樹を伐った為であったと言う。
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チノツイタソトバ
1976年 中国
昔唐土に、頂に大きな卒塔婆が建った山があった。父親に卒塔婆に血が付くと山崩れが起きると教えられたその山の麓に住む老婆が毎日見に来ていた。それを知った人が老婆を驚かせようと卒塔婆に血を付けたところ、本当に山崩れが起きた。
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ヘイハチボウ
1975年 岡山県
ヘイハチボウは祟り神で、子供が酒を持っていってまつる。平八坊はこの村の者であったが、事情があって村中の者に殴られ死んだ。するとショウカンが流行って村中に病人が出たので法印に頼んで神にまつってもらった。
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ダイジャ
1943年 香川県
昔字黒羽に一匹の大蛇が住んでいて、田畑を荒らし、人々は心を悩ませていた。ある時、大蛇の前に女人が現れ、その大蛇をめがけて小刀を投げつけると、大蛇は死んだ。女人もかきけすように消えた。女人は毘沙門天の出現であったので、村の人々は塚をたてまつった。
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フウジン
2000年 愛媛県
河内橋という橋の畔に巨岩があり、そこに石祠がある。ここにはもともと集落の奥に祀られていた風神も移された。風神は山神を鎮めたり、タゴリ(咳)に効く神とされた。
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ドウマンヅカ,セイメイヅカ,セイメイヅカ
2002年 福島県
昔、ある所に大きな杉があり、田地の妨げになるのでこれを伐った。その後、朝廷に祟りをなすので、天子は安倍清明・蘆屋道満を召して平癒を祈らせた。これを祀るために壇を築き、道満塚・清明塚とした。
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ダイジャ
1974年 埼玉県
埼玉県川口市安行の原地区では5月24日に稲縄で大蛇を作る。この大蛇は疫病神を呑むといわれ、蛇作りを止めると疫病が流行し、禍が起きると言い伝えられている。かつて一度休んだ時はコレラが大発生したとも言う。
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スギ,カゼ
1968年 佐賀県
八床集落にあった杉の大木は、切られるときに夢枕に立ち、祀ってくれるなら切られてもいいと言ったので、切株の廻りから出てきた五輪塔とともに、祠を作って祀った。昔はここを通るとき、咳払いをしないとカゼに当てられて、ひどい頭痛がした。神官などに祓ってもらうと治る。
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テングノスガタヲシタヤマノカミ
1967年 大分県
阿蘇野峠の本峠と高塚の中央部南側にある山浦部落に天狗の姿をした山の神の石像が木造の祠の中に祀られている。
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ヤマノカミ
1986年 埼玉県
秩父郡東秩父村との境の峠に山の神が祀られていた。ある時峠の方にあった天狗松という巨木を伐り倒そうとしたが、伐っても松は倒れなかった。そこで休んでいると、突然上から巨木が倒れてきて大怪我をした。皆は山の神の祟りだとして、地元に勧請して山の神講を行うようになった。
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ウシオニ,ウシノヨウカイ
1973年 愛媛県
昔、疫病が流行したため、疫神退散を願って牛鬼をつくり、厄払いをした。また、牛のよう会が出て農作物に被害を蒙った。そのため怨霊を慰めるため牛鬼をつくり、祭事に奉仕し、被害から免れた。
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テングイワ
1961年 岡山県
岩倉という山の谷で天狗岩という巨石がそびえていて、天狗が鉾をといだものという。鉾立という地名もある。
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ダイジャ
1937年 新潟県
竹薮の中では大蛇が木の株に化けて出る。昔近くの家では病人が絶えないので、巫女に見てもらうと、大蛇の祟りだと言われた。そのため、大蛇を祀ってからというもの、ここでは大きな蛇が見かけられるようになった。
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シンボク
1999年 宮崎県
黒北集落の墓地には榎の古木があった。その古木が夜の10時ころになるとウーウー唸りだし、真夜中になると止むということが起きた。鉄砲を撃って脅しても止まないので、神様の仕業と言うことになり、榎にお神酒を供えて線香を焚いたら収まった。その後、この古木は万病を治す神木と崇められるようになった。
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タタリ,ヤマブシ
1935年 長野県
山伏が百姓に道をたずねたが、諍いになって殺された。何年か後に疫病が流行り、一人の病人が、神がかって告げるには、殺された山伏の死骸に木の根が絡んで苦痛なので、静かな場所に移してもらいたいとのことである。さっそく鎮め祀ったのが大平霊社である。
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テング
1952年 三重県
以前天狗がすんでいた楠の巨木がある。元は近くに八天狗社があり、土仏山にも天狗の松と言われる三叉に別れた巨松があった。
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