(ゾクシン),ウドンゲノハナ 1935年 栃木県 うどんげの花が咲くと、人が死ぬという。
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ヒカリダマ 1976年 宮城県 出征前の男子は、光り玉をよく見るという。
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テン,タイショウ 1941年 新潟県 家で男子が留守番をしていると、毎日のように遊びに来て、親が帰ってくると寺のほうに帰っていく。男子が胡瓜を食べたいと言うと、庭に種を植えてそれが半日ほどで成長して食べられるようになった。これは寺の貂であった。
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(ゾクシン),ウドンゲノハナ 1933年 栃木県 うどんげの花が白く咲くのは盗難、黒く咲くのは死去、赤く咲くのは幸福の前兆。
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テング,グヒン 1977年 ある男の子が急にいなくなり、神隠しにあったのだろうということで隣組総出で探し回ったが、遂に見つけられなかった。ところが5・6日後の夕方、男の子が二階の庇に立っていて、天狗に連れられて京や大阪を見物したと言ったという。その他、グビン様にさらわれたなど、こうした話は諸方にあるらしい。
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(ダンジョヘンジョウ) 1976年 中国 建安7年に、ある男子が女子になるということが起きた。
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シラヌヒト 1936年 山口県 村の子供が溺れ死んだので、ミコに見てもらったら、水の所に美しい花が咲いていて、それを取ろうとして落ちたのだと言った。また、子供がいなくなって探していると、山の中にいた。聞いてみると、知らぬ人が来い来いと言って連れていったのだという。
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(ササウオ) 1980年 岐阜県 飛騨国の谷間には笹が多く生えているが、その中に魚の形に似た物が生える時がある。頭と思われるところが笹に付いており、3月から4月になると動き出し、水中に落ちると魚になる。ゆえにその地では笹魚と呼ばれている。
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カミカクシ 1925年 岩手県 6、70年前、医者の家の美しい一人娘が神隠しにあった。数年後に家の流しの口から鮭が飛び込み、それは娘であろうと言われ、それ以来鮭を食べなくなった。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 花に関する俗信。桐の花が咲くとイカがとれる。アヅキの花が咲くとマスがとれるなど。
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ウマ 1934年 奈良県 山には頭に笹の生えた大きな馬がいる。見ると倒れると言われている。一本足であるとも言われる。
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カクシ,カミカクシ 1973年 香川県 カクシとは神隠しのことである。タネの花は咲く頃には、2~3才の子供がよくカクシに会うという。
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テングサマ,カミカクシ 1989年 長野県 子供が神隠しにあって帰ってきて、てんぐ様に連れられて大阪に行ったなどと言う。だいたい3日から5日すると帰ってくる。村中で探したところ、家の庭にいたということもあった。神隠しにあって、帰ってこない人もいたという。
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テングサマ,カミカクシ 1936年 岐阜県 昭和6年7月、ある人が畑に出たまま今に至るまで帰ってこない。天狗に連れて行かれたのか神隠しにあったのだろうと、今でも葬式をせずに帰りを待っている。
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(リンシタイケン) 1982年 群馬県 倒れたとき、神社裏の小さな花が一杯咲いている所をさ迷い歩いていた。
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ヨブコエ,アヤカシ 1992年 広島県 海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
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テンペンヨウイ 1977年 観応年間、古い箒に花が咲いた。臼の木に花が咲いた。伐って10年以上過ぎた椿が葦のように伸びた。
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ミヤシタノナナフシギ,ヒュウガノソラノカンザクラ 1987年 長野県 諏訪神社の北数町ばかりの所を「日向のそら」という。ここの桜は寒中に花が咲き,その様子でその年の豊凶を占った。
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カミカクシ 1975年 高知県 3、4歳の子どもが行方不明となり、一里も離れたところで発見された。知らない者が連れていったと語ったという。また、春代という娘が6日間もいなくなり、7日目に押入れで発見されたことがあった。坊主のようなものが連れていったと語ったとのこと。
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ソーレンバナ 1939年 鳥取県 曼珠沙花をソーレン花と呼ぶが、長病の者が寂滅するのはこの花が咲く頃だといわれている。
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カミカクシ,テンゴウサマ 1960年 神奈川県 神隠しにあった人を村中で山に入って探した。神隠しとは天狗にさらわれることで、たいてい木の上で発見される。蕎麦だと思いながらミミズを食べていたりする。
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