国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オツヤノボウレイ
1960年 三重県
オツヤが押されて死んだ所の大きな石を砕きに行った者が、すべて熱を出した。フイエサマに占ってもらうと、オツヤの亡霊が祟っていると言われたので、碑を立てたら祟りをしなくなった。

類似事例(機械学習検索)

レイコン
1936年 香川県
寺の火事の原因を作った罪で死刑にされたものの墓の木を伐ろうとしたら、霊魂がその人の娘に憑き、子孫までも禍を及ぼすと言うので、石碑を建てて鎮めた。
類似事例

タブノキ
1976年 大分県
いろいろな木がまとわりついている、大きなタブの木がある。以前、これを切った人が熱を出した。木立からオツナさんという占いのお婆さんに来てもらった。見てもらったところ、タブの木の祟りだと言われたという。
類似事例

オコロイシ,ワカザムライノシリョウ
1997年 長野県
下條さまの身内の若侍が病にかかって大変苦しんでいた。熱にうなされ石の上に身を横たえて亡くなった。人々はこの石には若侍の霊が宿っていると信じて、石を粗末にすると祟ると言い伝えた。
類似事例

シンボク
1983年 愛媛県
蓑島伊右エ門正勝の屋敷裏の山中に神木があったが、これを切って薪にしてしまった。するとその夜から子供が発熱して苦しみ始めた。占い師が神木の祟りだとしたので、「代わりの木を植えるから子供は助け給え」と叫ぶと熱は少し冷めたが、子供は遂に死んでしまった。
類似事例

タタリ
1997年 長野県
兜石という塚の周りには大きな南天が繁り、触ると祟りがあると言われていた。若い人が酔った勢いで塚を掘ったが、2人が鍬で怪我をし、1人が南天に触れて体が震えた。家の人が塚をお祭りしたが、3日間起きられなかった。
類似事例

(センシシャノタタリ)
1989年 長野県
村一帯に悪病が流行ったときに巫女に拝んでもらうと、戦死者の霊が祟ると言われた。千九人童子の墓という碑を建てると治ったという。
類似事例

ハカ,オチウド
1958年 岐阜県
砂場の地蔵の形をした古い墓はよく祟る。地蔵を信仰している人に占ってもらうとわかる。あまりたびたび祟るので、椿の木を植えたら祟らなくなった。
類似事例

ミョウケンサン,オオイシ
1972年 長崎県
余所の偉い人が行き倒れて亡くなったので、命日にダゴーを作って供養した。大石を死体を埋めた上に置こうとしたところ、近くの大石がびくともしないので、ある人が一発殴るとその石が2つに割れた。死んだ人の力で割れたのだと考えて、偉い人だろうということで、妙見さんとして祀った。
類似事例

ヘイケノオチウドノタタリ
1985年 愛媛県
海禅寺にある椎の木の根元を掘った人が、顔がむくんで体がしびれた。平家の落人が祟った。
類似事例

オッパショイシ
1911年 徳島県
村の入り口の近くに名のある力士の墓があるが、いつかから前を通ると「オッパショオッパショ」と墓は喋りだすようになった。そこで、ある強い人がそれなら負ぶされと言って石を負うと徐々に重くなった。それを投げたところ二つに割れてしまい、それ以来この怪異は絶えて、長い間割れた石が残っていたという。
類似事例

エンノマツ
1938年 鳥取県
この松に斧を入れると祟りがあり、枝を伐っただけでも腹痛を起こした。懸賞金をかけて近郊の人に伐らせたところ、松の根元には古い墓があり、一字惣一と刻まれていた。
類似事例

ゴゼ,タタリ
1985年 愛媛県
昔一人の瞽女が道に迷って村に来たが、村人が親切に遇さなかったため石の近くで餓死した。その石を瞽女石と呼んでいる。瞽女死後祟ったので、村人は修験者に頼み鎮めてもらった。
類似事例

ダイジャショウジャ
1930年 長野県
夢で大蛇がとめるのも聞かず、殺した大蛇を見世物にしようとすると、一人娘が熱病にかかり、家にとめた六部の言うとおりにすると娘は死んだ。祟りを祓う人に頼んだが、美女が邪魔してうまくいかない。その土地を買った者には祟りが続き、祠を建てて供養した。
類似事例

シチニンミサキノサワリ
1970年 岡山県
西谷のシチニンミサキは、昔大木があったのを伐ったところ、牛を死なせたり、伐った人が死ぬ目にあうというようなさわりをうける人が多かったので、オガミヤにみてもらって祀った。
類似事例

ヘビ
1952年 東京都
峠の道で大蛇に石を投げつけた男が熱病にかかり、巫女の占いで蛇の祟りとわかった後は手厚く蛇の供養をした。娘の話者は、巫女が拝む際にとぐろを巻く大小の蛇に見つめられたという。
類似事例

オシロイイワ
1988年 愛知県
人の色を白くする岩に、色を白くしてもらったお姫様がいわれに困って岩を割って移動させると、真っ黒くなりボロボロ砕け出した。あたりの人に大変な祟りをするようになる。特に婚礼の時は不縁を恐れて避けて通る。
類似事例

イシ
1976年 奈良県
宝亀元年、西大寺の東塔の礎を破却した。石の大きさは1丈余り、厚さ9尺であった。この石は飯盛山の石で、数千人で引いた。日々数歩づつ動いた。石が自ずから鳴るので、人夫を増やして引いた。その後きり刻んだ。時に巫女たちが石の祟りで悩んだ。ゆえに芝を積んで焼き、道路に捨てた。その後天皇が病気になり、博士に命じて占ったところ、石の祟りであるというので、石を集めて清浄の地に移した。今、寺内にある破石はこれである。
類似事例

オタツイワ,ヒトダマ
1938年 京都府
昔、お辰という美女が殺され、その上に大きな岩を乗せられた。当時は人魂が出ると大騒ぎされた。
類似事例

タタリ
1976年
ある人の家来が、さしたる罪が無いのに、主人に手打ちにされることになった。家来は、死後、祟りをなして必ず取り殺すと宣言したが、主人は笑って、その証拠を見せろ、首をはねた時に首が庭石に喰らいついたら信じようと言った。家来を手打ちにすると、首は庭石に喰らいついた。しかし、その後何の祟りもなかった。ある人がそれについて尋ねたところ、主人は、死ぬ時に石に食いつこうとのみ強く念じたから祟りの心を忘れたのだと語った。
類似事例

ミカワカミ,タタリ
1956年 佐賀県
屋敷のまわりにあった無縁仏をかたづけたところ、屡々祟りがあるというので、少し離れた道端に新しく碑を建てて供養した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内