ナンテン,タタリ 1984年 長野県 落城する時に井戸に鉄兜などを入れて埋めたという。その塚が兜塚である。その塚を掘り起こそうとした若者は、生爪がはがれ、別の男は鍬で怪我をし3人目は震えた。3人は全身の震えに悩まされたが、家族が塚に供え物をすると元気になった。
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タタリ 1996年 神奈川県 道路をつくる石が欲しくて塚の石を割ると、そこの家の長男が亡くなったりとよくないことがあるらしい。塚の祟りだとかで、みんなが怖がって供養していた。
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メイドウ,タタリ,オノノケヒト,オニビ 1974年 和歌山県 紀伊国高野川の北に非常に険しい山があった。この山に人が登る事があると忽ち鳴動し、樵夫が木を伐ると祟りをなして病気になるという。ある至孝の農民が、病床の母に頼まれた山鳥を狩りに山に入り、鳥は得たが道を失った。杉の陰に燐火と思うものが燃え農民を呼ぶ声がした。見ると貴人がいて、自分が祟りをなしていた、地面の下を探って寺に移してほしいと言う。山を下りて後、法師と山を探ると骨があり、それは小野毛人のものであった。
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モリヅカ,タタリ 1985年 愛媛県 森塚は、昔勅使に随従して下向した人々の塚だといわれており、森塚の樹木を切ると祟りがあるといわれている。大塚穴を三人の者が発掘したら、三人とも門や納屋を焼いたり死んだりした。また山岡某が塚のカヅラをきったら半死半生の病にかかった。
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テング 2001年 長野県 ある人が山仕事のため汗馬山に入った。眠くなり寝ていると木を切り倒す音で目覚めた。辺りは暗くなっており、天狗が暴れていた。家に逃げ帰って翌日大勢で現場を訪れたが、平素通りだった。これは天狗様の祟りだということで、像を作り祀った。
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オオツカヤマ,タタリ 1968年 茨城県 大塚山は必ず祟るところである。終戦直前ここに防空壕を掘るために、作業を始めると、迷信だと言って祟ることなど信じない隊長をはじめ、多くの兵隊が腹痛を訴えた。
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ジンメンセキ 1933年 岐阜県 5,6年前農作業中に発掘された人面が彫刻された石に関して、触ると祟りがあるだとか、病が治るといわれはじめている。
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コフンノタタリ 1956年 宮城県 三島古墳に鍬を入れたり,玉石を拾ったり,草を刈ったりすると,必ず発病・出火などの祟りを受けるといわれていた。大正2年に発掘した時,玉類と古剣の塚頭がでてきたので警察署で保管することになったが,のちに同署が火事で焼失してしまった。これも古墳のたたりに違いないということで,焼跡から拾い出した玉をもとの塚のなかに納めて碑を建てた。
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オコリ,イシ,タタリ 1941年 岐阜県 某百姓が堤防工事の時に、石割に使う発破を恐れ遠く逃げて、墓のそばに隠れたが、ついにその墓に触って、ゾッとした。その夜から高熱が出て体全体が震え続けた。翌日、治ったと思ったら、次の日にまた震え始めた。墓に障った時におこりがついたのだと分って、まじないで落としたという。
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コウミョウヅカ 1982年 群馬県 光明塚を掘ったり、塚の上の木を切ると祟るという。
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ヘイケノオチウドノタタリ 1985年 愛媛県 海禅寺にある椎の木の根元を掘った人が、顔がむくんで体がしびれた。平家の落人が祟った。
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オツカサン,(ゾクシン) 1965年 愛媛県 お塚さんは戦争に敗れて逃げてきて死んだ武士を、石を盛り上げて祭ったものだという。田の中・畑の陰などにある。石を墓のように積み上げて、その上に石を2つ立て、周りにナンテンを植えたものが多い。お塚さんに触ると、罰があたる・祟りがくるといわれている。
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タタリ 1935年 三重県 弘化2年、弁天島と呼ばれる島の近くを舟で過ぎていた庄屋の兼次郎は、一條の水柱が立っているのを見て、島に近づいてみると何かの頭が見えたという。その三日後に弁天島に渡った親子の木こりが谷に落ちて死んだ。これは神の祟りと考えられた。
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ノガミサン 1988年 奈良県 ノガミさんの塚はお偉いさんの墓で、登ったり、生えている椿やススンボ(オナゴタケ)を取ったりすると祟りがあるといわれ、取らない。
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ツバキジンジャ 1970年 滋賀県 椿坂にある塚は椿神社と呼ばれており、鈴木越前守繁晴の先祖の宝物が埋まっているという。掘るとお腹をこわすといわれ、大工さんが怪我をした事もある。村人はあまり近づかない。お祭りの日には提灯を飾り、お供えをしている。
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シニン,タタリ,サクラ 1989年 長野県 昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その木に傷が付くと血が流れ出たという。塚が崩され田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。その土地を買った家でも不幸が続いたが、社を造って近親者で祭を行うと、商売が繁盛するようになったという。
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ハンニャヅカ 1985年 茨城県 般若経をこの塚に埋めたとされていて、たとえ木一本でも切ったものは祟りがあると伝えられ、篠で覆れ荒れていた。竜ヶ崎ニュータウンで開発されて消滅した。発掘を担当した者が怪我をする事故が起きた。
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イシノタタリ 1932年 兵庫県 淡路島の南にある小川に、10畳くらいの大きさの、相場石と呼ばれる石があった。老人たちは、石に手をかけると危難が降りかかると言って恐れていた。しかし佐吉という力自慢の石工が、水車の石臼にするため、石の頂のところを打ち削った。すると、石臼のできあがらないうちに、佐吉はポックリと死んでしまった。石の祟りだと言われた。
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テング 1993年 福井県 大きな岩石があり、ここの天狗がいると恐れられていた。ある日この近くで三左衛門という人が炭を焼き始めた。天狗が現れ「ここはわしの庭だから、すぐ帰れ。笛を吹き、太鼓が鳴ったら下山しろ」という。無視していると数日後に天狗が現れ「もう一度合図するので、帰れ」という。風が強くなり、雨も降り出したので下山した。あまりの大嵐となり、三左衛門の家は倒れた。
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テングノオヤシキ 1972年 岐阜県 ある人が、炭焼きのために山に入った。木の葉で固まっているような球があったので、棒でつついてみた。すると急に辺りが暗くなり、雷雨になってその日は帰れなかった。翌日に家に帰ったが、病気になってしまった。祈祷してもらったところ、天狗のお屋敷をつついたと言われたので、呪文で治してもらったという。
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