ヒョウスボ 1965年 宮崎県 山でヒョウスボに遭って声を掛けられても、返事をしてはいけない。もし思わず応えてしまったら、ヒョウスボの頭の水がなくなるまでお辞儀をして、挨拶し続けなくてはならない。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは春の社日に川に降り、秋の社日に山に登る。遠くで聞くとよい声で鳴くが、近くで聞くとグワッ、グワッという声に聴こえる。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは水の神。秋は山に行き、春は川に下りる。山に上がるときは「ヒョー」と鳴く。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは水の神。晩に山に登り、朝に川に下りる。山から下りるときは「ホイホイ」と言いながら降りて来る。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボが行き来しながら鳴くときは、柴や萱で金物を叩くとおさまる。ヒョウスボは、山の上り下りには尾根道や尾筋を通るという。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 山小屋で、夜、ヒョウスボの悪口を言うと、わるさをするという。それでも悪口を止めないと、小屋を揺すってくる。
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ヒョウスボ 1992年 宮崎県 ヒョウスボに相撲を挑まれたときは、お辞儀をするとよい。ヒョウスボもまねしてお辞儀をし、頭の皿の水がこぼれて、弱くなるという。
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テング 1974年 山梨県 山にいると、天狗が「オイオイ」と声をかけてくることがあるが、それに返事をすると連れて行かれてしまうという。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは鳥であるとも言われるが、3本指で頭の窪みに水を溜めたものだとも言う。ヒョウというきれいな声で鳴きながら、草木をガサガサ鳴らして近づいてくるという。
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カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 ガラッパの男は「ヒ」と言い、女は「ヒョ」という。石を投げるとしばらくなき声は収まる。ガラッパがいるので彼岸には山に行ってはいけない。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 川の水が濁るのはヒョウスボがいるから。ヒョウスボが山に帰ると、川の水は澄む。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボの大好物はナスビ。初なりのナスビは槍に挿して畑に立て、ヒョウスボに供える。それまではナスビを食べてはいけない。
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テングサン 1956年 静岡県 山で大きな声を出すと、てんぐが来るので、してはいけないと言われる。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは相撲が好き。頭の皿の水がなくなると力が弱くなるので、ヒョウスボと相撲をとるときにはまず、礼をするといい。
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カッパ,ヤマ 1916年 宮崎県 山で友を呼ぶ際は必ず名前を呼び、「おーい」とは呼ばない。「おーい」と呼ぶと河童が返事をするという。この地方では、河童は冬は山に棲み、夏は川にいると伝えられている。
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コエ,ヤマタロウ 1952年 夜に山道を歩いていると、山太郎がホォーイホォーイと呼びかけてくることがある。
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ヤマワラシ 1985年 熊本県 山童の声を真似たり悪口を言ったりすると非常に怒り、約束を守らなければひどい仕返しを受ける。山の曲がり道や山中で咳払いをしなければならないのは、山童にぶつからないようにとの配慮である。
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ホイホイドン、ヨイヨイ 1992年 宮崎県 ホイホイドンとかヨイヨイとか言われる妖怪は、人に呼びかけたり、山や谷を瞬時に移動したりする。尾根筋を通って秋は山に、春は川に行く。呼びかけられても答えてはいけない。答えてしまったら「千口万口ホイホイ」と唱えれば勝てる。
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ヒョウスンボ 1999年 宮崎県 ひょうすんぼはヒョウヒョウと鳴く。春の彼岸に川に下り、秋の彼岸までいる。秋の彼岸に山に登っていく。
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ヒョウスボ,セコ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは陸にあがるとセコになる。赤蜂が好物である。
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