ミヤジマサマ,ダイジャ 1930年 広島県 清盛は安芸の国の殿様だったころ、宮島の神体であった女性に妻になれと言った。女神である宮島様は清盛に、一日の間に千畳の畳が敷ける家を作ることができれば妻になっても良いといった。天子様の落胤で神通力を持っている清盛は難なくそれを成し遂げ、宮島様は清盛の妻になることになったが、その姿が大蛇になっていたため、清盛は舟で逃げた。大蛇は追ってきたが、潮が逆流したために逃れることができた。その後清盛は、日をあおぎ返した罪のため、日の病という熱病にかかり、黒焦げになって死んだ。
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ヘビ 1980年 新潟県 天狗山の神は蛇であるから、蛇を殺してはいけないとも言われている。
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キヨヒメ,ヘビ 1989年 福島県 清姫というお姫さまが安珍という坊様に恋したが捨てられ、その恨みで蛇になって追いかけた。安珍は鐘の下に隠れたが、蛇はその鐘に巻きついて溶かしてしまった。
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ダイジャ 1983年 香川県 与一権現という社に祀られる与一は、狩りに行った際にそこで大蛇に飲まれたという。
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タイラノマサカド 1963年 福島県 将門を斬った俵藤太が朝にお茶を飲もうとすると、首のない死体がうちかかってきたが、お茶を飲むと死体が倒れた。
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キヨマサコウ,ユメ 1975年 山口県 加藤小菊家では、清正公を祀っている。4代ほど前に与十郎という人が眼病になった。清正公に願を掛け、一週間寝ないで参ったところ、枕元に清正公が立って「お前の所に行きたい」と言ったので肥後の本明寺から勧請したという。
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アヤシキウリ 1976年 京都府 御堂関白が物忌みの時、解脱寺の僧正観修、陰陽師清明、医師忠明、武士義家朝臣が傍らに侍っていた。5月1日、南都から瓜の献上があったが、物忌み中であるからと清明に占わせた。すると1つの瓜に毒があるという。僧正が念誦加持したら瓜が動き出した。忠明が瓜に針を2本刺すと瓜は止まり、義家が刀で瓜を割ったら中に小さな蛇がいて、両目に針が刺さり首が切れていた。
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ダイジャ 1963年 愛知県 城主が昼寝をしていると飼い犬がうるさいので、首を切って殺した。犬の首は大蛇に噛みついて、城主の命を救った。城主はこの忠犬の首を祀って、犬頭霊神と呼び神社の祭神とした。
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コーケガミ 1943年 長崎県 壱岐で食事後にお茶を飲まないとコーケ神が憑いて、いくら食べても空腹が続くという。
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ヘビ 1959年 岡山県 蛇は水神様のお使いである。蛇が木に登ると大水がでる。蛇が川を渡ったら雨が降る。黒い小さな蛇に白い首魂のかかったのはどうつう神の使いだ。蛇を指差すとその指が腐り、殺すとたたりがあるという。蛇の骨がたったら一生患うといわれており、田の中に蛇を捨てると叱られる。
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ダイジャ 1934年 岩手県 鉄砲名人の男が大蛇を撃った。すると洪水となって大蛇は山に逃げて行った。この男の一族は祟りにあって左目が悪いという。そして山には登ってはならない。
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ヘビムコイリ 1976年 青森県 蛇は田に水を入れた見返りとして長者に娘を嫁にくれるよう要求するが、嫁入り道具の瓢(ふくべ)と一緒に持たせた針が刺さって死に、娘は嫁に行かずにすむ。
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オオカミ 1936年 秋田県 明治30年ごろ、狼に噛まれた者は餅類を食べられないといわれる。
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(ヘビ) 1981年 東京都 ある托鉢僧の庭に蛇がいたので、日々飯をやっていた。ある日暗くなって帰宅したところ、間違って蛇を踏んでしまい、蛇は僧の足に食いついた。そのせいで僧は足が腫れて難渋し、蛇に向かって恩知らずという。すると蛇は草を持ってきて、それを付けると痛みは治まったが、蛇には毒だったので死んでしまった。
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スイジン,オニ 1974年 宮崎県 肥前国で誤って銃で水神を撃った後、何事もなかったが、そのことを話したら病になって死んだ。
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テンジン,カミナリ 2001年 奈良県 幕末の頃、代官が天神様の手水鉢の水を馬に飲ませた。やめてくれと言った人は鞭で叩かれた。代官が500メーターくらい行くと、黒い雲が出てきた。急いで急な坂を駆け下りかけたとき、代官に雷が落ちて馬と一緒に谷下に落ちて死んでしまった。その坂は代官坂と呼ばれるようになった。
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(キヨマサコウ) 1981年 熊本県 昔上方で大地震があったとき、酒蔵が人もろとも地面に埋まった。埋められた人は日頃信仰していた加藤清正公に祈ったところ、夢に清正公が出てきて言うには、鮭を少しずつのんでのどの渇きを癒せとのこと。決して飲み過ぎるなという。その教えを守っていたら、数ヶ月後に救出されたという。
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ツキモノ 1965年 高知県 昔、清少太夫という神主がいた。7人の侍と問答比べをして負けて自害した。鎖鎌の免許皆伝の腕前で、憑きもの落としや病気を治した。
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ガラボシ 1978年 和歌山県 天宮はカラボシなどによる水難を免れる神である。それを祀ったとき、キュウリを作らないと願立てたのは、キュウリは水との関係が非常に深いので、キュウリを食べてすぐに水に飛び込むと必ず死ぬといわれているためである。
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ダイジャ 1975年 高知県 乗本様という神様が生きていたとき、娘が蛇に食われた。その蛇が疲れて休んでいるところを乗本様が討ったら、谷が血で染まった。
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