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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キヨマサコウ,ユメ
1975年 山口県
加藤小菊家では、清正公を祀っている。4代ほど前に与十郎という人が眼病になった。清正公に願を掛け、一週間寝ないで参ったところ、枕元に清正公が立って「お前の所に行きたい」と言ったので肥後の本明寺から勧請したという。

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(キヨマサコウ)
1981年
昔肥後国に顔中に黒痣のある女がいた。この人が加藤清正公に立願して毎夜百度参りをし、やがて百日になろうとする時に歩行できなくなった。すると山伏が現れて近くの井戸水を飲めといい、彼女が飲むと疲れが無くなった。そして汗を手拭いで拭くと、黒痣は消えてしまったという。
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(キヨマサコウ)
1981年 熊本県
昔上方で大地震があったとき、酒蔵が人もろとも地面に埋まった。埋められた人は日頃信仰していた加藤清正公に祈ったところ、夢に清正公が出てきて言うには、鮭を少しずつのんでのどの渇きを癒せとのこと。決して飲み過ぎるなという。その教えを守っていたら、数ヶ月後に救出されたという。
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シンメイサマ
1964年 福島県
ばあさんは病身な上、目が不自由で、子どもたちも目が悪く、医者にかかってもはかばかしくない。隣村にしんめい祈祷者がいると聞き、一心に信仰したところ、身体がだんだん丈夫になり、自分も子どもも眼病がなおった。しんめいが自分にものる(のりうつる)ようになったので、ご神体を譲り受け、自宅で拝むようになった。
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ヤツマタサン
1965年 愛媛県
与和木の明堂様は、岡部十郎の妻の墓を祭ったものである。そこにヤツマタさんが来て、村人の病気を治してくれたという。このヤツマタさんは目に見えない人だという。
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(ジシンノオウギ)
1940年 山梨県
夢のお告げを聞いた玉吉は、朝早くに万年橋に向かい、お告げ通り扇を手に入れた。家では長年家から出たことのない玉吉がいなくなったので大騒ぎをしていたが、ぼろぼろの扇で仰ぎながら帰ってきた。大水害の後で家は建て直したが地神は祭っていなかったので、早速屋敷神を祭って地神祭をした。しばらく後、玉吉は体も治り仕事をするようになった。村人がこれを聞き、病気になると扇であおいでもらうようになった。仰いでもらうと、すぐに病気は治ったという。
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(コンピラサマノレイゲン)
1986年 香川県
病快癒の願いを込め金毘羅大権現に向かっている最中に、同宿の人に勧められて金毘羅山近くの里の目医者・松坂玄養を訪ねることにした。大阪から丸亀に向かっている明け方に左眼が薄く見え始めた。同日の九つ頃に金毘羅様に拝礼している間に右眼が見え始めた。それから両眼が見えだした。更に神前で祈祷勤めの僧に金銀の幣帛で十七度頭を撫でてもらうと、翌朝には障子骨がわかるほど回復した。
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ゼンコウジニョライ
1973年 愛知県
篠島西方寺改修の際にみつかった「善光寺如来略縁起」によると、享楽元年武田信玄公が善光寺如来を拝せられたところ、両眼をわずらい、このため大いに嘆き七日七夜祈念して満願を果たして快癒した。
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レイ
1978年 熊本県
肥後熊本城には今でも生きているような加藤清正の霊が現れる。今でも城内に入る事が出来ずに外廓などに現れる。
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ヤクシノタタリ
1977年 静岡県
昔加賀美イツケの一族に眼の悪い人があった。ある日、夢の教えで明見湖に沈んでいる薬師様を拾い上げておまつりしたら眼の病が治った。その後この薬師のたたりがあったので小立村の常在寺へ預けたと伝えている。
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アミダブツ,オニ
2002年 大分県
豊後の国高田の水川というところの男が、中風になり、足も萎えてきて大小便も居ながらにするようになり、誰も寄り付かなくなった。3年になった時、夢に鬼が2人出てきて連れて行こうとするので、阿弥陀仏を一心に念じると阿弥陀仏が光を放ってやって来た。さらに念じると、男の胸に光をさしかけなさった。鬼たちは「この男は高家の者だ」といって失せた。その後この男は立てるようになった。
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カメ
1934年 兵庫県
水戸の龜屋という穀物問屋の主が、眼病を患いついに失明してしまった。主はたまたま人丸塚の事を聞いて参篭し、不思議な夢を見た。大きな龜が主を乗せて、清水の側に下ろしたという夢で、実際に清水があったので、神のお告げと思い、その水で洗眼すると視力が回復した。
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タロウサコン
2000年 福岡県
太郎左近社という小さな祠があるが、そこでは目、耳、手足、腰が治ると信じられ痛めた人が願掛けに来る。目耳だと竹筒、手足だと木型を作り奉納する。
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ウツワノタタリ,コヅカ
1982年
鎌倉真言宗の僧・円空は怪しき加持祈祷を行って、柏木成子町の町人が目の上に痰病ができて両目が腫れたのを治した。これは家の中にある器の祟りで、これを掘り出して清浄な地に埋め変えると病気が治ると円空が言ったことによる。実際家の下から小柄が発掘されたので、円空が持ち帰って鍛冶を行うと両目は少しずつ見えてきたという。
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ヤマノカミ,ユメ
1941年 朝鮮
大同郡秋乙美面美林里の病人の夢に、白い着物を着た山神が現れて、一里先の小高い山で最初に目に付いためずらしいものを、食べるものなら食い、飲めるものなら飲めと言った。そこで行ってみると清水があり飲んだ。数日続けると次第に快復した。世間にも官にも知らせ、大kの人がその薬水を汲んでいくようになった。
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キクボトケ
1984年 長野県
武士が戦に負け、目に傷を受け命を落とした。そこの里人が菊の花を供えて供養するようにった。目が悪い人が供養すると不思議と目がよくなったので、評判となった。きくの花を持って皆がやってくるので、きくぼとけと呼ばれるようになった。
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タロウイナリ
1983年 東京都
立花左近将監が朝鮮出兵の際、石田三成の讒言によって豊臣秀吉の勘気を蒙った。その時立花は本国に帰らずに、江戸の浅草観音の前に移住すること8年に及んだ。そしてある夜の夢に白髪の老人が現れて、白木の三方に祇園守を載せて与えた。この老人が太郎稲荷であった。その翌日に徳川家康から召状が届き、本領を安堵されたという。
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オヘンドサン
1973年 香川県
粟島の口寄せをする人は、三歳のときに盲目になり、医者に見てもらっても治らなかった。そこへオヘンドサンが来て、一つの目だけ助けるから何でも言うことを聞くかとたずねたので聞くと答えると、からたちの根をけずり甘草の根を混ぜて煎じて飲めば助かるといった。その通りにすると、一つの目が助かったので信仰をするようになったという。
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イナリサマ,キツネ
2001年 青森県
某家では、家人の夢の中で稲荷様が「祠を建てて祀ってくれ」と言い、また家の裏山でキツネがコンコンと夜ごと鳴いた為、祠を建てて祀った。
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レイセン
1930年 岩手県
眼疾に苦しんでいた老婆が泉水で目を洗ったところ平癒した。この噂が広まり霊泉として人々の尊敬を集め、一年と経たないうちに小社が建立された。
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(モノノケ),キツネ,イナリ
1978年 東京都
享保12年11月、小伝馬町のある26歳の女の様子がおかしくなったので東叡山凌雲院の大僧正に祈祷してもらった。すると狐が憑いていて、社を建てることを要求した。
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