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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
1959年 岡山県
蛇は水神様のお使いである。蛇が木に登ると大水がでる。蛇が川を渡ったら雨が降る。黒い小さな蛇に白い首魂のかかったのはどうつう神の使いだ。蛇を指差すとその指が腐り、殺すとたたりがあるという。蛇の骨がたったら一生患うといわれており、田の中に蛇を捨てると叱られる。

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ヘビ
1959年
水神様は蛇だ、あるいはナガモノだとも言われる。泉や水の流れのほとりにいる蛇を殺すなという禁忌も広く言われている。水神様の蛇は、頭に白い鉢巻があるのですぐ分かるという。
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ノドヒカリ
1968年 奈良県
ノドヒカリと呼ばれる蛇がいる。山の神や水神の使いだという。殺したら罰があたるという。年を経るとワザをするという。
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ジャ,タタリ
1936年 鳥取県
いけがなるの池に蛇が居た。大きなつのが生えていて、人間(にょうば)になって買物に出ていた。じゃがまという谷で、蛇とりが笛を吹くと、上がって来た。弓で打って殺して料理して、骨を橋にかけておくと、通るものにたたった。だから太夫にたのんで神様にした。
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ヘビ
1956年 長崎県
雨がやんだ後虹が山と川に立つと、蛇は天からその虹を伝わって降りてくる。その姿は恐ろしく、里人は見ることもできない。蛇は川の水を飲み干すと昇天し、やがてその水を飴として降らす。そのため、昔は蛇の祠を作っておいて祭っておいた。
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(ゾクシン)
1991年 高知県
蛇に関する俗信。黒尊のガマ(大きな岩)の下には蛇がいることがあり、黒尊様といわれている。蛇体は金物が嫌いだから川で鎌や刃物を砥石で研いではいけないという。蛇を指してたら指が腐るという、など。
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リュウコツ
1940年 東京都
昔、小僧が草を刈っているときに、誤って小蛇の頭を口からまっぷたつにしてしまった。この小蛇は井の頭の龍だったので、たちまち真体になり、川には三日間血が流れた。小僧はその祟りで死に、頭の上部は中野の寺まで流れて祀られているが、下部は井の頭弁天にある。これが龍骨で、雨乞いしても雨が降らないとき、これを持ち出すと必ず雨が降るという。
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ハクジャリュウジン
1975年 島根県
日御碕神事の際は神主が波打ち際に立つのだが、毎年同じ時間に沖から藻の上に乗った小蛇がとぐろして流れてくる。神主はこれを受けて神前に供えることになっている。その蛇は1~2日で死んでしまうのだが、これを干して固めたものをつくり、信仰の対象として欲するものがあれば授ける。その蛇は紫白ではなく、黒ずんだ白蛇だといわれている。
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ヘビノイケ
1987年 山口県
「蛇の池」という池には神様がいるので、人は住めないし、住んでも長続きしない。金物や汚いものを落とすと翌朝には土手に上げられている。
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クツナ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
蛇に指差しをすると指が腐るので、唱えごとをする。
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ダイジャ
1954年 福島県
川の端部落の沼に、大蛇が住んでいて、日照で水に困るとこの沼に木や石を投げ込んで荒らせば、主の大蛇が怒って雨を降らせるという。
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ハクオウサマ,ヘビ
1991年 愛媛県
話者が家に帰ると、首に白い輪の模様のある蛇がいた。白王様のお使いだと思った。蛇は座敷に上がって見えなくなった。数日後、川の下流の大岩で同じ蛇を見た。また、田の中で大きくて尾が短い黒い蛇も見た。白王様のお使いだと思った。
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ヘビムコイリ
1976年 青森県
蛇は田に水を入れた見返りとして長者に娘を嫁にくれるよう要求するが、嫁入り道具の瓢(ふくべ)と一緒に持たせた針が刺さって死に、娘は嫁に行かずにすむ。
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ハト
2001年 青森県
昔、1匹のハトをかわいがっていた人がそれを懐に入れて山へ出掛けた。途中、咽喉が渇いて沢の水を飲もうとしたところ、懐からハトが出てきて水を濁して止めなかった。恩知らずと思って殺してしまったが、ふと川上を見やると、腐乱した大蛇の死体が流れに浮いていた。ハトが悪い水を主人に飲ませまいとしたのだとしたのだときづいた主人は、ハトを丁重に祀った。
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ヘビ
1966年 新潟県
雨乞いのとき、若い衆が藁で蛇を作って川や用水に持っていき、棒や槍で突いたり叩いたりしていじめる。こうすると、蛇が天に昇って雨を降らせるという。
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ハクジャ
1991年 長野県
蛇が池の白蛇は水神様だと信じており、白蛇のお宮として祠が建てられている。雨乞いの為にこの祠で祭事をすると雨が降る。祠付近には白蛇がいて、見かけた人によると、白くて1mほどだったという。
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ダイジャ,イケノヌシ
1971年 福井県
ある爺さんが田が乾いて困り、蛇ヶ池の主に、雨を降らせてくれたら3人の娘のうち1人を嫁に差し上げると約束した。はたして雨が降り、主は娘を迎えに来た。末の娘が嫁入りすることになり、針の袋を持って出た。男が池に入ろうとしたところを突き落とし、針の袋を投げ入れたら水が騒ぎ出した。数日して爺さんの家が火事になった。すると2匹の大蛇が出て来て家に巻きつき、水をくれと言ったが、村人は驚いて逃げてしまったので、蛇は焼け死んでしまった。
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ダイジャ
1970年 岡山県
鞍淵という淵で雨乞いをする。かつて、洪水のために出てきた隣村の池に住む大蛇が杉の枝に引っかかっていたので殺した。その骨を焼いて灰にして鞍淵に捨てたので、蛇気があるからだという。
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ヘビ,ミサキ,スイジン,ヌシ,ハクジャ
1983年 岡山県
蛇は水神のミサキであるとされている。苫田郡富村大のある家では、種籾を浸す神聖な泉に現れる蛇によって水神の神意を占ったよいうし、旧家にはヌシと呼ばれる白蛇の伝説がしばしばあったといわれる。
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イケノヌシ
1973年 石川県
蛇の池には、池の主として蛇が住んでいるという。池に石を投げ入れると、必ず大雨になるといわれている。
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ヘビツキ
1922年 福岡県
蛇も憑いたり祟ったりする。これは蛇をからかったり嬲ったり生殺しにしたりするために起る。正月2日に地下で蛇が会合するのを鍬で切ってもその厄にかかる。蛇憑きは道を行くのに蛇行し、手の指の爪の間から舌を出す。奇形児を生むことも蛇の祟りと信じられている。
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