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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(コクソンノカミノタタリ)
1991年 高知県
黒尊様は肉が嫌いだという話がある。黒尊の酒井玉喜家は黒尊神社のオタビヤシキがあったところに建っているが、道路工事の人夫たちに「入らずの間」を貸した。人夫たちはそこで肉を焼き、その時はなんともなかったが、しばらくしてその入らずの間から家が腐ってしまった。

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(コクソンノカミノタタリ)
1991年 高知県
黒尊様は肉が嫌いだという話がある。愛媛の宇和島から魚の行商にやって来ていた加賀城庫治郎という人が、牛肉を運んできたところ転落した。黒尊の神の祟りと思って昭和7年に手水鉢を奉納した。
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コクソンサマ
1991年 高知県
黒尊の酒井玉喜氏が黒尊様の前の畑を耕していると時折鍬にあたるものがある。何かと思ってみると永楽通宝だった。
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(コクソンノカミノタタリ)
1991年 高知県
黒尊神社は霊験あらたかで、雨乞いに行った人の隣の家の人がその御利益のことを聞いてけなすと、雨乞いをした人の田にだけ雨が降って、けなした人の田には1滴も降らなかったという。今ではもう黒尊の人々はやらなくなった。
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イシイモ,コウボウダイシ
1956年 宮城県
昔、空腹の弘法大師がこの下愛子の村を通るとき、一軒の家で老婆が煮ていたうまそうな里芋を所望したところ断られた。翌日からこの家の畑の芋は固くて食えない石芋にかわってしまった。
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コウボウ
1986年 滋賀県
黒山には水がない。そのわけは、鍋を磨いていた時、弘法さんが「水を1杯飲ませてくれ」と言ったのにあげなかった。それで今も水が少ない。
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ウシガミノタタリ
1974年 愛媛県
脇谷家で、昔、家族が次々重病にかかったので占うと牛神の祟りだといわれたので、一切牛肉を口にせず客にも出さないようにしたところ、幸福になったという。田原・金沢・山中の三家でも「牛神講」といって牛を祭っているが、火事で死んだ牛の祟りを恐れてだという。
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ニンコ
1914年 島根県
ある狐持の家では、邸内にある小社に毎日3回必ず新しいご飯を炊いて盆に盛り、主人自ら社内に納める。1、2時間後に盆を下げに行くと、ご飯は一粒残らず無くなっている。また、養蚕をしている家では、蚕が喰い切られていることがある。
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テング
1979年 滋賀県
甲賀郡土山町の黒滝部落では、村人は1年を通して山仕事、特に炭焼きをして暮らしていた。ある時炭小屋で仕事をしていると、昼間から太鼓の賑やかな音が聞こえてきた。いっこうに止む気配はなく、誰かが天狗の仕業だと言いだした。その翌日も太鼓の音がしたが、音がする方に煙草の吸殻を投げると、忽ちその音が止んだ。天狗は煙草好きだと話題になった。
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コウシン,ハッピャクビクニ
1963年 新潟県
ある家の主人がオカノエ講に出た際、やどの主人が人間に似たものを料理しているのを見たので、誰も料理を食べなかった。家に帰ると着物の袖から肉が出て来て、娘が食べたところ800年生きた。やどの主人は庚申さんだという。
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ウシガミ
1983年 愛媛県
脇谷重一家には丑神大明神が祀られている。ある時家族が次々と重病にかかるので占ってもらうと、牛神の祟りだとた。以後当家では牛肉を一切食べないと誓い、客人にも用いないようにした。
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コウホウダイシ
1934年 秋田県
昔、弘法様がある貧農の家に宿をとったら、その家の百姓夫婦は厩のませ棒を燃やしてもてなした。弘法様はいたく感じて、土を泥炭に。変えてくれた
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(ゾクシン)
1991年 高知県
黒尊神社の祭りの日は毎月18日で、この日は山も川も百姓もみな休みで、川で泳いだり魚を捕ったりしてはいけなかった。また、生木も切ってはならず、もしその日に木を伐るとケガ人が出るといったり、巳の日に木を伐ると虫がついて役に立たないという。
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ボン,ショウリョウ,ショウライ
1941年 青森県
ある農家の主婦が、盆に精霊に供える#麦ハット#(手打ちうどん)を作らずに麦把のままで精霊棚に供え、土産のキンカモチも作らずに仏を送った。仏は田名部(下北郡恐山)に帰る道すがら、他の仏に麦ハットもキンカモチも作ってくれなくて腹が立ったので、帰るときに子どもを火にくべてきたと語った。その家では、本当にその時刻に子どもが火傷をしたという。
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キツネ
1974年 山梨県
ある男がキツネに憑かれて、毎日釣りに出かけるが岩の上で寝ているだけで1匹も釣らずに帰ってくるようになり、お稲荷様のお赤飯やアブラアゲがなくなるようになった。男に何が食いたいか聞くと「お赤飯、油揚げ」と言い、戌年の人を嫌うようになったので犬をけしかけたら布団に潜って隠れた。「祠を建てて赤飯に油揚げを供えてくれたらそこにいく」というのでそうしてやったら、腕が膨れてコクンと音がして憑き物は落ち、おとなしくなった。
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シライワジンジャノゴシンタイ,ヘビ
1991年 高知県
口屋内ではかつて年に1回程、雨乞いをした。その際には黒尊神社と白岩神社から御神体をはいたか神社へ迎え、お祈りした。白岩神社の御神体は蛇体で、蛇はニコチンが嫌いで、猛毒なので、蛇に食わすと白色になってしまうといい、神社で煙草を吸ってはいけないといわれた。
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(タビノソウノタタリ)
1989年 長野県
九郎衛門屋敷(クロエムヤシキ)とか新右衛門屋敷(シンネムヤシキ)と呼ばれている屋敷は、昔旅の僧を殺して所持金を奪った祟りで廃屋になった。以来、その地に家を建てない。
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バカシソコネタキツネ
1956年 宮城県
後山に炭焼きの夫婦が住んでいた。夫が晩遅く帰ると、妻が鉤に鍋をかけて炉端にあぐらをかいてうたた寝をしている。「ガガ(妻)はいとこの家に泊ってくるはずだし、行儀が悪いし・・」と疑っていると、「あんた1人で淋しいと思って帰ってきて、小豆飯を炊いていた」と言う。妻はあぐらなどかいたことがなく、小豆飯など神仏にお供えするとき以外炊かないのでいよいよ不審に思い、小豆飯を強く勧められても食べず、今夜は寒いからとますます火を燃やした。そのうちまたうたた寝をしはじめた妻をよく見ると、両腕に毛が生えているので、これは狐だと思い、ますます火を焚くと、尻の方にも口があるようで、その口があくびをした。今だ、とそこめがけて焼火箸を刺そうとしたら正体をあらわして2匹の狐となって逃げた。1匹の狐が肩に脚をかけてもう1匹の狐の股に口がくるようにぶらさがっていたのだ。帰ってきた妻は「小豆御飯ではなくマン糞でも煮てたんだべな、気がついてよかった」と言った。
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オオアワビ
1984年 新潟県
昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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オオアワビ
1984年 新潟県
昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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オオアワビ
1984年 新潟県
昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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