アズキアライ 1989年 群馬県 話者宅の下の竹林で小豆洗いが「小豆洗いましょか人とって食いましょか」と唄う、と子どもを威す。
類似事例 |
|
アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 夕方になると川のふちにいる小豆とぎ婆さまがその辺に遊んでいるこどもを隠してしまうという。
類似事例 |
|
アカシサマ 1954年 神奈川県 昔、明石御前という乱心の殿様がおり、人が切りたくてならなかった。外に出てはいけないと言うのに、遊んでいた猟師の女の子を切った。以来、「今日は明石様が通るから外に出てはいけない」と言って子供を叱るという。
類似事例 |
|
コメトギババサマ 1929年 栃木県 薬師様の側に米磨ぎ婆さまがいる。「米とぎ婆さま晩方さあらさら。薬師様さあらさら。子供さろべとさあらさら。」と米を磨いている。
類似事例 |
|
ショウヅカバアサマ 1967年 茨城県 子供が言い付けを守らないと、「しょうづかばあさまが来て、塩をつけて焼いて食われる」という。ショウヅカは、エンマ大王と共に並置され、形相が恐ろしい守護神として畏敬されている。
類似事例 |
|
キツネツキ 1972年 千葉県 お婆さんが洗濯しながら、コンチクショウと繰り返し何かを追い払うしぐさをする。狐がついて居るのだと噂になった。
類似事例 |
|
エンコ 1991年 愛媛県 エンコばあさんと呼ばれた人がいた。100年程前、豊田から緑へ行く橋でエンコが人のしりこだまを抜くので、そのばあさんがこらしめ、もう悪い事しないと約束させた。エンコはお礼に毎朝家のガンギに川魚を掛けたが、ガンギを鉄のガンギに直したらエンコは来なくなった。
類似事例 |
|
アズキアライ 1989年 群馬県 小豆洗いが「小豆洗うべか人とって食うべか」と唄う、と子どもを威す。
類似事例 |
|
カッパ,エンコ 1986年 愛媛県 稲谷の城戸脇シズ子氏が10年位前に85、6歳で亡くなった隣の家のおばあさん(佐久間オトメ氏)に聞いた話であるが、その人が子どものころ肱川町の敷水で顔を洗っていて川を見たら手が長い4つか5つの子が水をかいて遊んでいた。父親に尋ねると、あれは河童で、川の中に引っ張り込まれたらいけないから、はよ家の中に入れといったという。河童のことをエンコといい、エンコがいるから泳ぐなといい、また、ケツを抜くともいった。エンコ淵という地名もある。
類似事例 |
|
エンコウ 1957年 愛媛県 城辺町中緑には、エンコウを捕まえた婆さんの墓がある。ある時、婆さんが洗濯をしているとエンコウが出て来たので捕まえた。末代まで魚をやるとエンコウが言うので逃がしてやった。エンコウがあずけたカギを戸口にかけておくと、いつもそれに魚をつけていった。鹿の角に替えると魚はつかなくなった。
類似事例 |
|
アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 前久保のアカポッケの橋の下に小豆とぎ婆さまがいるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1976年 宮城県 子供と米を一緒に箕の中にいれると、ハヤリ神や疱瘡神を追い払うことが出来る。
類似事例 |
|
エンコ 1964年 高知県 子どもが泣くときなどに、「エンコに肝を抜かれるぞ」とおどした。
類似事例 |
|
コメトギババア 1956年 宮城県 昔から化け物屋敷と呼んでいる場所がある。昔,夜更けにザックザックと米磨ぎの音がするので見に行くと,白髪の老婆が小川で米を磨いでいるのを見かけた。人々は怕しがってここを避け,化け物屋敷と呼んだ。その後この場所に三浦某氏が家を建てたが何事もなかった。それでも人々は化け物屋敷の名称を改めようとはなかなかしなかった。
類似事例 |
|
エンコ 1975年 高知県 橋の大石のところにエンコがいた。女の人が谷の小屋で横になったら夢を見て、エンコの子を孕んでいた。エンコは法の聞く人に封じられたり、悪いことをしないと誓わされたりしている。
類似事例 |
|
ユウレイ 1976年 山口県 夜、池から「コウダケ、コウダケ」という声が聞こえた。見ると子をおぶった女の幽霊がおしめを洗っていた。幽霊の通り道に地蔵を置いてお化け除けをした。
類似事例 |
|
コウボウダイシ,ミズナシガワ 1948年 兵庫県 昔、お婆さんが川で洗濯をしていたとき、汚い乞食僧が「水を飲ませてくれ」といったが、あまりに汚かったので、お婆さんは「水はない」といって断った。乞食僧は大変怒り、錫杖でぐるぐると水をかきませた。すると、みずはみるみるなくなり、川は川原になった。坊さんの姿は消え、空から「そんな、よくない者がいるなら「水なし川」にしてやる」という声が聞こえてきて、それ以来、安黒川は大雨のときでないと水が流れない川になった。
類似事例 |
|
コメトギノバケモノ 1999年 宮崎県 ある闇夜のこと。二人連れの婦人が洗町の橋を通り過ぎるときに「昔、橋の下に米とぎの化け物がいたそうだね」と言ったら、「いまもおりますチンジョキジョキ」と言う声が聞こえてきた。婦人たちは走って逃げた。この化け物の正体は水守の人で、鍬で叩いたり石垣をこすったりして脅かしていたという。
類似事例 |
|
ミコガミサン 1978年 岡山県 ミコ神のことをニコガミサンという。アダノマの隅に祀り、他の神さんとは分けてある。棚に御幣だけを祀る。ニコガミサンの機嫌が悪いと子供にカサが出る。カサが出たらサンゲンボイトゥということをする。これは近所の家3軒ほどを廻り、小豆や米をもらうことである。これをご飯に炊いてニコガミサンに供えればカサが治るという。
類似事例 |
|
アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 明神様の門辺りに日が暮れると小豆とぎ婆さまがヂャッカヂャカチャカと小豆を磨ぐ音が聞こえるという。
類似事例 |
|