テング 1974年 天武天皇の御世にも星が東方に落ちたこと、天平7年5月に星が乱れ飛んだこと、宝亀2年に星が西南に落ちたことなどは、火気の仕業を真似て天狗が怪しい様を見せたのであろう。
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ホシ 1982年 享保9年2月、坤の方角に大星が見えた。土御門殿が言うには、この星は老人星であり、天皇の長命と国土安穏の瑞兆であると言う。
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(リュウセイ),(ナガレボシ) 1982年 貞享2年2月22日、流星が辰巳の方から戌亥の方角へ流れた。その音は雷のようであった。
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ダイリュウセイ 1976年 中国 献帝4年6月6日、天狗星が北に行った。音のするものを天狗といい、音のないものを枉矢という。
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ヨバイボシ,(テングボシ) 1980年 昔、こすげ野の御狩に随伴した際、丑三つ時に大きな流れ星が降る途中に砕け、多くの星となって飛び散ったという。砕けた時には大きな雷鳴がとどろいた。これは天狗という星だろうという。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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テング,モノノケ,アヤカシ 1976年 奈良県 天福2年2月頃、南都に天狗が出現し一晩の内に家々の上に未来云々と書いたという。
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ダイリュウセイ 1976年 昌泰2年2月2日、流星が空中から出て東南に行った。地に落ちる時、雷のような声を立てた。
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ニチレン,〔オオボシ〕 1983年 文永8年9月13日に、日蓮が庭に出て月に向かい、自我偈を唱えていた。そして月天に対して様々な事を問責していたところ、天から明星のような大星が落ちてきて、前の梅の木の枝に架かったという。すると天がかき曇り、大風が吹いてきたという。
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セイウ 1980年 福島県 寛政10年(1798)10月29日の夜に、甚だしく星が飛び、まるで星の雨のようであったという。また江戸でも同じことがあったという。
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レイケン,シンレイ,ヨコテゴロウ,キヨマサ 1978年 熊本県 米価が値上りし、天変も起こり阿蘇山の上に怪しい星が現れた。5月13日昼頃家々より鼠が逃げ去り、17日には雨が降り続き打ち毀しが起きた。18日の昼頃藤崎祇園から烏が飛び去り国中で鳴いた。同日の暮れ頃には大規模な打ち毀しが発生した。
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ダイリュウセイ 1976年 京都府 貞享丁丑年2月22日夜の初更、大流星が西北に行った。洛中は昼のようになった。落ちたとき雷声がして、地面も揺れた。
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(コクウン),(クロクモ) 1982年 延宝2年2月26日夜、幅1丈ほどの黒雲が東から西へたなびいた。その形は橋のようであった。諸国ともにおなじだった。
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ハエ 1976年 推古天皇の35年5月に蝿が集まり空を飛ぶこと10丈ばかりにして、その音は雷のようであった。また斉明天皇の6年にもこの怪異があったという。
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ホホラボシ 1976年 孝霊天皇36年正月、倭迹日襲姫(やまとひそひめ)は夫がいないのに妊娠し子を産んだ。それは胞衣が破れず玉のようであった。その夜飛んで空に昇り星になった。
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アカトンボウ 1974年 弘化3年6月17日に、浪花の人である雲鶴という相撲取りが来て言うには、いま島の中辺を通っていたところ、南の方から空中を真っ黒になって飛んでくるものがいたという。近くで見ると、それらは皆赤とんぼうで、数万匹が北を指して飛んでいった。
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〔テンコノアヤカシ〕,ショク 1974年 東京都 天明6年元日に皆既日食があった時、下馬の供侍が蝕にあたって、2、3人気絶した。また初春から雷でもない響きが天にあり、北に聞こえたかと思うと南にあり、四方所を移し定まらない。物知る人は天鼓と言う。同年8月から凶事が続き、水道に毒があるとうわさが流布した。
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アタゴヤマノトビ 1976年 京都府 天人熊命が化して三軍の幡となった。その後神武天皇が長髄彦と戦っていたが勝てなかった。その時金の鳶が飛来し、天皇の弭に止まった。その形は流電のようで、敵軍は皆迷眩した。天皇は喜んで、愛宕山に住ませて天狗神を領させた。
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〔シンオウ〕 1977年 光仁帝天応元年5月5日に、異国の凶族が攻めてきた。第2皇子の早良皇子が真幡寸(まはたき)神社に祈誓すると、神応の験があって、にわかに大風が吹いて、賊はことごとく海に沈んでしまった。
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カミ 1929年 長崎県 明治3年8~9月頃から、勝本若宮島の若宮大名神が飛来したという噂がたった。
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