カエルカッセン 1974年 大阪府 桓武天皇の延暦3年5月に、蝦蟆が2万匹ほど集まり、難波市南道より南行し、四天王寺境内に入った後ことごとく散り去ったという。これを蛙合戦という。
類似事例 |
|
ガマ 1976年 京都府 後堀川天皇の寛喜3年夏、高陽院殿の南の堀で蝦蟇が数千匹左右に分かれて戦っていた。数日間続き、京中の人はこぞって見に行ったという。
類似事例 |
|
ガマ 1976年 熊本県 称徳天皇の御時神護景雲2年7月、蝦蟇が広さ7丈ほどに並んで南に向かって去った。日暮れになり、その行き先はわからなかったという。
類似事例 |
|
ガマ,ヘビ 1974年 東京都 文政3年11月中旬、ある夫婦が東叡山根岸の弁才天の祠に参詣した。その夜に、下男の夢に蝦蟇が現れた。台所の流しの下に住む癩蝦蟇だと言う。今日参詣した際同道した婦人の月の障りの為にそこに住む蛇の行法が破れた。その蛇が仕返しに来るが守ってやると言った。翌日流しを見ると大きな蝦蟇が死んでいた。主人の夢の中に蝦蟇が現れ、自分は死んだが、数々の種を残したので、なお主人の家を守ると言った。翌日の夜、今度は蛇が現れて、自分もこの家を守ると語った。
類似事例 |
|
(ショウトクタイシノフウイン) 1976年 大阪府 当寺(四天王寺)の境内には池が多く、蛙も多いがなぜか鳴かず、また毒虫の生じることがないのは、かつて聖徳太子が封じたからだという。
類似事例 |
|
レイキ 1976年 聖武天皇の天平元年に、背に天王貴平知百年という文字のある亀が献上された。
類似事例 |
|
ウマ,サカナ 1931年 奈良県 昔、後醍醐天皇が石上神宮に参詣にきたとき、近くの内山村で薨去した。そのとき、馬があまりにも嘶くので、侍臣が怒って首をはねてしまった。その馬の亡魂が石上神宮の池で魚になった。そのため、この池の魚は草を食べるのだという。5、6寸の大きさの鮎に似た魚で、特に珍魚というわけでもないらしく、大和神社の池にも同じ魚がいる。
類似事例 |
|
イタチノカイ 1973年 京都府 治承4年、5月12日午の刻あたりに、鳥羽院に鼬が大量に走ったので、法皇は安倍泰親に占わせると、喜ばしいことと悲しいことがあると言い、その通りになった。
類似事例 |
|
コイ 1940年 栃木県 角田将監という人が、長元元年に大風があったとき、庭の大榎が枯れたのでそこに井戸を掘った。一丈ほど掘り進んだところ、地中から清水と共に三尺あまりの大緋鯉が出た。奇瑞と言って、神主の持田某と京都に上ったところ、時の天皇に禁鯉宮の勅額を賜ったうえ井戸を掘ることと鯉の合火を禁じられた。後に生活に困難を来したために禁制は解かれたが、氏子は今でも鯉を神聖視している。
類似事例 |
|
ネズミ 1974年 大阪府 大化元年冬12月に天皇が難波長柄豊碕に遷都したところ、老人等が言うには、春から夏にかけて鼠が難波に向かったという。これは遷都の兆だという。
類似事例 |
|
ウナギ 1982年 千葉県 享保9年7月29日、長さ3間余りの鰻が出た。人足6人で運んだ。
類似事例 |
|
タタリ,シラタマ,オオアワビ 1974年 兵庫県 允恭天皇の時代、淡路島で狩りを行った天皇は、多くの獲物がいるのに1匹も狩れなかった。それを卜占すると島神の祟りであり、海底の真珠を祠に納めれば獣を獲れるようになるという。そこで海底に人を潜らすと大鰒があり、その中に真珠があった。これを島神の祠に納めると、獲物が多く獲れるようになったという。
類似事例 |
|
ニンギョ 1976年 大阪府 摂津国堀江で、推古天皇27年に、人でもなく魚でもない物が網にかかった。
類似事例 |
|
フグ 1932年 福井県 気比神社へ応神天皇が参詣した時、岸に集まってきた河豚の鼻は皆傷ついていたという。
類似事例 |
|
カメ 1983年 兵庫県 8月1日、淡路津名郡沼島で龍王祭が行われ、八幡宮の社僧がやってきて、供物を備える。その時に供物を置く石のまわりに大小数千の亀があつまり、海上をふさぐという。あとで供物を投げ入れると食い去るという。
類似事例 |
|
オオアワビ 1976年 允恭天皇が淡路国で狩りを行ったが、1匹も捕れなかった。占わせると、明石の海底に真珠があるので島の神として祀れば獣を捕らせようという。そこで海人に潜らせると、大鰒があり、光が漏れていた。再び潜って大鰒を抱いてあがると海人は息絶えた。縄で海の深さを測ると60尋あった。鰒を裂いて真珠を取り出すと、大きさは桃の実ほどあった。これを祀った後に狩りをしたら、多くの獲物が得られた。
類似事例 |
|
オオガマ 1962年 大阪府 明治33年ころ、大阪毎日新聞が三面記事で「信田山の大蝦蟇」について連日報道した。その夏、瀬戸物町陶器神社に、うっそうとした渓谷に人間ほどの大きさの大蝦蟇が大目玉を光らせている、という作り物が登場し、観客が群がった。
類似事例 |
|
(ヒカルオオアワビ) 1974年 千葉県 寛文5年5月に、安房国亀崎という所の海上に、夜ごと光があった。人々は不審に思って海底に入ってその光を見たら、およそ7、80丁ほどの大鮑だった。
類似事例 |
|
ドチュウノフグ 1974年 東京都 享保10年2月17日のこと、増上寺御霊屋の普請時に、3丈ほど土を掘ったところで生きた河豚がでてきた。
類似事例 |
|
(ジュウチョウ) 1981年 正徳4年4月12日、奥州しゆ原山に大きさ10間余り、亀甲で腹は蛇形、首は鳥で耳の長さ4尺8寸、尾の長さ2間2尺、翼があり、足の長さ2間で太さ3尺の獣が現れた。息は火炎のようで鳴き声は雷鳴のようであった。鉄砲10挺で撃ち止めた。見物の男女で毒気にあたり病死するものも出た。この件は江戸へ注進した。
類似事例 |
|