国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

キツネ
1976年
野狐をタウメと称することは、古書、正史にはでない事である。トウメとは老女の称であり、狐は人を誑かすためにそのように言われるようになったのだろう。

類似事例(機械学習検索)

キツネ
1980年
狐という名は、狐が女に化けて、人と契って「来つ寝」と言った事に依ると十訓抄にあるが、狐はそれよりも先にある。
類似事例

キツネ
1956年 宮城県
狐には名前をもって呼ばれる狐があり,土地によっておさんことかおとら,藤五郎,おさよなどと呼ばれる。
類似事例

キツネ
1977年
女に化けて子を産んだことから、「来つ寝」と言われ、狐と呼ばれるようになった。
類似事例

オイタルキツネ
1980年
古塚狐の詩によると、老いた狐が変化するときは頭が雲鬟に変わり、顔面は化粧されている。大きな尻尾は長い紅の裳となって乙女へと化けるのだが、男に化けると失敗する。
類似事例

キツネツキ,ヒキメ
1970年 長野県
狐憑とか、ヒキメが憑いた、とかいう。ヒキメとは、ガマのような目つきをした、悪い狐のこと。
類似事例

キツネ,メラシ
1939年 青森県
狐が女に化けて老夫婦をだまそうとするが、正体を見破られる。あまりに畑を荒らすので、この狐は殺されて、爺様の衿巻にされた。
類似事例

キツネ
1988年 茨城県
話者の祖父がカツオを馬に積んでの帰り道、きれいな女の人に乗せてくれと頼まれた。これは狐だと思い、ぐるぐる巻きにして家まで連れ帰った。狐が正体を現したので逃がしてやったら、後でお礼に来た。その後、祖父が仕事で災難に遭ったとき、命が助かり、代わりに狐が死んでいた。
類似事例

キツネ
1991年 静岡県
夜泣きは狐が子どもを泣かせている。あるとき、お爺さんが狐を殴ると、その夜から孫が夜泣きを始めた。外に出てみると、狐が雨戸に手をかけていた。狐を追うと孫は泣き止んだ。しばらくの間、狐と爺さんの知恵比べが続いた。実話だという。
類似事例

キツネ
1972年 長崎県
宮浦の峠に、狐がたくさん出た。ある日、老人が赤牛を連れて峠に行くと、ツワの葉を体にたくさん付けた狐がいた。老人は狐が化かしていると思ったが、そのときにはもう化かされており、どこか違う家の書斎に居る気になっていた。そこへ人が通りかかり何をしているのかと問いかけると、老人は牛のしっぽに掴まって「狐だ」と言っていたという。
類似事例

キツネ
1938年 青森県
爺に化けた狐を婆が機転を利かせて捕らえ、村人皆で殺してしまった。
類似事例

キツネ
1998年 福島県
狐が馬鹿にするので、爺さまが殺そうとして火を焚いていた。そうしたら狐は娘に化けて婆さまの所に来た。そして娘に化けた狐は婆さまを家から連れ出して行ってしまった。
類似事例

キツネ,オナバケハラ
1913年 茨城県
昔、老狐が猟夫に狙われて逃げ、百姓の家に入って助けられた。老狐は、その恩に報いようと、美人に化けて百姓と夫婦になり、二男一女ができて睦まじく暮らした。ある冬の夕、爐を囲んで話をしていると、ふと末の女の子が1首の歌を遺して姿をかくしてしまった。それからこの辺りを女化原と呼ぶようになった。女化稲荷は老狐を祀ったものだといわれている。
類似事例

キツネ
1935年 兵庫県
魚屋近くの松林に、妙齢の女の姿をした狐が出る。大変悪戯が好きであったが、人間に逆襲され、それ以来、人前に姿を現すことはなくなった。
類似事例

キツネ
1975年
物の妖なる事、狐にまさるものはない。だが物は異類をよろこばない。老狐が美女になることはあっても、人の妻となって子を生む事はない。
類似事例

ジンコ,トウビョウ
1937年 鳥取県
人狐といって、家に狐を持ち込むなど、忌み嫌う例が少なくない。トウビョウ(蛇の一種)持等婚礼の妨げとなることがある。
類似事例

ムジナ,キツネ
1929年 石川県
狢や狐は魚または肉をもっている人につく。狢は角力をとって、狐はだまして魚や肉をとる。弱い奴で人に投げ殺されるのがたくさんいると言う。
類似事例

キツネ,ヤカン,マヨハシドリ,イガタウメ,タウメゴゼン
1975年 三重県
狐は野干、まよはし鳥、伊賀専などと呼ばれ、伊賀では白狐を専御前と呼んでいる。
類似事例

キツネ
1972年 山形県
昔、狐が男の女房に化けてツトコに入れた賄の残りをせしめようとしたが自分の持っていた鴨を男に取られてしまった。狐は悔しがって男の家の戸を叩きながら「鴨よこせ」と2晩も3晩も叫んだ。
類似事例

キツネ
1971年 福島県
きつねに騙された話であるが、ある人が山へ行って、お婆さんに化けた狐に山中ひっぱりまわされたことがある。
類似事例

キツネ,オトカ
1988年 群馬県
動物が人間にとりついておかしな行動をとらせることがよくあった。「七尾狐」や「九尾狐」が一番悪いことをした。尾の先が7本か9本に分かれた古ギツネだという。このような人にとりつく悪い狐をオトカという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内