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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニンギョウ
1974年 京都府
勧修寺家に古い婢子人形があり、それは大変古いものだったが、この人形を置いて同じ部屋にいると、必ず怯えて夜通しいることはできないという。

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ビョウブ
1974年 京都府
勧修寺家に古い屏風があり、そこには女の子を抱いて立っている人の絵が描かれていた。これを立てておいておくと、時々その女の形が影のように外に出てくるのを見る者がいたという。
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ニンギョウ
1976年 東京都
ある人形遣いの人形を一箱預かったところ、その夜、人が寝静まってから、箱の中から音がしたので、鼠でもいるのかと覗いた所、鼠はいなかった。また寝ようとしたら、箱の中から音がした。そのことを持ち主に話したら、それは遣い手の精神が宿った為で、めづらしい事ではないということであった。もし、敵役の人形と一緒に箱に入れると、お互いが食い合って微塵になるという事だった。
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レイ
1974年 東京都
日本橋室町1丁目の商家の軒の上に高砂尉と姥の古い人形がある。これは宝暦の頃までここにあった菓子屋の看板である。転宅のとき人形に霊があって、不思議なことをなしたので仕方なく置いていったものだ。今も霊を恐れて動かせずにいる。
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ニンギョウ
1980年 秋田県
ある侍の倉で、夜毎に人形が騒いだ。その人形を釜で煮たら、家の繁栄が止まった。
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ウシノコクマイリ
1972年 滋賀県
子供の頃、夜中にごつい桧の木に釘を打っている音を聞いた。親は「嫁さんが人形に五寸釘を打って、妾を呪い殺しているのだ。うっかり途中で会うと追いかけられるぞ。何日も通うと、しまいに牛が見えてきて邪魔をする」といっていた。
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カイイ
1974年
延享二年、中山大納言栄親卿の家で、朝から晩まで調度品が動いたり陶器が飛んだりした。祈祷したが効果なく、秋には大納言が急死した。後に怪異は毘沙門堂里坊に移り、三月、雛人形を飾っていると人形が笑った。
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フルネズミ
1936年 岩手県
和尚さまが居つくたびに化物に食べられてしまう正法寺という寺があった。そこに托鉢の和尚さまが泊まった。和尚さまは釜の中で寝たので、化け物に食べられずにすんだ。そして化物の正体は古鼠であり、デンジョウ坊という猫が嫌いなことを知ったので、その猫を借りてきた。そして猫と鼠が戦い、共倒れになった。和尚さまは猫を厚く葬り、寺の住職になった。
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フルムジナ
1934年 兵庫県
昔は人身御供があった。霜月の初めに、美しい娘の家に怪しい装束が立てられる。その娘を潔斎させ、白木の箱に入れ、川を渡って岩の上に置かなくてはならない。御供になった長者の娘を愛犬が追い、山中で激しく格闘した。翌日愛犬と狢が死んでおり、娘は無事だった。
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ニンギョウ
1926年 石川県
加賀の某豪家の裏座敷で、夜になると妙な人声がする。垣根の外を通るものも、来客かというふうに聞き流していたが、毎夜のことで不思議に思い、その家の主に告げた。裏の座敷の納戸には毎年回ってくる人形座の座元から預かった長持がしまってあった。中には三〇何体の人形が入れてあった。
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ウジガミ
1943年 静岡県
氏神が人形を嫌うので、雛祭りをしない。もし人形を持っていたら、その家は運が悪く、病気が多いという。
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タヌキ
1976年 山形県
昔、3年に一度若い娘を人身御供に差し出さないと凶作になるという村があった。ある年の秋に、1人の僧が訪れ、老夫婦から習わしを聞いた。僧は明神神社の天井裏に潜み、古狸がべんべこ太郎という犬を嫌っていることを知った。翌年の春、人身御供を差し出す時、僧がべんべこ太郎を連れてきて、古狸を退治したという。
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オオキナウシノヨウナバケモノ
1973年 香川県
十輪院の上に、大きな牛のような化け物がいて、夜にそこを通りかかる人々を騙していたという。
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ジュソ
1978年 東京都
甲府中納言殿が桜田御殿におられた時、御所労があってついには御気もそぞろとなった。そこで本郷辺りの義孝という験者を呼び寄せ祈祷させたところ、験者は御寝所の下に怪しい物があるという。そこを掘ると石櫃があり、中に人形が入っていた。丹精を凝らし祈祷をすると中納言殿は回復した。
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ニンギョウシバイノニンギョウ
1933年
変化の中でも、長い時間を経過した器物が変化するという話は有名である。木像・羅漢仁王・面地蔵等は特に変化しやすく、人形芝居の人形は毎夜動くと言われている。
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〔ニンギョウ,ヒトガタ〕
1999年 佐賀県
昔は呪いの人形を作って夜中にカミ山に五寸釘で打ち付ける、というようなこともあったらしい。
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ズイトンボウ,ズイトーンボー,タヌキ,キツネ
1990年 長野県
十一面観音様のお堂は、昔は坊さんがいて庫裏もあったが、今は荒れている。そこにはずいとん坊というたぬきかきつねのお化けがいて、尻尾をズーイとこすってトンと扉を叩くのでズイトーンボーというお化けだと子供に語って怖がらせた。こては男の化け物だという。
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ケショウノモノ
1974年
武州で夜周囲に人家のないところで寝ていると、二十四,五歳の賤しくはない女が現われた。化生のものだと思い殺そうとしたが身体が動かなくなった。女の帯を銜えると女が食おうとしたときからだが自由になったので斬り付けた。女は消えた。この所の神は人を嫌っているという事もあるかと思い、社を出た。
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バケモノヤシキ,アヤシキコトドモ
1974年 東京都
三年坂中程にあった屋敷は化け物屋敷であった。夜更けに仕事していると側にいた女の顔が伸び縮みしたり、恐ろしい顔になったり、座敷で火が燃えたり、病気で寝込んでいる女が掃除しているので寝込んでいる部屋に行くとやはり寝ていて、戻ってみると掃除していた女は消えていた。
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ジュソ,カイフニンギョウ
1978年
ある中納言が病気になり、治る気配が全く無かった。修験で有名な僧を密かに呼び占わせたところ床下に呪物が埋まっているのでそれを除けば治るというので床下を掘ったところ怪しい人形が出てきた。それを祓わせたら病気は治った。
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ザシキワラシ
1958年 岩手県
床の間の前に寝ると座敷童子が出てきて夜はまったく眠れない。体が動かせず、叫べない。座敷童子は3歳くらいの童形で、財産のある家にいる。
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