国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

イルイイギョウノモノドモ
1974年
酒宴に12・3才の女の童が現れ、乞われるままについて行くと馬上の大将とおぼしき角の生えたものが三つ目入道や見越入道、かっぱ等を引き連れ化物道の会所に運上を出さない人間の化物の事を糾弾した。

類似事例(機械学習検索)

キツネ,タヌキ
1966年 栃木県
狐か狸かわからないが、道で人を化かすものがいた。大正12年のある夜、強気な男が道を歩いていたら自分の前を歩く娘に会った。怪しいと感じた男は、いきなり娘の尻のあたりをまさぐった。驚いた娘が飛び上がる拍子に男は尻尾を握った。娘は犬ぐらいの獣になり鳴き声をあげたので、哀れに思った男は手を離した。その後人を化かすものは出なくなった。
類似事例

カッパ
1924年 岩手県
豪家の納屋にある魚荷や酒が毎夜きれいになくなるので、ひそかに見張っていると、人が寝静まったころに12・3歳ぐらいの子どもがぞろぞろ納屋へ入って酒魚で大酒盛をはじめた。主人が怒鳴り込むとたちまち逃げたが、逃げ遅れた子供を見ると赤顔皿頭の河童であった。一切悪さをしない旨の証文を書かせ助けてやった。
類似事例

イタチ
1966年 山形県
部落では弥彦さまに人年貢として年頃の娘を捧げなくてはならなかった。一人娘を捧げることになった家の者が旅の侍に相談した。侍が娘の代わりになって待ち伏せると、神様ではなく化物が現れ、侍が切って退治した。人々が神様と信じていたのは実は鼬の化物だった。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
狸がきれいな着物を着た娘さんに化けて出てきた。男の人がついていったら、寂しい所に連れて行かれた。そして男の人は険しい崖を上って帰ってきたという。
類似事例

オウテクレジゾウ
1954年 奈良県
昔、3人の若衆が酒を呑んで夜に帰ってくると、女の人がおうてくれと言うので、言われるままにおうて帰った。そして家へ帰っておろすと地蔵だった。そこでこの青年は怒って地蔵を責めたところ、堪忍してくれと行った。狸がそばでふるえていたから、狸の仕業と言っている。
類似事例

キツネ
1965年 兵庫県
男が酒を飲んで帰り、墓ぐちの坂道に通りかかったら、座敷で三味線を弾いて酒盛りをしていた。その家から友達が出て来てあがれあがれと誘い、草鞋の紐を解こうとするが、断って帰った。はて、あそこに家があるはずがないと思い振り返ると、家は消えた。「われにあほにせられんぞー」と怒鳴り、家に帰った。この家も狐が化けているのではと用心し、かかと娘の尻に尾がないのを確認して、ようやく家に入った。
類似事例

タヌキ
1975年 高知県
船にのろうとした娘はまだ船が十分近づいていない所から飛び乗ってきた。これは狸だと分かった船頭は、娘の脳天を打ちつけた。夜が明けてくると、娘の正体は額の真っ白な大きな狸であった。
類似事例

シュテンドウジ,イバラキ
2001年 京都府
正暦3年3月26日に大江山に登る。鉄門があり、酒田公時が打ち破る。都から持参した銘酒を鬼に飲ませる。酒呑童子は肴に人間の腕を取り出す。酒呑鬼は17、8歳に見える美男であった。酔って奥の一間に入り、正体を顕して寝入る。丈は9尺8寸もある。各々声をかけ目を覚まし、一言王の怨みと言い首を打った。その頭は天に飛び上り、頼光の頭に食いつく。渡辺綱は茨羅鬼の部屋に入る。茨羅鬼は綱の姿になる。大勢押しかけたがどちらが本物かわからない。頼光が都の綱には額に痣があるといい、急に眉間の上に痣の出たほうを退治した。外の鬼も撫で
類似事例

クモノバケ
1981年 鳥取県
夜山道で迷ったところ、娘が現れて道案内するというのでついていくと、きれいなものをあげると言って手毬のようなものを出すので手にとってみるとくっついてとれなくなった。慌ててもがくうちに両手足ともくっついてしまい、娘が大きな蜘蛛となって襲ってきた。そこに侍が通りがかり、刀で蜘蛛を切りすてたので助かった。
類似事例

オオニュウドウノバケモノ
1955年 青森県
貧乏な父子がいた。爺が泊まった先の妹娘が嫁に来たいとせがみ、とうとう嫁入りしてくる。ある日の留守番中、化け物の大入道が3人出てくる。饅頭をやると食べ、帰っていった。翌日も来て嫁に「我々は甕に入った金の精だ。掘ってくれ」と告げ、それで長者になった。
類似事例

タヌキ
1991年 愛媛県
月夜の晩に一本松の酒屋に酒を買いに行ったら狸が出た。化かされたふりをしたら、狸が柿の木に登ってお鉢を振る。石を投げたら狸にあたって落ちたので捕まえようとしたが、いなくなっていた。
類似事例

バケモノ
1940年 大分県
西の浜には化者がでる。6・7人の若者が盆や祭で夜遊びに行く時、あちらこちらと連れ回された。
類似事例

タヌキ
1973年 香川県
狸に化かされ、道を間違えた。赤滝まで来ると多くの人が芝居をしたり酒を飲んでいた。その頃、家族が、なかなか着かないので狸に化かされたのだろうと思い、滝まで探しに行くと、もう少しで滝に落ちるところだった。
類似事例

コンガスリヲキタバケモノ
1940年 秋田県
明治32年頃のこと。紺絣を着た化物が子供たちをさらっていくという評判が流れ、夜の道は通行止めになった。
類似事例

タヌキ
1972年 千葉県
瓶の中で子どもを生んで死んだ女が化けて出るというので、腕自慢の爺さんが退治に行き、女をつかんで引きずって家に連れ帰って庭に叩きつけたら、それは大きな狸が化けていた。
類似事例

タヌキ
1990年 香川県
夜、山道を木沢に向かって帰っていると、娘が一緒に帰ってくれと言った。後についてきて、小便をするから前に行けと言っても行けない。狸が化けていることがわかったので、違う道を教えたて帰って来た。
類似事例

サルカミ
2000年
昔々、白羽の矢が立てられた家が娘を献上することになったが、山伏がたすけてくれることになった。丑三つ時に神社の神様の後ろから化け物が現れた。娘の入った唐櫃の周りを踊りまわり、蓋を開けようとしたとき、山伏が連れてきた犬が放たれ、化け物をかみ殺した。夜が明けて化け物を見ると、年をとった猿であった。
類似事例

ヘビムコイリ,マショウノコダネ
2001年 青森県
弟子が皆逃げ出してしまうような鍛冶屋のもとにある若者がやって来た。鍛冶屋は、逃げられまいとして、一人前になったら娘の婿にしてやると言って弟子にしたが、その働きぶりが余りにも良いので、次第にただ者ではないと思うようになった。そこで、若者が暇をもらって帰るときに跡をつけていくと、山中の岩窟へと入っていった。中の会話を聞いていると、子胤は置いてきたと言う若者の声に、別の声が、子胤は八皿酒を飲むことで堕ろされてしまうだろうと言っていた。そこで、鍛冶屋は帰って娘に八皿酒を飲ませた。
類似事例

マエナムシ,ケンムン,ガワル
1934年 鹿児島県
20年ほど前、夜道を歩いていたら、子供が現れて相撲を取ろうと言ってきた。相撲を取ると、その子供は力が強く、叩きつけられてしまった。すると同じような子供が数十人現れ、ありとあらゆる悪戯をした。これはマエナムシ(ケンムンまたはガワル)の仕業だった。
類似事例

シュテンドウジ,オニ
2000年 京都府
昔々、京都の羅生門に出る鬼の腕を渡辺という武将が切った。その後、渡辺の母親に化けた鬼が腕を取り戻したので、6人の武将が大江山の酒呑童子を退治しに行くことになった。道中、右の口から酒を注ぐと千人の力が出、左からだと千人の力が落ちる不思議な銚子をもらい、それを使って鬼を酔わせ、首をはねることに成功した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内