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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒノタマシイ
1976年 大阪府
島下郡別府村で、雨の夜に森から火の玉が現れ、田んぼの中にある社の周りを飛び回り、木の上に止まる。火縄の火を見せれば消える。これは初夏の長雨の後に湿地に熱がこもり陰陽剋したために地中から火が現れたもので、全国にこのようなことはある。

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トラノミヤノヒ
1933年 大阪府
別府村の田圃の中に虎の宮という神祠の古跡があるが、雨の夜にこの森から火魂が出て辺りを飛びめぐり、片山村の樹上に止まるという。人々は大いにこれを恐れたが、火縄を見せれば忽ち消えるのだという。
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ヒノタマ,コキュウカ
1975年 大阪府
摂津国島下郡別府村の虎の宮跡というところから火が出て、片山村の樹の上にとどまる。雨夜に必ず出る。火縄などに火をつけて近づけば消える。
類似事例

ブラ,ヒノタマ
1962年 千葉県
夜、田に行くと、地面から3、4間のところを、赤い火の玉がふらふら浮かんでいるのをよく見るという。
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リュウトウ
1967年 茨城県
赤い火の玉が水の上から空に舞い上がり、川に沿って神社の参道口にある松のこずえで消える。次の火の玉が次の川から上ってくるというように、一晩中竜燈があがっては消え、あがっては消えていく。
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カワテング
1977年 神奈川県
夜中に川へ行くと、真っ暗な中を火の玉が転がってくることがあるが、これは川天狗というものである。これが出た時には、河原の石の上を洗い清めて、取れた魚を供えると消えるのだという。また、投網をしているときに少し離れた辺りを同じく投網しながら行くもの、或いは、大勢の人の声がして松明の灯があるにも拘らず、その実何もないようなとき、それらも川天狗の仕業だという。
類似事例

ヒノタマ
1982年 広島県
明治30年頃のこと。雨がしとしと降る夏の夜、薬師の方で火の玉が3つ転がっており、川通を通って海岸まで行き沖の宮で消えた。薬師と明神を合祀したので、明神だろうと村人はいった。
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ヒノタマ
1958年 神奈川県
明治前期、8月24日の三島さまのお祭りの晩に素人芝居を見ていたら、急に傘くらいもある火の玉が出て境内を転げまわった。見物していた人は誰でも見えた。
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ヒ,コンパク
1975年 滋賀県
近江国大津の八町で、雨中に必ず現れ飛行する玉のような火がある。その地の人は、大津辻の地蔵の油を毎夜盗んでいた油売が死後、炎になって迷っているという。
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ヒノタマ
1960年 静岡県
家のところにある川の土手に立っていたところ、前の家の土手のところから火の玉が飛んできて、立っているところから10mくらい横に落ちた。色は赤で小さかった。すぐ落ちたところへ行ってみたがなんともなっていなかった。うす曇で風が弱い日だった。
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ヒノタマ
1999年 宮崎県
1918年の夏のこと。大変な旱魃でみな困っていた。ある晩9時くらいのこと。山がパーッと明るくなったと思うと、お盆程度の大きさのオレンジ色の火の玉が現れ、真っ赤な火の粉を撒き散らしながら西へと飛んでいった。この火の玉は自分の田に水盗みをしていた男を脅かし、雲雀山地区を一周して熊野神社のごまさんの森に消えた。集落中の人がこの火の玉を目撃し、大評判になった。それから数日後、恵みの雨が降り、田植えも無事行われた。
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ヒノタマ
1933年 鹿児島県
ある夜、大きな火の玉が村中の空を飛んだ。光が明るく、見ている人の影が地に映ったほどだった。
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ヒノタマ
1960年 静岡県
曇りで風が弱い日、家の裏山を火の玉がとんでいるのをみた。途中で消えてしまったが、木の葉がゆれるような音がした。
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カイビ,ヒノタマ
1980年 愛知県
明治初年、正衆寺の裏山より怪火が現れ、村人は驚いた。大きな火の玉で、雨の夜に須佐の中頃に出て四散し、又一つとなって消え失せた。村民が不思議に思いその場所を掘ると古太刀、よろい、かぶと等が出たのでこれを祀った。そのあと、怪火は現れなくなった。慶長の昔、九鬼嘉隆が当地に攻め入った時に戦死した武士や村人の魂が迷い出たものという。
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ヒバシラ
1995年 群馬県
昼間、山にいると神様を祀る欅のそばに火柱が立っているのを見た。よそ見をすると火柱が移動し、道を上がってきた。その夜村で火事があった。
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ババヒ,コウセイ
1975年 大阪府
河内国平岡で、雨夜に一尺ほどの火の玉が飛ぶ。平岡社の神灯の油を盗んでいた老婆が死後、燐火になったと伝えられている。ある人の前に飛んできて落ちたことがあった。鶏のような鳥であったが離れてみると丸い火であった。
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カミサン,ヒノタマ
1930年 石川県
山の小高い所に神さんが住んでいて、村に不幸があるときにはお知らせがある。地滑りの時にも、その二三日前から火の玉が飛び、地滑りの晩は火事のように明くなった。
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ヒノタマ,アントクサマノヒダマ
1928年 長崎県
山から夜な夜な火の玉が飛ぶ。ところが、火の玉は陸地にいる人には見えず、海上に出ている漁夫にのみ見える。里人はこれを安徳さまの火玉と言って尊崇している。
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テンピ
1931年 佐賀県
佐賀地方では火の玉を天火という。その火は斜めに飛んで潜伏する。火事を起こすといわれ、見つけたときには鐘や太鼓を打って追い払う。
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ヒノタマ
1959年 長野県
坂を登っていると、上の家の方が急に明るくなった。驚いて見上げると、長桂寺の方へ赤い火の玉が流れてお寺の森に消えていった。
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ヒノタマ
1988年 長野県
家や屋敷などに火の玉が出る。
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