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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ロクロクビ
1976年 奈良県
吉野山の奥にろくろ首村があり、そこに住む人はみなろくろ首である。子供の頃から首巻きをしていると言う。

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オニ
1979年 大分県
筆者の郷里に渡里という場所がある。土地の古老が言うには、ここは鬼の首を埋めた場所だという。ただし筆者によれば、これは賊の事を指しているのだろう。
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ヤコ
1954年 鹿児島県
鹿児島市外の吉野村では、恨みを抱いている人が夜中に、「ヤコをつけてやる」一心に祈るとつくものだという。
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アカガメ
1984年 新潟県
村の南側のはずれにある赤亀神社は、洞門のある「赤亀岩」にまつられているが、それは、昔、海老家の先祖が漁師衆を集めて船で沖へ漁に出ていると急に深い霧につつまれて帰る方向がわからなくなってしまい困っていると、大きな赤亀が浮かんできて、この亀に導かれて赤亀岩のところまで無事たどりついたというからであるという。以降9月1日(旧8月1日)に海老家が代々モリ(鍵取り)をつとめて祭りを行う。
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ロクロックビ,ロクロクビ
2003年
首が長く伸びる「ろくろ首」という化け物の話があり、小さい頃年寄りから「ろくろっ首」について聞かされて脅かされた。
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ヤマナリ
1942年 高知県
土佐山村や長岡郡吉野村で言うもので、山鳴りは深山で突然ドーンという恐ろしい響きのする怪異である。
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オオヒト
1929年 青森県
岩木山の大人の話を信じている人がいる。今でも、山の中で大きな背中をした人に会うと思っている。不思議な大人の存在と、平凡な里の人々の交渉がある。大人は人々と相撲などをして楽しむこともあるという。
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ムジナ
1976年 宮城県
吉おじさんが炭焼小屋から山を下る途中、女に出会ったきり行方がわからなくなった。翌日、ある家の馬屋で頭に傷を負い、右足の親指がつぶれた状態で発見された。それから3年間一切外へ出ず、誰とも話もしなくなった。竹細工仕事をしながら生涯独身で暮らした。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
旧12月12日の山の神祭りには、山形県小国町から山伏をよび、頭屋の祭壇の前にシメを張り、村の男をミコに立て、目隠しをし、両手に幣束を持たせてかがませ、山伏が経や陀羅尼を唱えて祈祷し、村民は棒で床板をたたきながら心経をよんだ。これで山の神がミコに憑き、問い役のゲンジトリが12月以降の狩のことや村内のことを聞き、それについて託宣があった。この神憑けの祈祷をシラツケ(シラモノツケ)といっていたが、大正初年には中絶した。
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オマツタヌキ
1978年 徳島県
お松狸が榎の木に登って尾を左右に振ると、吉野川対岸にいる人が左右に動いたという。
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オニ
1989年 兵庫県
養父郡吉井部落では暮れに目上の者が目下の者に「機嫌よう年をとりまひょ」と挨拶に回る。これは「鬼に取られてへんか」ということで、もし鬼に取られて年を取れないようであれば何とかしてやるから家に来いという意味だという。挨拶を受けた家では「先ほどは御念に入りまして」と礼に行く。これはお蔭様で鬼に取られずに年が越せそうだという意味だという。
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クビツカ,オニクビツカ
1918年 岐阜県
首塚や鬼首塚は、首から上の病に効力があるといって参詣する人も多い。鬼首塚は、鬼に化けていた男の首を切って京都に行く途中に、この場所で急に首が重くなったために前に進めず、埋めたところであるといわれている。
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ミサキ
1943年 高知県
七人みさきとは言わずに単にみさきと呼ぶ。頂上から川に連なっている山のうねにいるものであるという。
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ミョウジン
1938年 秋田県
下延村の獅子鼻の下へ夜に漁に行くと、網を背負わされたり、山から大きな臼を転がすような音がして、波が立ったりする。そこに祀られている明神の逆鱗に触れたためである。
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マメダヌキ
1960年 愛媛県
山に木を切りに行っていると、頭が変になり、夕方になっても帰ってこない。家族などが探しに行って連れて帰ろうとすると、「にぎやかなところへ行く」などと言って帰ろうとしない。背中をたたいたりしながらみんなで無理やり連れて帰るうちに正気にかえるが、当人はまったく覚えていない。これを島の人は「豆だぬきがひっぱった」という。
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ワラニンギョウ,ジュソ,(ゾクシン)
2001年 福島県
藁人形二体を作り、村外れに縛りつける習わしがある。また、他の村でも立木の高い所に藁人形を縛り付ける習わしがあるという。
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トクマノジゾウ,ユメマクラ
1987年 長野県
昔,村のある百姓の夢まくらに地蔵が現れた。教えられた畑を掘ってみると,首のない地蔵と,すぐ近くで地蔵の首が見つかった。現在は胴体と首を合わせて安置してあり,霊験あらたかで多くの参詣者を集めている。
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タヌキ
1990年 長野県
下り谷から細野山に嫁いだ人が、井戸入のたぬきがいる方へ馬を曳きに云った。ところがたぬきに騙されて、夜になっても帰ってこない。近所の人と一緒に迎えに行ったが呼んでも返事をしないので、朝になったら帰ってくるだろうと引き上げた。朝方に嫁は帰ってきた。油好きのたぬきに髪のびんつけ油をなめられて、髪の毛はぼうぼうだったという。
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タヌキ,キツネ,オト
1980年 静岡県
小諸山の山奥には、たくさんの狸と狐が住んでいて人を化かす。ある日もや拾いに行ったおばあさんが太鼓のような音を聞く。そばに行っても何もおらず気づくと聞こえなくなっていた。これは狸の仕業。
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ヤマノモノ
1983年 岩手県
大勢子供がいる家族の娘が、桑刈りの合間に行方不明になった。それから何年もした風雨の激しい日に娘は帰ってきた。何年も山で暮らし、髪も顔も山の者になっていた。家族は味噌汁など作って歓待したが、娘は「辛くて食べられない」と泣きながら山へと帰って行き、山で山の者として暮らした。
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クビヌケオンナ
1957年 愛媛県
首の抜ける女がいて、破風の間から首が抜け出たりした。北宇和の若衆の話では、宇和島の目黒には髪の黒い奇麗な女子兄弟がいて、それは首抜け女だったが、寝ていると知らぬ間に三尺も伸びると言う。その家には憑物があると言う。
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