国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ユメ
1976年 東京都
寛政3年3月3日のこと、夢の中で掛け軸を3幅もらった。絵に俳句が添えられていたが意味が分からない。くれた人に尋ねてみて答えを得た。そこで目が覚めて、夢の内容を書きとめて、俳句に詳しい様々な人に聞いてみたが、誰もその句に心当たりは無いという。そこで夢の通りの掛け軸を作って残すことにした。

類似事例(機械学習検索)

ガマ,ヘビ
1974年 東京都
文政3年11月中旬、ある夫婦が東叡山根岸の弁才天の祠に参詣した。その夜に、下男の夢に蝦蟇が現れた。台所の流しの下に住む癩蝦蟇だと言う。今日参詣した際同道した婦人の月の障りの為にそこに住む蛇の行法が破れた。その蛇が仕返しに来るが守ってやると言った。翌日流しを見ると大きな蝦蟇が死んでいた。主人の夢の中に蝦蟇が現れ、自分は死んだが、数々の種を残したので、なお主人の家を守ると言った。翌日の夜、今度は蛇が現れて、自分もこの家を守ると語った。
類似事例

カワウソ
1985年 愛媛県
兄が明治43年の初冬頃、夜遅く六角堂の前を通り田圃道へかかると「夢の夢こそザザザザザ」と歌が聞こえてきた。ふと気がつくともう一歩で田の中へ落ちるところだった。すると今までの歌声は聞こえなくなり急に砂がバラバラと飛んできた。かわうそだろうといっていた。
類似事例

レイム
1976年 東京都
享和年中、巣鴨のある武家の弟が、不思議な夢を見た。それは三方に生首が置かれ、その首に何拾何番と記しがあった。その頃谷中の感応寺で富くじが行われていたので、夢に見た番号を買ったところ、富に当たったという。
類似事例

タマシイノモヌケ
1974年 滋賀県
近江国土山で、朝寝好きの人がある朝早起きして歌を作り短冊を梅の木に付けた。朝食の用意が出来たので呼んだら姿が見えなかった。探したところまだ寝ていた。驚いて起こしたが歌のことは知らないが、よく似た夢を見たと語った。よく聞いてみると驚かせたかったらしい。
類似事例

クラマソウジョウ,クモ
1974年
ある夜、徳川将軍が見た夢に鞍馬僧正という名の山僧が現れ、自分の像を狩野元信に描かせ、それを寺中に安置してくれと頼む。将軍はそれを元信に言うと、元信も同じ夢を見ていたという。しかし元信はその姿を描く事ができずにいたところ、クモが糸を引いて紙の上を歩くのを見ると、それが夢の中の人だったので描く事ができたという。
類似事例

ジゾウサマ,カンノンサマ,フクベ
2001年 青森県
博打好きではあるが始終負けてばかりいるあっぱ(母親)の夢の中にお地蔵様が出てきて、観音様に参詣してふくべ(ひょうたん)を2つくれるように頼んでみなさいと告げてきた。中には金助と孫助という二人が入っていて、どんな用立てもしてくれるのだと言う。観音様に参詣すると、本当にその通りだった。だが、ある宿屋の主人がそのふくべを譲り受けて呼び出そうとしてみたが、二人は出てこなかった。ふくべはあっぱに授けられたものだったから、主人が呼んでも出てこなかったのである。
類似事例

アミダノカケジク
1995年 宮城県
山の上集落の近江家は、旅の僧をもてなして阿弥陀様の書かれた掛軸をもらった。あるとき、近江家に普請に入った大工の棟領が、掛軸を盗んで逃げた。家を出た途端大雨が降り出し、狐狸が邪魔をした。雷が鳴り、橋が流れそうになる。命からがら家に帰ったが、掛軸はピカピカと光っていた。翌朝、棟梁はポックリ死んでしまった。掛軸は古道具屋に売り払われたが、今度は大きなネズミが出て道具屋が眠れない。祈祷師に拝んでもらうと元の家に返せという。こうして掛軸は返ってきた。
類似事例

(レイム)
1967年 福島県
屈め地蔵は至徳年中、ある農夫が、翌日牛に乗った禅師が来るので、その禅師に開眼を頼め、と地蔵が告げる夢を見た。翌日、夢の通り禅師が牛に乗ってきたので開眼を頼んだ。
類似事例

ユメ
1976年
宇治大納言が、夢で大きな蜜柑3つを見た。夢ときが、牛を3頭得るだろうと言うと、その通りになった。のちに、別の者がこれは3代の天皇の関白になるだろうと言うと、その通りになった。
類似事例

ウマ,ストウ,ヘイサラバサラ,ユメ
1973年 埼玉県
石原に増田半蔵という義侠心のある者がいた。文政4年の春に、彼の夢に馬が現れた。その馬はかつて諸侯の乗馬だったが、後に農家の駄馬となり、死しては野ざらしとなっているので、我が身にある玉を与えるので埋めてくれと頼む。実際に亡骸があり、玉もあった。その玉は鮓答またはへいさらばさらと言い、雨乞いに使う。
類似事例

テング,タタリ
1974年 京都府
寛政4年4月、山城淀の北、横大路という里で、銀杏の三つ又になった枝を刈ろうとしたところ陰風が吹き首筋を掴まれたような気がしたので刈るのをやめた。首筋を見ると毛が抜けていた。天狗の住む所なのだろうと銀杏を敬った。
類似事例

ケンモン
1991年 鹿児島県
大正3年、浜に三助という男が横たわっていた。事情をきくと、昨晩子供が5,6人夜遊びしているのを見て小言を言おうと近づいたらケンモンで、相撲をいどんできたので相手になっているうちに疲れきって寝てしまっていたと言った。
類似事例

〔レイム〕
1976年 東京都
江戸の光源寺の境内にある稲荷に詣でた折に、めずらしい面を見つけた。家に帰ってもその面のことが気になっていたら、妻が不思議な夢を見たという。稲荷で工事が行われるので面が粗末にされない様持って帰るようにとのことだった。急いで光源寺に行ってみると、確かに工事中で、古い絵馬を積み上げた上に、くだんの面がのせてあった。妻の見た夢は神のお告げと思って、その面を持ち帰り、家の守護神としてまつった。望みがあって祈ると、非常に霊験あらたかであった。
類似事例

(ユメノオツゲ)
1939年 東京都
出羽の本楯村の桃の木林の桃助という男が、正月の初夢で観音様に江戸の日本橋に行くと運の玉を拾うとお告げを受けた。夢を信じるのはつまらないと日本橋の袂で教えさとし、自分が見た夢を話したのは同年配の立派な商人だったが、その人は後に双子の兄弟だと判ったという。
類似事例

イコウ,シロハタ
1974年
証誉念信はある時、夢ともなく覚めるともなく、目の前に4本の白い旗が庵の四方の木にかかり、半時ばかりの間、目を閉じても見えていたという。その時は部屋に異香がただよっていた。
類似事例

タマシイ,ギオンマイリ
1933年 京都府
話者の知人の女性が夢に出てきて、自分はどの寺社に参ればよいか尋ねた。祇園社を推すと知人は納得した。それから2・3日後に知人が亡くなった。通夜で知人の縁者に話をすると、その人も同日前に同様の夢を見ており、祇園社へ参る途中であったという。
類似事例

(ユメノケン)
1974年 東京都
折原岩之助という男が文政9年3月16日の夜の夢に、江戸神田小柳町辺りの道具某の店に希代の霊剣があるとの夢を5回見た。実際行ってみると、夢にあったように剣があり、買いしぶり帰るとまた2回同じ夢を見た。それを買い求めると夢に人が現れ、剣の霊験を語った。
類似事例

ユメ
1914年 大阪府
美人で仲の良い姉妹がいた。ある日、互いの昨夜の夢の話になり、姉は太陽が昇る夢を見たと言い、妹は月が西山に没する夢を見たと言った。すると姉は、逆夢といって良い夢を見ると実際は悪いことがあるだろうと言い、妹は反対に正夢として悪いことがあるだろうと、共に悲観した。そこで夢の交換をしたところ、妹は出世したが、姉は一生不遇だった。
類似事例

カミノカンオウ
1976年 東京都
天明5年の大干魃の折、雨乞いの祈りを捧げ、連歌を詠んだところ、初めて3日後に夢で神のお告げがあり、すぐに雷雨となった。
類似事例

ユウテンダイソウジョウ,ユメ,キツネ
1975年
祐天大僧正は、子のいない父母が、月輪が庭の木に降り、地蔵大士が如意珠を授ける夢に見た後に生まれた。誕生を祝って親族が集まった時、外に狐が来て三回鳴いた。皆が怪しんだが、祖母は夜に見た夢とこのことで、子供は優れた人物になると確信したと言い、僧にするよう訴えた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内