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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テンペンヨウイ
1977年
観応年間、古い箒に花が咲いた。臼の木に花が咲いた。伐って10年以上過ぎた椿が葦のように伸びた。

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(クワカラエダ)
1977年 静岡県
遠州豊田郡月村の百姓である作十が持っていた古い鍬から、枝が出て花が咲いた。枝は鉄色で鍋つるのよう。花はここめさくらで、色は金銀のようだった。
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ツエ
1925年 東京都
谷中の領玄寺に、日享上人が皮付きの桜の杖を刺した。この杖は桜の木になり、会式桜と称し、毎年旧10月の会式の頃に咲いた。
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ツエ
1925年 兵庫県
明石の人丸社に座頭が参詣して祈請したところ、眼が開いたので、不要になった杖を庭に挿した。翌春、その杖から芽吹き、花が咲き、桜の木になった。
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(ヒキ)
1981年
蟇は虹のような気を吹き出す事がある。父は虫に強い人であったが、園中の朽木が光り、なんらかの気が立ち上がっているのを見た。何かいるのかと思い、朽木を調べてみると、朽木のうろに蟇がいたという。
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ツエ
1925年 和歌山県
熊野の山奥の請川と日足の村境に、請川の住民が朝鮮征伐のときに持ち帰った杖を刺したところ、成長して桜の木になった木がある。高麗桜ともいう。
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〔ネナシフジ〕,アベノサダトウ
1956年 宮城県
前九年の役に安倍貞任が敗走して、馬が倒れた時、側にあった銀杏の木の根本に、藤の鞭をかけて去った。これに芽が生じ花が咲いたが、藤はのちに枯れ、銀杏が残る。
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タキノヌシ
1934年 静岡県
昔、樵が雑木を伐っていた。その中の一人が滝壷に落ちた鉈を拾いに滝壷に飛び込んだ。水そこには美女がいて、ニッコリ微笑んだ。女は瀧の主で、自分がここにいることを口外してはならないと言って男を帰した。数年後、酒によってこのことを話してしまった男は、その瞬間に死んでしまったという。
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〔フルツバキノネ〕
1938年 京都府
古い椿の根が、光って飛んだという話があったという。
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ドチュウノフナ
1974年
文化10年の頃、拝領した植木鉢の土をひっくり返してみると、いささか動くものがあった。何だろうと思って土を洗ってみると鮒だった。3年も水から離れて土のなかに入っていたことになる。
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タラノロウボク,ムジナ
1989年 新潟県
タラの老木は芽が出ないので、男に化けて女になった狢と共に伊勢参りに行った。帰りに船から下りるとき正体がばれてしまった。その後、タラの木は芽吹いたが、この木を切ろうとすると雷が鳴り響いた。
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オシラサマ
2002年 岩手県
馬を殺された娘が家を出るとき、父親に春の3月16日の夜明けに臼の中を見るようにと告げる。娘は馬と共に天へ飛び去り、娘の言うとおり臼を覗くと、中には馬の頭をした白い虫が湧いていた。
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ヤマノカミ
1955年 静岡県
山中の大欅(槻)を切ろうとしたら傍の藤の木が唸り、寒中だというのに花が咲いた。持ち主が短冊に和歌を書いてあげたら花が散って仕事ができた。山の神が怒ったためだという。
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サンボンマツ
1967年 福島県
昔、湯の花をあげたときに、松の杭を打ったが、それが成長して枝葉をつけたのだといっている。
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ダイジャ,チザクラ
1936年 福島県
大旱の時、水を引こうとすると、出口を大蛇がふさいでいたので、一人の若者が刀をくわえて飛び込んで大蛇を切った。その血しぶきのかかった桜は伐ると中から血が出るという。
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ツバキ(ゾクシン)
1920年 兵庫県
化けるのは古い椿の木である。
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ツエザクラ
1961年 島根県
吹雪のために死んだ比丘尼が携えていた桜の枝を挿したのが発芽した。
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カイ,クワ,カラタチ,スズメ
1977年 中国
殷の朝廷に桑と枳が自然と生えて、7日で長々と成長した。占者に占わせると、野外田舎の木であって、朝廷が滅びて荒原となると言うので、王は政道を謹むと国は栄えた。また商受の君の時に雀が大きな卵を産んだ。相人に考えさせると、小さいものが大きくなるとは吉であると言った。王は奢りを極めて国が滅んだ。
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サクラ,サクラノセイ
1928年 新潟県
寛延改元の春、花見をしていると、桜の大木の梢の花から「花も今年限り、人々も今年限りぞ、あら名残惜しや、さらば、さらば」と聞こえてくるという出来事が3日ほど続いた。この噂が広まり、花見客はいなくなった。翌年、予言どおりに桜は枯れてしまった。
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キボク,ウメ
1976年 岐阜県
美濃の国安八郡香島村の梅が寺という寺院にある梅の古木は、春に花が咲くことなく、実を生じる。
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マツ
1922年 福岡県
永享11年、神殿に松の木が傾きかかって造営の邪魔になるので、伐り倒してしまおうということになったが、不思議にもその松は一夜にして元の長さに伸びた。
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