キツネツカヒ 1936年 陰陽師その他の述者においては、式神の使役はそれがなすことのうちの1つであったが、狐使いにおいては霊狐を使役することがそのなすことの全てである。全国的に流布した飯綱法、愛宕法、茶吉尼法などの霊狐を使役する妖術は、社会生活上の障害となって随分悪風を残したと思われる。例えば、室町時代の管領・細川政元は、飯綱法や愛宕法を習得した狐使いであったといわれている。
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キツネツキ 1991年 愛媛県 昔、狐が憑いた人がいた。法院で祈祷してもらったが、治らなかった。
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ガラッパ,ガラッパドン 1982年 鹿児島県 河童を見た人が、帰って夕飯になる頃から頭が痛み出し熱が出た。法者に見てもらうと水神の祟りだといわれた。法者の指示通り河童を見た所に米や塩を供えてくると治った。
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レイ 1937年 鳥取県 愛人、愛児の霊を呼び出し色々物語りすることを農山村一般に流行している。これにより病人の治療法、家の不幸の救済法を知ろうとするものが多い。
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ブンキチギツネ 1974年 長崎県 瓢箪畑稲荷神社使いの文吉ギツネは三助大明神から病法・薬法・漁法・農法などの伝授を受けた。
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ホウイン 1936年 岩手県 酒好きの法師が北上川を運航する船を法を結んで止めたので、1升の酒を持っていって解いてもらった。北上川が東に迂回したのは2人の法師が法くらべをした結果である。
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アズキアライ,(カワヤイケニデルヨウカイ) 1990年 長野県 法教沢(ホッキザワ)にアズキアライが出るという。
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ヒノタマ 1936年 鳥取県 火の玉を見た時の対処法として、ミコトノヨグチに尋ねたり、ホーインさんに頼んだりする。
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ハチ 1940年 新潟県 僧、泰澄が飛鉢法により、神戸清定のもとから年貢米を奪った。
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タイラノマサカド 2004年 滋賀県 将門調伏説話の一つ。横川で大威徳法を修すると,壇の上に血が流れた。
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ハチ,ホウドウ 1940年 兵庫県 僧、法道は飛鉢法を使って供米を乞うた。一度は米俵をことごとく鉢につけて持ち去ろうとしたが、相手の男が必死に謝罪したので、米俵は元のように飛返した。
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フルツカノカイイ 1976年 波斯国で古墳を開くことがあった。棺の中に心だけが残っていた。また僧の法循は〓舟三昧(けんしゅうさんまい、「般舟三昧」の誤ヵ)法を行っていたが、入寂して後心が残り、五色の光を放っていた。
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コンジキノフドウミョウオウ,チショウダイシ 2002年 智証大師が石龕に篭って行う間に、金の人が現れて、「私の形を写して帰依するのが良い」といった。誰かと問うと、「金色の不動明王である。私は法を護るために、常に汝の身に従う。すぐに法を極めて、衆生を導きなさい」といった。そのため礼拝恭敬して、その形を記した。その像は今でもある。
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ミサキカゼ 1965年 宮崎県 法者は、ミサキカゼは横死した人の魂がうかばれずに陰を歩いているのがたたるのだという。
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タイラノマサカド 2004年 滋賀県 将門調伏説話の一つ。尊意が延暦寺講堂で不動法を修すると,結願の奇瑞として火焔に将門の幻像が現れた。
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キノヤマサマ,ツキモノノカミ 1983年 岡山県 木野山様は憑きものの神であるといい、法者では落ちないときに屋敷内で1週間祀ると必ず落ちるのだという。
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クロイキツネ 1954年 鹿児島県 大崎の法者の話によると、頼まれて某所に「ヤコバナシ」をしに行ったが、その時は、ものもらいが来たのに何も与えなかったのでつけられたといい、追い出したら黒い狐が出ていったという。
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カッパ 1989年 秋田県 馬の尻尾にしがみついているところを捕らえられ、命の代わりに調薬法を伝授した。
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カワッパ 1962年 山梨県 上野原町、旧巌村の鶴川と桂川との合流点の松留山性法寺の東は断崖となっているが、この淵に河童がすんでいて人や馬を悩ましたため、性法寺の和尚さんが河童を捕らえてねんごろに説法したところ、河童は謝り、今後決して出てこないことを誓って放してもらってからは現れなかったという。
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(イズナ) 1979年 玖山公がある時、飯綱の法を行って成就したらしいと言った。その理由は、どこで寝ていても屋根の上に夜半頃、鳶が来て鳴き、歩く先には辻風がおこるからだという。
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(ゾクシン),(シノヨチョウ) 1935年 大阪府 明王院という寺では、人が死ぬ時は1つ鐘がなるという。
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