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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(フキアゲラレシオトコ)
1976年 三重県
伊勢外宮の参宮人男が、風もないのに古杉の梢に吹き上げられしばし留まっていた。人々が見上げて、樵を登らそうとしたところ、鳥のようにふわふわと男は着地した。

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ツヂカゼ
1976年 京都府
享保の末年、堀川出水の辻で俄かに辻風が起こり、杖を杖をついて歩いていた老人が2丈ばかり空に吹き上げられた。人々が騒いで見ていると、老人はやすやすと着地した。
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オニ
1936年 鹿児島県
ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
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トモグセ
1967年 福島県
妻が妊娠すると木に登る男がいる。
類似事例

テング
1954年 茨城県
天狗が住むという三又杉があり懼れられている。ある樵夫が禁を破って伐ろうとしたが悲鳴を残して姿を消した。驚いた仲間たちが駆けつけると、杉のはるか梢に八つ裂きになって引っかかっていた。
類似事例

テング
1956年 茨城県
天狗が棲むと恐れられる3つ股杉があった。ある木樵が禁を破って伐採にかかったが、悲鳴を残して姿を消してしまった。同僚が駆けつけて探してみると、その杉のはるかな梢に、八つ裂きになって引っかかっていた。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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タカタカボウズ
1983年 愛媛県
人が見上げれば見上げるほど高くなる。上から見つめて順に見下げると小さくなって逃げる。
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オニ
1936年 鹿児島県
馬方が馬で塩を運んでいると鬼に出会う。男は木に登って逃げた。池に映った男の姿を見た鬼は池に飛び込み、水を飲んでしまった。笑う男に怒った男は木をかじった。男は月の神様に頼んで降ろしてもらった綱で天に上った。鬼は金の棒を貰って登ったが、途中で雷が落ちて焼け死んでしまった。
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クチガミミマデサケタヒト
1977年 神奈川県
ある老人が親類の家に行った帰りに坂を登っていると、きれいな女の人がかぶりをして後ろから登ってきたので、夜も遅いから気をつけなさいといって見送った。その後に男の人が来たので、この先に女の人がいると伝えた。すると、男はその人はこんな顔ではなかったかと振り向いた。その顔は、口が耳まで裂けていた。
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サメ
1933年 福島県
樵夫が淵に山刀を落とした。すると美しい姫が波の上に立って現れ、樵夫を淵の中の御殿に案内した。そこで樵夫は楽しく3日過ごした。帰るとき決して口外しないように口止めされた。家に帰ると樵夫の三回忌をしていた。帰ってきたので酒宴になり、樵夫はついしゃべってしまった。翌朝、喉に鮫の歯形を残して死んでいた。
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キフネミョウジン,ハクバ
1983年 京都府
山城国鞍馬寺は、藤原の伊勢人が建立した。この人物は普段から観音を信仰し、観音を安置する場所を探していた。するとある夜の夢に白髪の老人が現れて、自分は貴船明神であり、かの地に安置せよと告げる。そこで伊勢人は白馬に鞍を乗せ、この馬が留まる所に建立しようとする。そして留まった場所は夢に見た所と同じで、近くにあった毘沙門天像を安置したのが鞍馬寺の始まりだという。
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ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、谷間のようなところをどこまでも降りてゆき、ようやく着地したと思ったところから一本道を一町ほど歩くと洞穴があった。そこに入ろうとしたとき誰かに呼ばれたような気がして振り返って気が付き蘇生した。
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テング
1976年 和歌山県
杉の木などが風もないのになびくのを天狗の風になるという。一の枝の東に向いたものは、天狗松という。昔、天狗にさらわれた男が、この松に引っ掛かっていたという。
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テング
1974年 三重県
伊勢には天狗が多い。
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ツルベオトシ,ツルベオロシ,オニ
1938年 愛知県
大木の梢などからいきなり落ちてくる。大きな杉に鬼が住んでいて、下を通る人を金の釣瓶ですくいあげたという話もある。
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ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
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テング
1958年 徳島県
風のない時、「天狗さん風くれ、余ったら戻す」と言うと風が出る。
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カッパ
1960年 広島県
猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
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ヘビ
1993年 岐阜県
昔、男が蛇石に座って煙草をふかしていると、蛇が出てきて男をじっと見つめる。男はキセルのヤニを蛇に食らわせる。後に男は突然死に、人々は蛇をからかった祟りだとして、石に近づかなくなった。
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テング
2001年 宮崎県
ある人が物知りのとくぞすを困らせてやろうと思って、天狗の鼻はなぜあんなに高いのかと尋ねた。言う通りにしたら教えてやると言われたその人は、杉の大木の梢に登った。するととくぞすは「生まれつきだ」と答えた。
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(オオトリ)
1980年 福島県
陸奥の保原の里に、わたなべ与ざうという人がいて、彼は非常に大きな家に住んでいた。ある雨の降る夜に、非常に大きな鳥の羽音がして屋根の上に留まった。留まっている時や飛び上がる時は、家が倒れるほど家が揺らいだ。翌日、鳥の大きさを測ってみると6メートルほどあったという。
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