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検索対象事例

〔ヒカリマツ〕
1977年 東京都
早稲田村の青柳津六兵衛という人の土地にある1本の松は、夜に時々光るので、光松と名付けた。

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シンギョウイナリノマツ
1969年 福島県
祟り田の一角にあった信行稲荷の松が夜になると明るく光り、灯台のない頃はその代わりの役目をしたという。
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オトウミョウマツ
1989年 長野県
話者の家の墓には、一際大きな赤松があり、「お灯明松」と呼ばれていた。毎晩、夜になると松のてっぺんが燃え、それが遠くからでも見えたからだという。
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リュウトウ
1991年 山形県
龍燈といって、古い松の樹が夜ボーッと光ることがある。発光する理由は不明だが、近寄ると消え、離れるとまた光りだす。時として龍のような形になることもある。
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ヒカリモノ
1976年 東京都
済松寺の森から早稲田目白の辺りへ、夜な夜な光り物が現れた。寺社奉行が調べるとそれは寺僧の仕業で、開帳が近いから人を集めるために地蔵の奇特に見せかけるためにしたという。
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ヒトヨセンボン
2004年 京都府
一晩のうちに松が数千本生え、一夜にして林になったという。
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イッポンマツ,(ゾクシン)
2002年 福島県
昔、安倍清明が東奥に下向したとき、この地に来て松を植え、当所を祭って人家の焼失がない事を祈った。これは希有なことである。この松を鎌田の一本松という。
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ロッポンマツ,キツネ
1987年 長野県
明治の終わり頃まで,山の入り口には六本松があった。そこに夜遅くまで山仕事をして帰ると,きつねが迎えに来ているといわれた。
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ヒノデマツ
1936年 福島県
悪者から逃れた安寿姫が世を去ったところにあった松の木を伐りかけたら紅血がほとばしりだした。ここから朝日が見えるので、血の出松が訛って日の出松になったと言われる。
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(テンマン)
1983年 大阪府
村上天皇の天暦年間に、大坂のある地において、一夜にして松が生じ、その梢には霊光があった。この旨を奏上したところ、勅使が下った。その夜に神託があり、難波の梅を慕ってここに来たという。
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ヒカリボック
1977年 茨城県
屋敷に入る所にあるどぶに、土橋が架けられていた。その橋の支柱にした杭に、腐って暗がりの中で青白い光りを発するものが稀にあった。それを光りぼっくと呼び、怪奇の目で見られた。
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リュウトウボク
1933年 神奈川県
信誠寺に龍灯木跡という碑がある。昔、碑のあたりに一大樹があって、毎夜木の上に火が灯った。人々は、海から龍が上って献ずるのだと言いはやした。そのため龍灯樹と言うようになった。
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キツネ
1989年 愛知県
原田北部の小松谷は、南側のため池近くにキツネ穴があくさんあったので、狐谷と言われていた。ある人が夜中の一時頃に、長坂という峠を越え、原田目指して歩いていたところ、ぞくぞくっと寒くなった。やがて浮御堂のある池に出たところ、松の根本に美しい娘がいた。「こんばんは」と声を掛けても無言で、一町ほど行って振り返ると姿はなかった。家に帰って父親に言うと、寒気はしなかったかと問われた。したと答えると、その時にキツネにつかれたんだと言った。
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カミナリマツ
1987年 愛知県
大きな松が河和の北屋敷の海岸近くにあり、よく雷が落ちるので「雷松」と呼ばれていた。この木に雷がよく落ちるのは、根元に金の茶釜とか金の鶏が埋まっているからだといわれていた。今は枯れてしまってもうないという。
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ロクベエギツネ
1994年 愛知県
六兵衛狐と呼ばれる狐が住んでいた。ある年の秋にあちこちで鶏が殺されたので狐退治をすることになり、巣穴近くで青松葉を燃やして狐をいぶりだした。翌日、いぶしをかけた村人の子が行方不明になった。六兵衛狐の仕返しだと言いながら一晩探したが見つからず、翌朝、両手いっぱいに彼岸花を抱えて歩いている子どもが見つかった。以来、村では彼岸花のことをきつね花と呼ぶ。
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ジャタイノマツ
1967年 福島県
海岸に蛇体の松と呼ばれる二股の老木がある。昔、慶長の頃、与吉という百姓がおり、お松という娘があった。ある時、殿様が与吉の家で休んだ際に、お松を侍女にすると城へ連れ帰った。ところがお松は家に帰りたがって言うことを聞かないので、小船に乗せて竜神の淵に捨ててしまった。お松は海岸に泳ぎ着いたが、力尽きて女面蛇体の死体となって海岸に打ち上げられた。親たちはこれを見て悲しみ、娘の名にちなんで松を植えた。この松が大きくなったものが蛇体の松である。この松は霊験があるという。
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オカドマツ,カドマツ
1956年 宮城県
昔、お正月さんを送るとき、針生(はりゅう)家の先祖である弥右衛門は、門松にした松を屋敷神の祠の後の地に挿したら根付いて大木となった。それ以来お門松と称して、門松は立てないという。
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テング,マツ
1919年 徳島県
八幡神社境内の真の松は、天狗が毎夜樹上に宿ったという。
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マツ,テング
1938年 鳥取県
岩美郡倉田村はずれの山にある血の出る松の木は、待居の一本松といい、急岐の場所にあり天狗が住むともいう。この松に手をふれると怪我をして血を見るというので村民は恐れをなす。
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ウナリマツ,オオオトコ,カイヒ
1990年 千葉県
「唸り松」といわれる木が声を発するというので、ある男が確かめに行ったが何もなかった。家に帰ろうとすると大男がついてきたので彼を倒した。家へ着くと怪火が起きたが退治した。それから木が唸らなくなったという。
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オダケマイリ,ハチマンダケ,カブラヤ,ハチマンダイミョウジン
2001年 青森県
延元3(1338)年、春、東南方から一条の光りがたなびいてそれが夜な夜な光り輝くので、西野孫左衛門が登って確かめ、一本の鏑矢を発見して持ち帰った。すると、その子孫四郎が託宣を得、岳の頂上に祀って、雄岳の名を八幡岳と改めたのだと言う。
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