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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ウコン),(サコン)
1980年 山形県
米沢地方には右近と左近という、千年の齢を経た老狐がいる。ある日上杉家中の者が江戸から帰る途中の山間に来たところ、右近と左近がこの者を誑かそうと化けて現れる。しかし化け方が不完全だったために、その者に斬り殺されてしまった。

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カミノオツゲ
1935年 熊本県
おきん女という玩具の由来。数百年前、六郎という孝子が戦で瀕死の重傷を負った父右近の回復を毎夜市杵島の神に詣でて祈った。この孝心を哀れと思ったのか、神のお告げによって日奈久の温泉を発見し、之に浴して父右近は全快した。この時六郎の孝心にほだされて、陰になり日向になり右近を看護したのがおきんという女だった。
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(オヤマノゴンボウ),(イッパイモリノチョウシチ)
1980年 福島県
信夫地方にはお山のごんぼう(権坊)と一盃もりの長七という、千年の齢を経た老狐がいる。
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キツネ,タヌキ
1975年 愛知県
狸は坊主に化け、狐は女性に化けると言われている。
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タヌキ
1973年 山梨県
たぬきは自分が化ける。人間に化けるときは女の人に化ける。
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タヌキ,キツネ
1934年 岐阜県
狐は徐氏に化け狸は僧に化けるという、全く逆の地方もある。
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(ゾクシン),ネコ
1936年 栃木県
猫を殺すと化けて出るという。
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タタリ
1929年 愛知県
御園峠には炊けだの武将、望月右近太夫の墓がある。彼は御園で土人の手にかかって倒れた。その時御園の老婆が望月右近太夫に山賊よけに金は旅の中に入れておくとよいと親切ごかしに教えて、後里人に殺させ、その際足袋を持ち帰った。後にこの老婆の家は未だにこの祟りを受けている。
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アマ,オキナ,エビスサブロウ
2001年 京都府
左近丞夫婦がいた。貧苦にあえぐ妻は入水を口にするが、左近丞はなだめる。ある日左近丞は美しい尼に出会い、道案内をして10銭をもらう。妻と相談してそれで餅を買うことにする。妻が餅を買いに行くが、帰り道で翁に出会い、餅を所望される。妻は自分の分の餅を与えると、翁は恩をすぐ返すと約束して西へ向かう。その夜の夫婦の夢に貴人が現れて、妻の情で助かったことと、この家には貧乏神が多いので退治してやると告げる。夫婦が名を問うと「えびす三郎」と答える。目が覚めると枕元にえびすの像がある。その後妻は男児を出産する。
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キツネ
1980年 広島県
昔、狐が男や娘に化けてよく現れた。
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ヤマジジ
1942年 高知県
土佐郡の雪光山で眼の青い人間より少し大きい者が現れ、猟師の前に座った。猟師は近所の者にその話をすると、据銃を仕掛けて来た者がいた。5日程して行ってみると死んでいるものがあり、ヤマジジというもので、雪光山の主だったという。その後、殺した者と家内の者はすべて死んでしまった。
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タヌキ,キツネ
1997年 福井県
狸が化けるのは坊さん、狐が化けるのは女の人、という。
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(ドウレイシャノシ)
1973年 富山県
大正の頃、神通川で仕事をしていた者が死んだ。すると同齢者の者が餅や小豆粥を作って川へ運び、それを川に投げて一目散に走り帰った。振り向くと死がとりつくといわれた。また、餅を耳にあてたりもした。餅を食べると死者よりも一つだけ年が増えて死から離れる。
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キツネ
1956年 宮城県
この地方の狐はよく,狐の嫁入りと大入道に化けた。
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クダギツネ
1913年 長野県
管狐を飼っている者は、癩病の血統の者よりも縁組を嫌われる。管狐に憑かれた者は、行動や言動が狐のようになり、油揚げばかり食べるようになるという。また、管狐を飼っている家の者に羨ましいという感情を抱かれた者は、満足な終わりが見られなくなる。
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イソラガミ
1956年 宮城県
天文19年(1550)、義兼の孫義隆が桃生郡辻堂城の外濠が深く、攻めあぐんでいたとき、1人の老翁が船を漕いできて侍大将一栗左近を乗せて濠を渡し、左近が先頭して城を落とした。戦ののち船も老翁も見えず、濠端に白い幣束が一本立っていたといわれる。
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シロキジュバンヲキタルオトコ
1975年
庭の蘭の葉の間から火が上ったのをある武士が見た。その人は家中の者に暫く私に刀剣を渡すなと言いつけまた庭を見た。すると白襦袢の男がやりを持って入ってきた。刀を求めたが家中の者は渡さなかった。今一度見ると男も火も消えていた。隣家の者が乱心した。
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センニンヅカ,(センシシャノタタリ)
1989年 長野県
織田信長が攻めてきたとき、城主・上沼左近は千人塚で戦死した。戦で出た死者や武器などを埋め、千人塚にした。ここに草刈りに行って刀・鍔や鏃を拾うと瘧になるという。
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(キミノヤシロ),(レイ)
1982年 広島県
享保9年3月16日頃、家中の者が新宅の普請をした。邪魔な柿木を切ろうとしたら大工が、その木には霊が宿っているので切れないと言った。家中の者の下人が、現れたら相手になってやると嘲弄した。その夜更けに空から声がして、下人が空中に抱え上げられた。毎夜続くので家中の者が空に向かって何者だと問うたところ、空から声がして、我は137年前にこの屋敷で働いていた下女であり、柿の実を取った事で殺されこの木の根元に埋められた。我を神として祭れば国の災厄を予言し、諸病を平癒しようと言った。その通りに社を造営したら諸人が郡参した。下女の名前をとって、貴美の社といった。
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ヘビ
1981年 和歌山県
大水が出たときに、川を風呂のようにままきな丸太が流れた。蛇が化けていたのかもしれない。蛇は山で千年、海で千年、川で千年、人に見られずに生きると竜になるという。
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キツネ
1980年
狐が女に化けてきたのを知りながら、知らぬ顔で物を食わせたり会話をして、明日も来るように帰したら、次の夜もやってきた。毎夜も同じ事を行うと、後の方では身体は女だが、顔は狐のままだった。その後は手足も化けていなかった。それから後は所々化けていた。馴れると化けるのを忘れるのだろう。
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キツネ
1976年 山口県
きつねは娘に化けて足を洗い、近づいた者の物をとる。
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