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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウシノタマ
1980年
うしのたま(牛玉といい、牛の胃の中にあると考えられた球状の物体)は、つねに暖かいという。

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キツネ,ヒノタマ
1935年
狐が骨をくわえて走ると、火の玉になるという。
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ケノオイタルダマ
1980年 茨城県
近頃、常陸国の玉造という所に住む、渡辺長七という男の家に、毛の覆った玉が2つあった。これは狐が持ってきたものだという。硬くて少し黒みがかり、常に暖かいという。
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キツネ
1938年 長野県
狐にばかされると「ため」のお湯に入って、みみずの「そば」を食べさせられる。
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クダキツネ
1962年 千葉県
くだ狐は袂にはいるくらいの大きさで、たくさんに増える。狐は憑いた人の腹わたを食べてしまい、その人は狐憑きになる。寒沢の坊さんが狐を使って易をやっていたが、たいへんよく当たった。ある時、村人がかめのなかにウジャウジャはいっていた小さな狐を、熱湯をかけて殺してしまった。以後、坊さんの易は当たらなくなったという。
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キツネノケダマ
1993年 滋賀県
狐の毛玉は直径3~4㎝の白い球状の毛で、老いた狐の尻尾の先端が離脱したものである。これを拾ってくるとその家はお稲荷さんをまつらねばならず、また年に一度は祈祷師を呼んでお参りをしてもらわなければならない。粗末に扱うと火難をこうむるともいわれる。村にはこの玉をまつっている家が3軒あった。
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キツネ
1915年 愛知県
狐に出会ったときは「狐を食ったうまかった、まんだ奥歯にはさまっとる」と言うと化かされることがないという。
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キツネ
1961年 茨城県
味噌豆を煮ると狐が「豆くれ」と来る、という。ある人が与えたら、熱い熱いと逃げて行ったという。
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オドツクウサマ
1941年 岡山県
牛の仔が産まれると、厩から出して、土間の隅に祀ってある「オドツクウ様」へ連れて行く。そして味噌すり鉢へ大きめの石を入れて、そこにおつゆのような食べ物を入れる。これが牛の仔の食い初めで、石のように固い身体に、丈夫に育つようにするという。
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ビャッコノホーシノタマ
1996年 福島県
白くて丸いフワフワした暖かいホーシの玉を拾う。百年たった白狐が尾の先から落とすものである。その後、神社に納めるが、ある時頭に白いものがのっていると言われ、拝み屋さんに見てもらうとホーシの玉の話を聞いて伝えてくれた。
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キツネ
1963年 長野県
春先の寒い日、山に薪を取りに行って帰ってくるときに、狐が踊りを踊っていた。帰ってから腹が急に痛くなって、3日ほど寝ていてよくなったが、それからは時々腹を病むようになった。
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ホウシノタマ,ヘビ
1982年 群馬県
ヘビが何匹も何匹も柱などに巻きついて縄のようになっているのをほうしの玉という。これを見た人は運がいい。
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キツネ
1989年 鹿児島県
狐はムギの粉のてんぷらが好きなので取ったりする。その時は女や子供に化けて近づいて来る。
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キツネビ
1943年 静岡県
狐火は、狐が馬の骨をくわえて息がかかるとおこるという。
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ウシマジムン
1998年 沖縄県
牛の幽霊を牛マジムンという。牛馬がかってに家に入り込むと不吉の前兆であるとか、旱魃のときに牛が泉を見つけたという伝承があり、霊力を持つものと考えられていたようである。
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(ゾクシン)
1987年 岐阜県
狐や狸は、冬ならば肉も食べたが、おもに皮を売ることを目的に捕る。狐の毛皮は高く売れて、胃は薬になるが、昔は狐を捕るとバチがあたるといわれていたので捕る猟師はめったにいなかった。
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キツネ
1991年 奈良県
狐は「うどんを食べろ」と言って食べさせる。けれどもそれはうどんではなく、ミミズをうどんに見せて食べさせるのである。
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キツネ
1955年 山形県
大工さんが痩せて腹を減らした狐にヤキメシを分けてやったら、竃から火が出た時に教えてくれた。
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キツネ
1932年 兵庫県
爪の間から入って臓物を食い荒らす。狐つきで死んだ人はこの為に腹がとても小さくなる。
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アクマ
1952年 広島県
牛が仕事中、体を震わせたり挫くようになる。あるいは何も食べていないのに急に腹部が膨れ出し苦しむ。これはアクマがついたのであり、「イキアイに逢った」「魔の風に逢う」とも言う。梅の木の棒を使ってアクマを祓う。アクマは猿のようなケモノだとも言われている。
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キツネ
1971年 茨城県
狐がお産するときは、狐の穴におにぎり、小豆飯、すし、おはぎを持っていって供える。これをしないといろいろと荒らされる。これをしなかったある人は、便所に行っている間に赤子を囲炉裏にくべられてしまった。
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