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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ボウズアタマ
1980年 京都府
ある時、10歳ばかりの男子の、さかやきの部分が数寸禿げ、頭の肌が顔の肌のようになってしまった。驚いた母親が治療を頼みに来たが、別段おかしくないのでそのまま帰した。4、5日経つとまた毛が生えてきたが、10数日経ってまた禿げた。これが5回ほど起こったという。

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ロウジン
1922年 三重県
ある時少年が行方知れずになり、3日ぐらいしてから呆然と畦道に佇んでいるのを発見された。顔面蒼白で非常に疲労していた。大熱に浮かされて5日ばかり寝こみ、ようやく回復して少年が言うには、夕方老人が現れ、あちこち連れて行かれ、帰ってくる時に今までのことを言ってはならないといって消えたという。それ以来少年は痩せ青ざめ、神経質になり、小学校の算術が出来なくなったと言う。
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イドウ
1983年
下総国香取郡佐原新田向ウ津の百姓長吉の子・寅次郎6歳は、頭が蛸のように大きく、目は黒目くぼんで白目にかぶり、眉毛がなく、歯は上下2本ずつある。また背中に産毛が渦巻き、全身に薄毛が生えている。身体の色は鼠色で臭みがあり、手足共に赤子のようで胴は青筋張って水ぶくれのようであった。物事を言う事は無いが、人の言う事は聞いているようである。
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ツノ
1980年 鹿児島県
薩摩のかせ田という村の百姓の額から、3寸ほどの角が生えてきた。ただし100日ほど経った時に抜け落ちたという。
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ハレモノ
1982年 京都府
元禄16年5月、京油小路二条上る町で、12歳の男児が甚だ発熱し、腹中に腫れ物ができた。それに口が開き、その口が本人の言葉に従って喋った。その口は何でも食べ、食いすぎはよくないだろうと口を押さえたら高熱が出て罵った。ある医者が5,6種の薬を配合し本人に与えたところ、一両日でその口は無くなり、10日ほどして肛門より長さ1尺1寸、頭に角が1本ある雨竜のような物が出てきた。
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カミノケ
1980年 宮崎県
日向国中村の近辺で、右頬に腫れ物が出来て、その傷口を破ったところ、猪脂膏のようなものが出てきて、その200本の髪の毛が出てきたという。その後傷は癒えたという。
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ツノ
1974年 広島県
寛政4年に備後国芦田郡常村の農夫が80歳を過ぎたところで額に角が生えた。そして翌年には角が落ちたという。
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シラミ
1980年
ある家に14歳ほどの子供がいた。その子は右の尻に毬ほどの瘤があり、それが痒く痛かった。そこでカミソリで切ってみたところ、中からしらみがこぼれ出でて、大きな箕2つほどの多さだった。その子は次第にやせ衰えて、4日ばかりした後に死んでしまった。
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カミサマ,キ
1995年 鹿児島県
15才のとき、山へ栗を採りに行った。村にしかない木が山にあったので珍しくて引き抜いた。これが神様が居る木であったらしい。それから14日間熱を出して意識不明の状態に陥った。いろいろ手を尽くしたけれども全快はしなかった。だが、すばたけ祭りの時、ネーシババの所へ行ったら治った。引き抜いた木は、半年を過ぎても枯れなかったという。
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キツネツキ
1922年 兵庫県
狐がついた事例は明治20年ごろにあった。3、40歳の男が狐につままれて家出したのを、村人が捜索した。その人は木陰に蹲っていたが、目はつり上がり、手足も縮まって狐の形に似ていた。家に帰ってからはいわゆる狐憑きになって、油揚げや豆腐ならばいくらでも食べた。その人の父が狐を攻めて、出ねば捻り殺すというと狐は瘤の形になり手先に進んで行った。指先に追い詰められ、男は「出る出る」と連呼しながら倒れ、手の瘤は消えていた。その後3日寝つづけて、1ヶ月はぼんやりしていたという。
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アカキケ,コリ
1983年 東京都
新道一番町の上原庄作の妻は、自分の臍から赤い毛が10本ほどでたのを見つけ、早速抜き取ってみると長さ2尺ほどあったという。ただ抜き取ってもまた生えてきて、かつ小便に黒い砂利が出てきたので、医者に診せたところ、これは狐狸の仕業ではないかといったという。
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キツネ
1974年 栃木県
1910年ごろのこと。話者の母が実家からサツマイモを担いで帰る途中、道が幾つも分かれている場所に出た。どちらに行ったものか考えていたら、手拭を被ったいい娘が歩いてゆくのでついて行くと、森の中に入っていってしまった。「助けてくれー」と声がしたので振り返ると、実家の方角に戻っていた。子どもが疱瘡で熱を出していたので、狐が化かした。
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カミカクシ
1930年 山梨県
男が芋を掘りに行き、神隠しにあって10日隠された。この間に金毘羅様へお詣りに行ったそうである。10日目に頭髪を乱して帰ってきた。
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(サルニナッタコ)
1974年 栃木県
下野国足尾宿の子が、5歳の時に行方不明になってしまった。10日ばかり後に庚申山という山に登ると、岩の上で多くの猿が遊んでいた。そのなかに子がいて、親が名を呼ぶとこちらにやってきた。見ると身体に毛が生えて猿になっていたという。
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ヤクシサマ
1985年 新潟県
話者が嫁入り後に体を壊していたとき、実家の父が毎日薬師様を拝んでいたところ、夢枕に白い髭のお爺さんが出て「必ずよくなる」と言った。次の日、話者の父が婚家を訪ねると、その家の薬師様の掛け軸のお姿が、昨日夢で見たお爺さんと同じだった。話者はそれからよくなった。
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(ガラッパ)
1989年 鹿児島県
夜に祭りに行ったおじいさんに、4、5年生くらいの男の子がすもうをとれと言う。「頭かかんな、頭かかんな」と言ったが水をこぼしてやると、その子の力が抜け、いつの間にかいなくなってしまった。
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タコヤクシ
1976年 東京都
額に多くのいぼができて困っていた女が、目黒のたこ薬師に祈ったところ、10日ばかりでみんな消えた。
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カミ
1980年 熊本県
球磨の武士である米良七左衛門の妻は、理由がないのに髪の毛が一夜に抜け落ちて、結ったまま枕元に落ちてしまったという。その後は老人の顔のようになってしまい、まれに短い毛が生えて来るという。
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オクリイヌ,ヤマイヌ
1929年 愛知県
夜遊びの帰り、送犬に尾けられ、恐ろしくて生きた心地もなく、かろうじて家へ帰ったが、毛髪の1本1本が抜け出て立っていた。5、60年前の話である。
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(ゾクシン),(シノゼンチョウ)
1933年 岩手県
死ぬ人は小鼻が落ちる。私の村の或爺が或朝あまりひげが生えてうるさいから削ろうと云うて、鏡を出してみたが、不意に家族に向かって言うには「なんだこれや俺は死ぬぞ。小鼻が落ちて居る」。もちろんそれまでの家人は縁起でもないとかわしたが、その翌日爺はころりと死んだ。
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1980年 京都府
革屋町で荒物を商っている家の子供が、ある時1本の歯が一夜にして約1寸(約3センチ)伸びたという。次の日に歯は根元から折れてしまったという。
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