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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘンゲ
1983年 愛知県
3月上旬のこと、尾張国愛知郡米津村の百姓五左衛門の娘・そねが27歳の時、陰部が非常に痛み、寒熱のことがあったが、持病の癪によるものかと思い痛みを隠していた。しかし4月下旬に陰部から男根が生じ、音声も男に変わったあたりから陰部の痛みはなくなったという。

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(ダンジョヘンジョウ)
1974年 愛知県
尾州愛智郡米津村の百姓・喜右衛門の娘そのは、4月初旬頃に陰部が痛み出し、翌月には男性器になったという。
類似事例

(ダンジョヘンジョウ)
1974年 愛知県
尾州米野木村の百姓喜右衛門の子は、生まれた時に男女の区別がつかなかった。成長すると容体気質が男子であった。また、ある出家者が、夢で女になるのを見て、目覚めると男性器が女性器になっており、声や姿も女となっていた。
類似事例

(ダンジョヘンジョウ)
1976年
慶長の頃、一老僧が弟子を連れあるところへ投宿した。その夜、弟子が腹痛を訴え、朝に及んで弟子の男根が没入して女根になった。老僧は弟子をその家に預けて去ったが、その後徐々に顔立ちや体も女になり、遂にはその家の嫁となって子も産んだという。
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(スクセノトガ)
1980年 群馬県
やしまの与三右衛門という人が碓氷峠に登った時、見知らぬ女性が彼の名を言ってきた。よく見てみると昔に見たことのある男性に似ていた。しかし話を聞くと、その女性は18歳の時に股の付け根が痛くなり、次第に女になったという。鶏の雄雌が変化することは、ままあることなので、あながち怪しむことではない。
類似事例

ユウチュウ
1973年 青森県
奥州南部領蒲野沢村に住む兵八は、文政7年6月20日に異物をはき出した。去年から腹痛がひどかったので鍼を用いて直そうとすると背中に痛みが逃げた。そして次第に腹が大きく膨れ、最後には臍が破れて大量の水が数日出てきた中に蚘蟲と思われる異物が入っていた。
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ショウヒ・コシモト
1980年 東京都
寛政4年(1792)に、江戸の村山にある家に奉公する16歳の婢は長く病気をしていた。腰痛がひどく、次第に痛みが足に移り、また瘡が多く出来たが、翌年の夏には完治した。ただ忽然とその婢は男性になってしまった。
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カミノケ
1980年 秋田県
天明年間に、出羽国秋田郡湊に三浦元春という医者がいた。ある淋病にかかった妓女を治療したところ、数日後にこぶし大の塊が陰部から下った。その塊物の中は髪の毛だったという。その後も何度か小さい塊が下りてくるが、それも髪の毛だった。
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ムジナ
1941年 秋田県
五右衛門爺さんの所へ狢が来て睾嚢を広げて暖をとっていたが、爺さんにひっくり返され、その際に睾嚢に入った炭火で大火傷を負って死んだ。次の晩、雌の狢(女房)がやってきたが、それも爺さんに殺された。
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(ダンジョヘンジョウ)
1974年 岡山県
備中国の檜物屋の娘である松が、ある夜に発熱したあと男子になったという。歳は17、8であった。
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ソウセイガッタイ,イケイノコ
1973年
文政10年の夏に、尾張の百姓銀之右衛門の妻きをが、体に頭が2つと手足が4本ずつある男子を産んだ。これは双子が合体したと考えられ、不祥な事とされた。
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ゴミシロウザエモンノツマ
1961年 山梨県
慶長年間の頃、五味四郎右衛門の妻は、生涯を通じて湯を嫌って水を用いてきたので、人々に竜女といわれた。また、この人は陰毛が竜神となる前触れの毛の丈だった。この一子は出家させられたが、それが日実上人だという。その後、婦人は妙な霊夢を感じて陰毛を3筋切り取り、女に与えて我に祈願をすれば、水難をのがれ、安産になるようにする、もしこの祈願に偽りがあれば、何年か経って不思議なことがある、その時には身延の常経と御嶽山と妙伝寺に必ず献納するようにといい、雨がはげしく降る日に釜無川に消えるように入った。その長毛を子安大明神として帯那の妙伝寺に祀ってある。
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ヘビ
1982年 福島県
五月の節供に菖蒲湯に入らなかった娘の元を、夜な夜な男が訪ねてきた。ある夜、男が帰ったあとをたどると裏の蛇の穴に入っていた。その夜娘の腹が痛くなり、はんぞを持って来て産ませたところ、蛇の卵を産んだ。
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(ミギワキカラノシュッサン)
1980年 福井県
越前国の有乳駅に住む馬夫・孫市の妻は27歳のときに妊娠したが、8ヶ月目に右腋の下に小さな瘡ができ、それが非常に腫れて痛んだ。孫市が外科医を呼ぶと、医者は癰と診断したので切除しようとした処、患部から膿血とともに死んだ赤子が出てきた。後にその妻の腋を見ても傷一つ無かったという。
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(ダンジョヘンジョウ)
1974年 徳島県
阿波国定方村に住む綱という娘は15、6歳の時に変じて男子となった。
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イギョウノコ
1982年 京都府
享保17年4月17日、福知山長町のある女が異形の子を産んだ。頭は犬に似て羽根、甲羅があり、手足には水かき、額に角があり牙2枚が生えていた。
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(オトコニナッタオンナ)
1976年 岡山県
備中野形村の文(ふみ)という婦人が陰部の病気に罹り、陰茎ができた。名を高橋屋与十郎と改め、妻をめとって2人の子をもうけた。文の姉も同様の病で男になった。
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(コドモガコヲウム)
1976年 茨城県
下総国相馬郡藤代村で、4歳の頃より経水が通じていた娘が、8歳の正月より止まったので、不審に思っていたところ、妊娠しており、9月に出産した。
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ウマズメ,コナキ
2003年 山梨県
七年間子が産めず、離縁されそうになった女性は、氏神にお願いして、帰り道に鼻緒が切れて間もなく妊娠したといわれる。
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フグリノオオキナオトコ
1980年 茨城県
常陸国のおしだというところに住む平六という男は、ふぐり(陰嚢)が非常に大きく、5斗米の俵ぐらいあり、立ちあがることもままならないという。
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ヘビ,リュウ,ウリュウノゴトクナルモノ
1974年 京都府
京あぶら小路二条上ル町で、元禄16年5月上旬、子供が急に発熱して中旬頃腹に腫物ができ、そこに口が開いて喋ったりものを食ったりするようになった。医者が薬をその口に飲ませたら10日程後に子供の肛門から竜のようなものが飛び出した。
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