キツネ 1955年 静岡県 狐憑きを落とすには、榛名さんのお札を借りてきて、病人の枕元で祀る。
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キツネ 1955年 静岡県 榛名さんのお札を借りていって祀ると、狐が離れる。
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ヤマイヌ,オイヌサマ,ツキモノ,キツネ 1995年 静岡県 狐などの憑き物が憑くと、加持祈祷とともに山住山か春埜山へお犬様のお影を借りに行く。四足が跡をつけてくる音がするが、それはお犬様がついて来ているからなので、後ろを振り返ってはならない。お影が近づくと、憑かれている病人は脅え出し、屋内を逃げ回ったりするという。そのお影を祀ると、1週間くらいで病人は治る。
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ツキモノ,キツネ,オサキ 1982年 群馬県 群馬県には憑物、特に狐(オサキ狐)が憑くという例が多い(以下参考文献列挙)。
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キツネツキ,ケンコ 1977年 ある人が言うには、狐憑きの人は四国に行くと憑き物がとれるという。これは四国には犬蠱があるからで、蠱と狐はその気が相反するからか。
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オイヌサマ,キツネ 1995年 長野県 狐に憑かれるのを防ぐためには三峰山からお犬様を借りてきて座敷へ祀る。狐つきを追い出すには食べ物や鉄砲を使う。
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キツネツキ,ヤマイヌ 1979年 静岡県 昔は狐憑きが多かった。狐に憑かれた人は、死んだ人の話をしたり、予知をしたりしたという。油揚げをくれとも言う。狐を落とすために、山住神社にお札をもらいに行くというが、その帰りに振り返ると山犬が帰ってしまうという。また、御岳の行者が来てお供え物をしんぜて、そのお供え物に憑き物を閉じこめて刀で切る真似をして、川に流したり焼いたりすると言う。
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キツネツキ 1976年 高知県 橘家の狐憑きの秘法では、被憑依者に幣を持たせて祈念し、弓を打ちつつ神歌をを詠じて病人の背に犬と字を書き、その背を叩くと狐は落ちると言われる。
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キツネ,ビングシイナリ 1968年 群馬県 榛名山のビングシ稲荷から賽銭と狐を借りてきて、翌年倍にして返す。そうすると、家の財産を倍にしてくれるという。
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キツネ 1985年 和歌山県 狐の嫁入りを見たときは、狐が足元にいるからすぐに足元を見るといいという。狐に憑かれた人は、玉置山に参ってくるという。
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キツネ,クダショー,オイヌサマ 1991年 静岡県 キツネやクダショーが憑いたときには、山住山か春埜山に行って祈祷し、お犬様のお影を迎える。お犬様が後ろについてきているので、絶対に振り返ってはならない。
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クダギツネ 1913年 長野県 狐憑きから狐を落とすことが出来るのは御嶽講の行者のみで、呪文を唱えて九字を切るなどした後、狐憑きを責めて落とすという。狐が体から出そうになると、その狐憑きを狐の出て来た家の前まで連れて行く。無事に連れられて行って帰ってくると落ちるが、途中で転ぶと狐は落ちるが命も絶えるといわれている。
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キツネツキ,キツネ 1977年 神奈川県 キツネ憑きの家へ入ると悪臭がするので、それとすぐに分かるのだという。キツネ憑きの前で富士講の拝みをあげ、その者の背中を数珠で打つとキツネが落ちると言われていた。
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オイヌサン,キツネ 1971年 岐阜県 狐に憑かれた人を治すには、串原集落の中山神社のお犬さんを借りてきて辻堂に祀るとよい。
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キツネツキ 1977年 山梨県 狐憑きは、熱にうなされて、自分でも「狐が憑いた」という。その時は行者さんに拝んでもらう。
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オイヌサン,キツネ 1971年 岐阜県 狐に憑かれた人を治すには、串原集落の中山神社のお犬さんを借りてきて病人の枕元に置くとよい。
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キツネツキ 1964年 神奈川県 狐憑きのいる家にはいると悪臭がするのですぐにわかる。病人の前で富士講のお拝み(経文)をあげて、その後で病人の背を数珠で打つと狐が落ちると言われている。横浜市鶴見区江ヶ崎町、川崎市小倉の事例。
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(ゾクシン) 1999年 岐阜県 中山神社で配布する犬の像の札は、家の入口や裏口に張るが、決して屋内には張らない。この札は、家の災難から守ってくれるという。
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キツネツキ 1964年 神奈川県 富士講の先達の話では、狐憑きのいる家に入ると、なんともいえない嫌な臭いがするのですぐにわかる。お拝みをあげていると、急に背や肩、膝がずしっと重くなることがある。これは狐が飛び乗ったからだという。しかし神通力のある行者だと、狐は負けて病人から離れるという。横浜市港北区川向町の事例。
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クダキツネ 1974年 静岡県 遠州にクダ狐が人に憑くという話があり、その人は生味噌だけ食るという。味噌樽のうわべを残し、中を食い尽くして空にするという。これに憑かれたら、秩父の三峰権現から御狗を借りてくる。それで免れるという。
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